昨日は念願の京劇を観に行った。
元来、歌舞伎好きの私は中国の京劇にも興味があって、いつも観に行くことは出来ないので誕生日の記念行事として京劇を観に行くことを決めた。
しかし、去年は情報が得られず観ることは出来なかった。 今年は早くから中国人の友人に情報を集めてくれるように依頼していた。
島には常設の京劇院はないが時々京劇が公演される劇場があると友人が教えてくれ、昨日観劇を果たすことが出来た。
誕生日は来週の土曜日なのだが、先日「日本語スピーチコンテスト」で優勝したZさんのお祝いも兼ねて3人で食事をすることにした。
場所は先日行ってとても気に入った韓国料理の「紫霞門」
Zさんも記念撮影
料理は先日私が食べたセットメニューの量で充分だと思ったのだが、あれはランチメニューで夜はないとの事。
一番量の少ない「竹」を注文する。
その際発見したのだが、中国では「松、竹、梅」ではなく「梅、蘭、松、竹」と表示するようだ
1;先ずさっと生ものが並ぶ サーモンのお造り、サーモンサラダ、生野菜、白菜の漬物
2;ランチメニューにもあった韓国麺の料理(聞き覚えのある名前だったがまたも忘れてしまった)
3;骨付き肉の煮込みと焼き肉 4;エノキの豚肉巻(日本のものと同じ)
5;小さく焼いた薄い餅に具を載せて食べる
6;ニンニクの串揚げ(夫が食べられないので私が2本も頂く)
7;鯖(夫が大喜び) 8;海鮮チヂミ 9;鉄板焼き麺(麺と野菜に特有のタレを絡めて)
10;うどん鍋 11;デザート(日本の金時の様なもので、店員さんが掻き混ぜて注いでくれる))
老人二人とお昼をたっぷり食べたので・・と言うZさんと3人では食べきれない量だった(量が多そうだったので2人前を注文し3人で食べたのだが)
このお店は焼き肉専門店ではないので、焼き肉はお肉を見せた後部屋の隅にあるコーナーで店員さんが焼いて持って来てくれる
先日ピンボケだったトイレはZさんもとても気に入った様子
開場の時間になったので、Zさんと別れて、中山公園の上の方にあると言う劇場にタクシーで急ぐ
着いた劇場には「青島京劇院」と言う文字がある。 以前は京劇の専用劇場だったのだろう
開演は7:15となっていたが私たちが到着した7時前にはもう沢山の観客が席に付いている。
何故だか子供が多く、場内を走り回り幕の隙間から舞台の中を覗いたりしている。
劇場内はとても狭く、座席は100席足らずのようだ。
【火烧裴元庆】
隋唐時代のこと将辛文礼と言う武将と裴元庆と言う二人の武将が瓦岗寨と言う場所を奪い合って戦うと言う話
【乌盆记】
扬州商人李浩を丁千と江万里と言う二人が共謀して殺してしまい骨を土と混ぜて乌盆を作り老人に売りつけることから始まる話
【断橋】
昔々、峨眉山に千年以上にわたり修行をしていた白と青の二匹の蛇がいた。二匹は人の世の美しい景色にあこがれ、二人の美女に身を変えて、「白素貞」と「小青」と名乗り、有名な景勝地・杭州の西湖にやってきた。そこで白娘子は人間界に住む書生の許仙と出会い、彼と相思相愛の仲に。やがて二人は夫婦となって幸せに暮らし始めたが、金山寺の和尚・法海は白娘子の正体が人間ではないことを見抜き、彼女を雷峰塔の下へ閉じ込めてしまう。
と言う「白蛇伝説」に基づいてつくられた京劇
【刺王僚】
姬光は吴王姬僚の弟。 宴会の席上は料理人を装い魚の中に刀を隠し魚を献上すると見せかけて姬僚を刺し殺す。 そして、兄に代わって王となると言う話
吴王姬僚
宴会 右端が姬光
料理人に扮した姬光
姬僚を刺し殺す
北京の劇場では日本語の解説器を借りることが出来、大連では演目や内容を日本語で書いた紙が配られたので内容を理解して楽しむことが出来たが、この劇場は電光掲示板に演目が表示され、一部の台詞が書き出されるだけであったためなかなか理解しづらかった。
ただ嬉しかったのは断片的にではあるが台詞が聞き取れたことである。
来年も是非観劇の機会が得られることを願っている
翻訳機があるところと、電光掲示板に翻訳が出るのがあるのですね。
よかった・・・!!一番心配なのが言語でしたから。
中国語だけだと意味がわからず残念ですから。
ホント、いつか見たいです!!
ありがとうございます~
誕生日のプレゼントはまた金曜日ね~本当の誕生日のとき~~
私は北京で初めて見ましたが偶然歌舞伎の玉三郎さんが京劇の体験に来た劇場でした。
京劇は独特の発声でとても面白いですが、役者によって上手下手があります。
これから色々と勉強する必要があると思っています。
やはり、北京の劇場が一番質が高いでしょうね。
「mottainai」と言う世界語にもなっています。
と言う訳で、この「もったいない精神」を発揮して
頑張った結果、私は今日になっても胃薬のお世話になっています。
歳を取ったら無理はできませんね!
別客気! お気遣いなく!・・金曜日を楽しみにしています。