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山遊び・海遊びやカメラ・写真、星、電子工作(真空管・スピーカー等)の記事を中心にブログに掲載しています
南竹 成己

6V6GTの場合

2013年05月23日 | インポート
Dsc_0249
6V6GTにすると、こうなりました。

6L6に比べると、小粒な6V6GT。ゲッター(真空管内の真空度を保つための材料)を基部に吹き付けてあるため、トップがクリアになっています。よってヒーターの明かり、カソードの赤熱がもろに見えます。

この改修アンプ。初段が12BH7、出力段が6V6または6L6。シンプルな2段構成のプッシュプルアンプ。見た目のゴツサとは裏腹に増幅度は大きくありません。でも空間再現性・音像定位は抜群となりました。ボーカルは目の前で歌い、楽器の距離感もよくわかります。こんな感情を込めていたのかというニュアンスもよく伝わってきます。

アンプを作る前は、オーディオはスピーカーだ。とスピーカー至上主義でした。でもアンプを自作するようになってからアンプでの違いがよくわかります。音の厚みやこのような空間再現性。低域の締まり具合。ひとつはっきり言えるのが、10万円以上もかけた市販のアンプよりも3万円程度で作り上げたシンプルな自作のアンプのほうが音を出した瞬間よく聴こえました。組み合わせるスピーカーがあって、これぐらいの音量が必要で、それに最低限なアンプをと考えるとシンプルで安上がりで済んだからか? 市販のアンプは、どんなスピーカーでも鳴らせて、どんな空間でも十分な音量をという難しさがあるんでしょうね。今回低能率のスピーカーでも鳴らすmaki-ampを作っていますが、やはりパワーと音質のバランスは設計上難しいところです。両立しようとするとコストが上がります。

ん?つまりはやはり前提に、高能率のいいスピーカーがあってということか??

独り言でした。





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