半日、時間があったので、さっさと設計を終わらせました。計算は手計算。回路図はパソコンで。エクセルでアンプ設計シートを作っていますが、今回は使わずに、頭を使いました。設計途中でいろいろ悩んで、真空管は出力管が5998、初段管がEC86(6CM4)となっています。回路図では出力管が6520になっていますが、間違い。どうも6520(6AS7)はバイアスが深くて設計しにくい印象。
全く何もない状態から作るので、キットのように組み上げて完成というわけではありません。計算から出た値と実際に存在する製品が違う場合がほとんどで、実際の製品に合わせて修正しながら、回路図を完成させていきます。ネットがないころは、パーツ屋にあるもので作らなければという感じでしたが、今ではどんな小さな電子パーツでも通販ができます。秋葉原が近いところなら毎日通うでしょうね。ネットがないころは地方ではこのような電子工作は大変だったはずです。
また、これを作り上げてからも、各チェックポイントでの電圧が異なる場合があるので、いくつかのパーツを用意して調整します。今記入している電圧値は計算上の値。
次は積算。これを作るのにいくら??
真空管はすでに持っているもの。大物はトランス。意外と高くつくのはコンデンサ。
概算4万円というところでしょう。