もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「メイドインジャパン」感想

2013-02-14 11:07:47 | ドラマ
今まで、NHKのドラマは見てこなかったんですが、

・・・というより、ちょっと前まで、NHKのドラマっていうと
朝ドラと、大河と時代劇って印象で・・・
あ~すごい昔は「銀河テレビ小説」なんてのもあったけど。

そんな印象だったんですが、ここんとこ意欲的ですよね。
予算もあるし、視聴率を気にしていないのか(笑い)、いいドラマがたくさん出てきてます。

で、このドラマは3話連続。
珍しくNHKに唐沢さんが出るということで、楽しみにしてました。

3話見ましたが。。。いやあ~面白かった。
ただ、私、電機メーカー出身なんで。。。テレビ作ってなかったですけどね。
なんかね、見てて胸が痛くなる内容でした。

転勤後にいたのが、液晶を作ってる事業部だったんで。。。よけいね。
身につまされるというか、他人事でないというか、見ていてつらかったです。

特にタクミで、開発を打ち切られ、技術者としてのプライドを傷つけられ、
そして中国のライシェに渡った、迫田の気持ちがつらくてね~

3話での記者会見、迫田は、自分の技術者としての気持ちを語ります。
これがメイドインジャパンの魂なんだなって思いました。
そしてさらに、ライシェで発火事故があったことも告げます。
技術者として不完全なものを世に出すわけにはいかない・・・
本当の技術者ですよね。

こういう人たちが作り出したものが、「メイドインジャパン」として認められてたわけです。

一生懸命地道に研究をつづけ、技術を開発し、製品化する。
そしてその製品の安全性まで確実にしてから、出荷する。

私がいた会社でも、そうやって製品化してたはずです。
だからこそ、メイドインジャパンの製品は世界に信頼されているわけです。

安ければいいってもんじゃない。

それがいつの間にか、ちょっとくらい悪くたって、すぐ壊れたって、安ければいいや!って
世の中変わっていってしまった。
そして、後追いで出てきた、中国や韓国のメーカーにどんどん市場を奪われて、

日本のメーカーはリストラや事業整理を行い、迫田のような人を作り出してしまってるわけです。
悪循環ですよね。

結局、矢作たちのタクミの再建戦略室では、ライシェと手を組み、もっといいものを開発していこう製品化していこうという
ことになりました。
最後はきれいにまとまったってことですね。


この話に、
矢作たち戦略室のメンバーの家庭の話。。。みんな、家庭を守りながら、一生懸命戦っているってことですよね。
それと迫田の家庭の話。
迫田はタクミをやめ、ライシェに行ったが、妻は中国の生活になじめずに事故死。悲しいです。
そして息子は、父とは連絡を取らず、新聞記者になった。
矢作の娘に近づいて、いろいろ情報を聞き出そうとしていたけど、最後の最後、父親の記者会見で
父の言葉で父の真実の気持ちを語らせたのはよかったです。泣けました。


3話ではちょっと短かったですね。

タクミとライシェの話だけでなく、家族の話とか、離婚の話とか、タクミの創業者の会長とその息子の社長の話とか
そういうのを入れて、3話で解決を図ったので、3話目は、なんか話が散らばりすぎてしまった気がしました
もったいない。

でも、すごく見応えがあってよかった。
こういう社会派のドラマ、どんどんやってほしいです。

唐沢さんはさすがですね。すごい上手い。
それと、、、高橋克実さん、ホントに上手い。
1話で中国のライシェに矢作たちが行ったときに、、、迫田が出てきた。。。なんかそのときの克実さんに鳥肌たちました。

NHKは再放送もしてくれるだろうから
見逃した方は絶対見てほしいと思うドラマです。

特に、、、メーカー勤務の方は必見です。
コメント
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