ボヤキまSHOW

I talk to the window ~窓に語りて~

波平、ヨソの子を叱る。

2007-06-24 22:04:41 | わたくし事

今日、久々に「サザエさん」を見ました。

なんかワカメちゃんの声が変わってました。
以前はドラえもんの「しずかちゃん」の声でしたが。

いずれサザエさんの声も変わってしまうんですね。
ドラえもんが変わってしまったように。

それで、今日のサザエさん見てて思ったんですが、やっぱりサザエさんの世界も、時代に合わせて変化してるんだなと感じました。
こんなシーンがありました。

波平が会社帰りに公園前を通ると、夕方遅い時間だというのに数人の子が遊んでたんです。
それを見た波平が注意するんです。「キミタチ、こんな遅くまで遊んでたら、お母さんが心配するぞ!」ってな感じで。そしたら、注意した子の中にワカメのクラスメイトの子がいたんですね。
波平が家に帰ってその事をワカメに話してると、「注意されたクラスメイトの子」のお母さんから電話がかかってきました。それはお礼の電話でした。

ここまでなら昔でも通用するんですね。
この後のマスオさんの一言に「時代の変化」を感じさせられました。

ちゃんとしたセリフは覚えてないんですが、要するにヨソの子を叱った波平を称えつつ、叱られた子の母親の対応も褒めてたんですね。

これを見た時、昔は当たり前だった事が今はそうではなくなってしまったんだという事を感じると共に、今の世の中の「ズレ」も感じました。

他人の子を叱る大人なんかもうほとんどいませんね。子の親は、我が子が叱られたとなれば叱った人に文句言ったり、何でも全て学校のせいにしたり。無責任時代です。

そう言えば、昨日テレビで見たんですが、未成年者の万引きの件数はずっと横ばいなのに、中高年の万引きの件数が近年かなり増えてきてるという。70歳のオバアチャンとか、やるんですよ。そういう人が増えてるって事は、そういう育ち方した人が多いって事ですかね。だとすると、今のモラールに欠ける世の中っていうのは終戦後くらいに芽生えてるんじゃないですかね。

いつの間にやら私(わたくし)より「年下」になってしまったサザエさん。昔の回想シーンも時代に合わせて変化していくんでしょうか。