帰国時に私の家庭教師のLさん一家にお土産をあげていました。
今日の午後、お昼寝をしていると私の携帯が鳴って「今何してますかぁ?」とLさんの声。
「お昼寝中ですよ!」・・「じゃあ、15分後に行きます!」
かっきり15分後にドアがノックされ、そこにはLさんとおばさんご夫婦が手に大きな荷物を下げて立っていました。
「Lさん、何でおばさん達が一緒だと言わなかったの? こんな格好で失礼じゃないの!」
でも、これは中国では大丈夫なのです・・・一応、日本の常識が過ぎりましたが・・・
自分たちが突然来たのだからと、相手がどんな状態であろうと気にしないのです。
叔母さんご夫婦はお土産のお礼を言われて荷物を置いてさっと帰って行かれました。
叔母さんご夫婦を送って帰ってきたLさんは早速頂き物の説明を始めます。 これはおばさんからです。 秋吉先生はピーナツが好きだから・・・。
立派な化粧箱に殻付ピーナツと密滴花生(honey Roasted peanuts)に紅茶葉が入っています。
箱にはきちんと産地が記され(中国では余程の物でないと産地は記されていない)、有機栽培とあります。
これは父からです。 秋吉太太の食べてる小米(粟)も入ってるよ!
私が粟粥を、夫も雑穀米を食べているのを御存じで選んで下さったのでしょう。 これまた立派な化粧箱に入った雑穀が8種類(小豆、大豆、黒豆、麦、緑豆、高粱米、小米、大黄米)が入っていました。
高粱はまだ食べたことが無いので楽しみです、早速効能を調べなきゃ!
これは母から、林檎まだある?
私が毎朝人参と林檎のジュースを飲んでいるのを知っているのです。 「ちょうど昨日で無くなったので、明日買いに行こうと思ってたとこなの。 ありがとう!」 段ボール一杯のリンゴです。
人様から頂いたものをこんな風に披露するなんて、日本では失礼になると思うのですが・・・
中国では大丈夫なのです。 自分がしたことに自負があるので、それだけこちらも喜んでいると思ってくれるようですよ。 (何ともおおらか!)
最近はもう慣れてきましたので喜んで頂きましたが、中国人のこの様な热亲 reqing42(日本の熱情と同じような意味でも使いますが、この場合は心がこもっている;親切)には驚かされます。
Lさんには「この様なことを日本では『海老で鯛を釣る』と言いうのよ!」と教えておきました