アトリエダンカン「教授」 シアターコクーン 2013.02.13 14:00~
椎名桔平さん主演ということで、どんな内容かもよくわからずに、チケットをゲット。
あとから調べたら、「流行歌の時代を、独自の価値観で生きた歌好きの免疫教授、そして、観念的な恋愛に己をささげた助手」という長いタイトルと「昭和歌謡クロニクル」と題したライブがあるという・・・それも毎回ゲストが登場とか。
いったい、どんな芝居?と、思いながら行ってきました。
正直、そんなに期待しないで行ったもんで、期待以上の面白さでした。
ちょっと、得した気分(笑い)
私の年代よりももう少し上の人の方が楽しめたかなあ。。。私の母を連れて行けばよかったなって思いました。
なんせ、この日の歌のゲストは、園まりさんで、私より母の方が詳しいよな~って感じでしたから。
公式HPより
安保闘争・労働争議などが湧き起こる、高度経済成長期の、60年代日本。
これは、そんな時代の趨勢とは無関係に生きていた、「寄生虫」を研究する、ある変わり者の教授と、教授を見つめ続けた助手、また、それを取り巻く、“時代”を生きる人々の物語である。社会とは無関係に生きているかに見えた“教授”だが、彼が唯一、社会との接点を持ったのは、「流行歌」を愛したことであった――。
60年代は政治の時代であるとともに、「流行歌の時代」でもある。性別・世代を超え、日本中の人々が同じ「流行歌」を、生きるうえでの伴侶としていた時代。
60年代を代表する作家・時代の寵児と言えば、間違いなく五木寛之だろう。本作は、五木寛之の流行歌にまつわるエッセイ「わが人生の歌がたり」に着想を受け、現在、世界中で一躍ブームを巻き起こしている「昭和歌謡」の世界観を色濃く匂わせながら、オリジナルの演劇作品を鈴木勝秀が書き下ろす。
五木寛之さんのエッセイがもとになっているってことですね~
まだ公演中なので、少しスペースあけます。
これから観劇される方は、ご注意ください
舞台は大学の研究室。それも寄生虫の研究。教授は桔平さん。
その研究室の助教授が岡田さん、助手に田中麗奈ちゃん。
桔平さんの研究室に、安保闘争の最中に警察から、学生が逃げてきたところから芝居は始まる。学生は田中麗奈ちゃんと高橋一生さん
教授はまったく安保などには興味がない。彼は寄生虫しか興味がない。
田中麗奈ちゃんは、教授に興味をもつ
そして舞台が変わり、それから10年近くがたち、田中麗奈ちゃんは桔平さんの研究室で助手をやっている。
高橋一生さんは厚生省の役人をしている。
そして、麗奈ちゃんは教授のことが好きなのだが。。。
途中、他の学科の教授たちとのやり取りがあったり、麗奈ちゃんの実家の兄が、見合いをすすめにきたり・・・とはあるが、
基本、淡々と進んでいく。
そして、一人の学生が・・・実は教授の息子だと現れ、母を捨てた教授を恨むと殺そうとする。
しかし、学生は教授を撃つことができず、教授に抱きしめられ・・・・
自分を好きだという麗奈ちゃんに、事実や過去を打ち明け、そして二人は心を通い合わせる。
途中途中、中村中さんの弾き語りが入ってきます。
そう、セットの奥の上にピアノがあって、そこで中村さんはずっとスタンバイで、弾き語りをするんです。
そのもの悲しい切ない歌声が、この芝居ととてもあっていて胸を打ちます。
静かなお芝居だけど、何か心を打たれる芝居でした。
惜しむらくは、昭和歌謡とのつながりが、あまり感じられなかったことでしょうか?
歌好きな教授という割にはあまり・・・
「アカシアの雨」くらいかな。歌にまつわる話をしたのと、あと戦争からの引き上げのときの歌の話くらい
もう少し、絡ませてくるかなと思ったんですけど。
だから、終わってから、昭和歌謡と芝居は、別物って感じ?って思っちゃいました
あ~でも上条恒彦さんの「出発の歌」は圧巻でした。
もうけっこうなお年だと思うのに、いい声のままで、感動でした。
桔平さんはさすがの演技力でしたね。何か影があり、周りを踏み込ませない雰囲気を醸し出している教授を演じきってました。
最後、もっと麗奈ちゃんをしっかり抱きしめてあげてよ~なんて思っちゃう
でも、教授はそうはできないんですよね。。切ない。
そして麗奈ちゃんは・・・顔が小さい(まずそこかい?)
なんかね一途な感じがぴったりでした。
このお二人以外は、高橋一生さんくらいがよく出てくるけど、あとの方はあんまり出番がなく残念でした。
全体的に静かなお芝居でした。
でも、何か心に残る、いいお芝居で、とてもよかったです。
終わってから、昭和歌謡クロニクルというアフターライブ
中村中さんが進行役で、毎回違うゲスト・・・・この回は園まりさん
おいくつなんでしょう。中村さんが27歳で、それより40は上とおっしゃってたんで・・・
「逢いたくて逢いたくて」を歌ってくれたのですが、情感たっぷりでした。
昔クラシックも勉強してらしたとのことで、発声がしっかりされてるからか、すごく声が出てて、すごいな!って。
ほら、最近、80年代とか90年代流行った方々が、歌番組とかで歌ってることがあるけど、声が全然出てない方、けっこういるじゃないですか?そういう方と比べて、ずっと年齢が上なのに、さすがだなって思いました。
現役ですね~
歌にまつわるお話を聞いたり、楽しかったです。
それと、中村さんのピアノもすばらしかった。
アフターライブではいろいろな方が出られてますが、鈴木雅之さんとか一青窈さんとかのときも見てみたかったです。
とても楽しめたお芝居でした~
椎名桔平さん主演ということで、どんな内容かもよくわからずに、チケットをゲット。
あとから調べたら、「流行歌の時代を、独自の価値観で生きた歌好きの免疫教授、そして、観念的な恋愛に己をささげた助手」という長いタイトルと「昭和歌謡クロニクル」と題したライブがあるという・・・それも毎回ゲストが登場とか。
いったい、どんな芝居?と、思いながら行ってきました。
正直、そんなに期待しないで行ったもんで、期待以上の面白さでした。
ちょっと、得した気分(笑い)
私の年代よりももう少し上の人の方が楽しめたかなあ。。。私の母を連れて行けばよかったなって思いました。
なんせ、この日の歌のゲストは、園まりさんで、私より母の方が詳しいよな~って感じでしたから。
公式HPより
安保闘争・労働争議などが湧き起こる、高度経済成長期の、60年代日本。
これは、そんな時代の趨勢とは無関係に生きていた、「寄生虫」を研究する、ある変わり者の教授と、教授を見つめ続けた助手、また、それを取り巻く、“時代”を生きる人々の物語である。社会とは無関係に生きているかに見えた“教授”だが、彼が唯一、社会との接点を持ったのは、「流行歌」を愛したことであった――。
60年代は政治の時代であるとともに、「流行歌の時代」でもある。性別・世代を超え、日本中の人々が同じ「流行歌」を、生きるうえでの伴侶としていた時代。
60年代を代表する作家・時代の寵児と言えば、間違いなく五木寛之だろう。本作は、五木寛之の流行歌にまつわるエッセイ「わが人生の歌がたり」に着想を受け、現在、世界中で一躍ブームを巻き起こしている「昭和歌謡」の世界観を色濃く匂わせながら、オリジナルの演劇作品を鈴木勝秀が書き下ろす。
五木寛之さんのエッセイがもとになっているってことですね~
まだ公演中なので、少しスペースあけます。
これから観劇される方は、ご注意ください
舞台は大学の研究室。それも寄生虫の研究。教授は桔平さん。
その研究室の助教授が岡田さん、助手に田中麗奈ちゃん。
桔平さんの研究室に、安保闘争の最中に警察から、学生が逃げてきたところから芝居は始まる。学生は田中麗奈ちゃんと高橋一生さん
教授はまったく安保などには興味がない。彼は寄生虫しか興味がない。
田中麗奈ちゃんは、教授に興味をもつ
そして舞台が変わり、それから10年近くがたち、田中麗奈ちゃんは桔平さんの研究室で助手をやっている。
高橋一生さんは厚生省の役人をしている。
そして、麗奈ちゃんは教授のことが好きなのだが。。。
途中、他の学科の教授たちとのやり取りがあったり、麗奈ちゃんの実家の兄が、見合いをすすめにきたり・・・とはあるが、
基本、淡々と進んでいく。
そして、一人の学生が・・・実は教授の息子だと現れ、母を捨てた教授を恨むと殺そうとする。
しかし、学生は教授を撃つことができず、教授に抱きしめられ・・・・
自分を好きだという麗奈ちゃんに、事実や過去を打ち明け、そして二人は心を通い合わせる。
途中途中、中村中さんの弾き語りが入ってきます。
そう、セットの奥の上にピアノがあって、そこで中村さんはずっとスタンバイで、弾き語りをするんです。
そのもの悲しい切ない歌声が、この芝居ととてもあっていて胸を打ちます。
静かなお芝居だけど、何か心を打たれる芝居でした。
惜しむらくは、昭和歌謡とのつながりが、あまり感じられなかったことでしょうか?
歌好きな教授という割にはあまり・・・
「アカシアの雨」くらいかな。歌にまつわる話をしたのと、あと戦争からの引き上げのときの歌の話くらい
もう少し、絡ませてくるかなと思ったんですけど。
だから、終わってから、昭和歌謡と芝居は、別物って感じ?って思っちゃいました
あ~でも上条恒彦さんの「出発の歌」は圧巻でした。
もうけっこうなお年だと思うのに、いい声のままで、感動でした。
桔平さんはさすがの演技力でしたね。何か影があり、周りを踏み込ませない雰囲気を醸し出している教授を演じきってました。
最後、もっと麗奈ちゃんをしっかり抱きしめてあげてよ~なんて思っちゃう
でも、教授はそうはできないんですよね。。切ない。
そして麗奈ちゃんは・・・顔が小さい(まずそこかい?)
なんかね一途な感じがぴったりでした。
このお二人以外は、高橋一生さんくらいがよく出てくるけど、あとの方はあんまり出番がなく残念でした。
全体的に静かなお芝居でした。
でも、何か心に残る、いいお芝居で、とてもよかったです。
終わってから、昭和歌謡クロニクルというアフターライブ
中村中さんが進行役で、毎回違うゲスト・・・・この回は園まりさん
おいくつなんでしょう。中村さんが27歳で、それより40は上とおっしゃってたんで・・・
「逢いたくて逢いたくて」を歌ってくれたのですが、情感たっぷりでした。
昔クラシックも勉強してらしたとのことで、発声がしっかりされてるからか、すごく声が出てて、すごいな!って。
ほら、最近、80年代とか90年代流行った方々が、歌番組とかで歌ってることがあるけど、声が全然出てない方、けっこういるじゃないですか?そういう方と比べて、ずっと年齢が上なのに、さすがだなって思いました。
現役ですね~
歌にまつわるお話を聞いたり、楽しかったです。
それと、中村さんのピアノもすばらしかった。
アフターライブではいろいろな方が出られてますが、鈴木雅之さんとか一青窈さんとかのときも見てみたかったです。
とても楽しめたお芝居でした~