もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

アートな日。美術館に行ってきました

2023-08-16 16:16:21 | 日常

職場がお盆休みで、少しのんびりしようかな~なんて思ってましたが、
まあ、12日に日立台に行ったし、14日は直人ポッターに会いにいったし。。。
だったら、15日も出かけようかな~と。

ところが、台風7号の影響で、ゲリラ豪雨があるかもしれない・・・
関西・中部の方や、鳥取地方の方は、本当に大変でしたね。
被害が最小限であったことを願ってます。
関東は、そこまでの雨風はなさそうだったので、お出かけしてきました。

そう、この日はアートな気分で。。。ということで、
以前にチケットぴあのポイントで引き換えていた、美術展のハシゴをしてきたのでした。

1つ目は、虎ノ門にある菊池寛実記念 智美術館
ここは陶芸の展示の美術館で、「河本五郎 - 反骨の陶芸」という展示を行っております。

美術には詳しくないんですが、絵画もよく鎌倉の近代美術館に昔は行ってたり、
ぼーっと見るのは好きなんです。
なんか、心が洗われる気がするんですよね。
技術とか背景とかそういうのには疎いんですが、美術館の雰囲気とかが単に好きなんです。

ということで、本当に久々に。。。

河本五郎さんという方は、家業が染付磁器だそうですが、まずは陶器で才能を発揮し、
その後磁器に制作を移行。そして陶磁器の作品を完成させていった方だそうです。

階段の踊り場にあった作品のみ撮影可能ということで、撮ってきました。


すごく面白かった。特に陶器の作品は、いろいろな土を使って、粗さや色合いなどの違いを生かした作品が
気に入りました。素材をそのまま生かしたように感じる表情がステキでした。

それから磁器の方も、箱型の器の動き、、、まっすぐじゃない線、うねっている表面、そういうところに
描いてある模様や絵、色合いも独特で・・・
普通箱とか、四角形とか六角形とかだと思うのに、五角形や七角形ってのが新鮮で、そういうところに感動しちゃいました。

館内は、人も割と少なくて、シーンとした張り詰めた感じの空気が心地よく、
あっという間に見終わっちゃうかなと思ったけど、見ごたえがあって、けっこう長居してしまってびっくりしちゃいました。
この静まった空気に心が洗われました。

 

ランチ休憩してから、次の目的地へ。

次は白金台にある、東京都庭園美術館。

ここで開催されているのは「フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン」

ガラス好きなんですよね~
小樽とかのガラス工房とか、展示館とかもよく行ってました。
単純にきれいですよね。ガラスって。

こちらは、人が多かった。。。なので、ちょっと引き締まった空気感が感じられずにちょっと残念。
やっぱりお盆休みだしね。
撮影は自由でした。皆さん、パシャパシャと撮ってらしたけど、私は、、、気に入ったものだけいくつか撮ってきました。
作品の作成過程のビデオとかもあって面白かったな。

フィンランドで、デザイナーと職人との協働作業によって生まれたガラス作品の展覧会。
1930年代から現在までの8名のデザイナーの作品が展示されていました。
1人ずつ個性があって面白かった。。。そしてきれいだった。

フィンランドを取り巻く世情とかも関係して、その時代その時代の作品が生まれた背景もなんとなく
わかったし。。。今は、ガラス製作所というところでデザイナーたちが新しい作品を生み出しているんですね。

初期の作品、アルヴァ&アイノ・アアルトさんの「アアルト・フラワー」
これ、すごく気に入りました。お皿と鉢とボウルを重ねて、お花のように仕上げてるって素敵ですよね。

 

第二次世界大戦後のデザイナーのカイ・フランクさんのこの作品
タイトルは忘れちゃったけど、
灰の気泡を混ぜて作った作品だそうで、すごく表情がありますよね。
彼のこういう技術を使った作品展示されてましたが、私はこの灰の気泡のが一番気に入りました。
いろんな角度からしばらく眺めてました。。。(人が多かったからもっと見てたかったな)

 

同じころのタピオ・ヴィルッカラさんのこの作品「サーカス」
これも繊細。。。
写真が下手だからうまく見えないけど、模様がね、2種類の表現で繊細に仕上げているの。
めっちゃ可愛いし、お茶目だし、、、いいな~

 

ティモ・サルパネヴァさんの作品の「サンポール」
これ、ガラスの器の中に、ガラスの糸?っていうの?が3本かな、通っているの。
どうやって作るんだろうって、考えちゃったけど。すごくないですか?

 

そして、一番気に入ったのが、オイヴァ・トイッカさんの「知恵の樹」
めちゃくちゃ素敵ですよね。色も素敵だし、遊び心満載。
見ているだけで、笑顔になれちゃう作品。
思わず、後ろからも写真撮っちゃった(笑い)


どの作品もすばらしかったけど、気に入った作品がいくつもあって、暑かったけど
出かけてよかったなと、心から思いました~


「河本五郎 - 反骨の陶芸」は8/20で終了ですが、
「フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン」は9/3までなので、
余裕があったら、もっと人が少なそうなときに行ってみたいけど、
うーん、終了間近だから、もっと人が多いかもね~

また、面白そうな展示会があったら、行ってみようと思ったのでした。
上野が職場だから、、、美術館とか博物館とか近いんだけど。。。17時終了で行っても
時間があんまりないしね~
1時間早退して行っちゃおうかな(笑い)

 

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「ピエタ」見てきました

2023-08-16 01:29:46 | お芝居


asatte produce 「ピエタ」 本多劇場 2023.08.03 19:00~

小泉今日子さん主催の明後日(あさって)の舞台。全員女性の舞台。
大島真寿美さんの原作を小泉今日子さんが惚れ込んでの舞台化だとか。

あらすじは

「18世紀、爛熟期を迎えた水の都ヴェネツィア。
『四季』の作曲家ヴィヴァルディは、孤児を養育するピエタ慈善院で
〈合奏・合唱の娘たち〉を指導していた。
時は経ち、かつての教え子エミーリアのもとに、恩師の訃報が届く。
そして一枚の楽譜の謎に、ヴィヴァルディに縁のある女性たちが導かれていく――。
ピエタで育ちピエタで働くエミーリア、貴族の娘ヴェロニカ、高級娼婦のクラウディア……
清廉で高潔な魂を持った女性たちの、身分や立場を超えた交流と絆を描く。
運命に弄ばれながらも、ささやかな幸せを探し続ける女性たちの物語。」(公式より)


舞台はヴェネツィア。ピエタで育ったエミーリア(小泉今日子さん)は、合唱からは遠ざかっているが、今もピエタで働いている。
そこに、かつてここで彼女たちの指導をしていた、ヴィヴァルディの訃報が届く。
ピエタで一緒に音楽を習っていた、貴族の娘のヴェロニカ(石田ひかりさん)彼女からかつてヴィヴァルディ先生の楽譜の裏に
詩をかいていたものがあり、それを探してほしいと頼まれ、探し出したら大口の寄付をするとまで言われる。
エミーリアはその楽譜を探し始める。
その歌声から歌手になったジロー(橋本朗子さん)、その姉のパオリーナ(広岡由里子さん)に会いに行くが、わからない。
ヴィヴァルディ先生の妹のザネータ(伊勢志摩さん)は母親と二人でひっそりと暮らしているが、やはりわからない。
薬屋になったジーナ(高野ゆらこさん)にも助けをかり、
やがてヴィヴァルディ先生と付き合いのあった娼婦のクラウディア(峯村リエさん)にたどり着き、会いにいく。
先生の思い出話などを通じて、二人は友情で結ばれていく。

7年の時がたち、楽譜はみつからないまま。。。クラウディアは病で行き倒れていた。
エミーリアは、ヴェロニカに頼んで、ヴェロニカの屋敷でクラウディアを看病する。
ヴェロニカもクラウディアに心を許すようになる。
しかし、クラウディアは息を引き取る。
クラウディアの家は船で渡っていく。いつもヴィヴァルディ先生は船で渡ってきていた。
クラウディアの葬儀の日、いつもの船頭さんが、先生を乗せているときの歌を口ずさむ。それはヴィヴァルディ先生が書いた曲。
それを聞いたヴェロニカは涙を流す。
それこそが、彼女が探していた楽譜に書かれた詩だった。その詩に先生が曲をつけてくれていたのだった。


そんな感じの話でした(ウル覚えのところも多々)


とても穏やかで静かな芝居・・・・
一幕は、背景というか、ピエタで過ごし、ヴィヴァルディ先生とかかわりのあった女性たちの現在の様子が描かれるという内容で、
正直、動きも少なく、退屈な感じ・・・
ただ、二幕になり、クラウディアが倒れてからは話の内容もだいぶ動きがあり、彼女たちの心の中の動きもわかりやすくはなって、
見やすくなった感じ。
船頭さんの歌の話は、感動的でした。

皆さん白いロングドレスの衣装で統一。キリスト教の世界観はやはり難しい。
楽譜を探すということを通して、立場の違う女性たちの友情を描こうとしていると思われるけど、
ちょっとそのあたりのインパクトが弱かったような。。。
それと、ヴィヴァルディ先生の存在がすごく弱くて、、、生演奏の曲もヴィヴァルディの曲とかだったんだろうけど(ごめんなさい不勉強で)
あんまり引き込まれる感じではなかった・・・
もちろんチェンバロとバイオリンは素晴らしいんだけどね。
私がヴィヴァルディは「四季」くらいしか知らないからいけないのかな。。。

感動的なところも随所にはあるんだけど、うーん。。。正直このキャストを使いながら、、、もったいなかったなという印象でした。

キャストの感想としては、
クラウディアの峯村リエさん一択ですね。
群を抜いてうまかったし、存在感があふれてました。

ピエタの小泉今日子さんは、こういう役はあってなかったのかなあ・・・

それと、お久しぶりのヴェロニカの石田ひかりさん。
うーーーーん。正直、期待大だったので、ちょっとがっかりでした。セリフが一本調子で。

そう、素晴らしかったのは、ソプラノ歌手で、演技もされていた橋本朗子さん。何曲か歌ってくださったけど、
最高でした。。。舞台を高尚なものに、引き揚げてくれてました。
バイオリンが上手という役に、バイオリン奏者の会田桃子さん。彼女も演技もされてましたが、
バイオリンも素晴らしかった。
このお二人がいなかったら。。。。
そして生演奏はやっぱり素敵です。チェンバロもよかったです。

 

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