桂林の竹江桟橋を9時半に出航して、陽朔に着いたのは13時45分でした。
ここは桂林を旅行する人たちには人気の町(宿泊費などが安く、少数民族との交流が安易など)のようで、ここを起点にして観光して回る人も多いようです。
私たちのツアーはこのお土産街を通ってバスに乗り換え溯源の遇龍河に行きます。
他にもこのオプションには参加せず自由に観光する人、ここで別れてこの街で泊まる人などに分かれました。
私たちも初めは天気も悪いし川遊びの気分でもないので、自由に街を観光しようと思ったのですが、
お土産屋さんを冷かすだけでは時間がつぶせないので取りあえず参加することにしました。
少数民族の織物や刺繍、銀細工が沢山並んで居ました。
民族楽器を奏でながら、笛を売っているおじさんもいました。
夫はここでも扇子売りのおばさんに掴まってしまい、なかなか離してもらえません。
ここで私はこの旅行で最も忘れられない出来事に出合いました。
土産街を抜けて広場に出ると沢山の物売りの女性たちが居ました。、
その中の一人がニコニコ笑いながら近づいてきました。 私はなぜか彼女がろうあ者であることがすぐにわかりました。
(失礼な話ですが)私はとても嬉しくて、
覚えていた中国手話で「我认识你很高兴!」「あなたにお会いできてとても嬉しいです」と話しかけました。
彼女もとても嬉しそうに手話で話してきます。
私はまだ沢山の中国手話は知りませんが、日本で手話を学んでいたせいか彼女が言っていることが何となく分かりました。
そんなに長い時間ではなかったのですが、中国に来て初めてろうあ者と手話で話すことができ、貴重な経験になりました。
彼女も健聴者と手話で話せてうれしかったのでしょうか、品物を売るのを忘れていましたよ!
その間、夫は別の物売りの女性に掴まっていました。
街中に小さな黄色の車が沢山走っていました。
観光客用の白タクかと思っていましたら、ガイドさんから「あれはこの街のバスだ」と説明がありました。
バスで30分ほど走ったところに遇龍河がありました。
このオプションは一人150元也。
国慶節の観光客を見込んでか、沢山の筏が浮かんでいます。
足元のおぼつかない私は夫に助けられて筏に乗ります。 幸いに私たちの筏には滑り止めの網が敷いてあって助かりました。
そんなに大きな川ではないので筏で一杯です。
子どもたちやわかいひとたちは水鉄砲で水をかけあって遊び始めました。
見ている私はハラハラですが、流石若い人たちのバランス感覚は凄いですね。
途中いくつか堰があって、その度私たちは下され船頭さんは自力で筏を堰の上に持ち上げます。
船頭さんの中には女性も居ましたが、大変な仕事です!
私たちはバスで来ましたが、レンタサイクルで観光している人たちが沢山いました。
川にかかった橋の上で自転車を停め、暫し筏遊びを眺めている人たちが居ました。
最後の一段高い堰を滑り下って行きます。
初めは躊躇しましたが、ゆったりと筏に乗って川遊びをするのも楽しいものですね!
帰りはバスに乗って2時間半ほどで桂林に到着です。
明日は「龍勝棚田」と「義江縁」観光です。