「OUT OF ORDER」見てきました

舞台「OUT OF ORDER」　世田谷パブリックシアター　2023.12.21　18：30～

中村倫也くんとユースケさん、で演出がマギーさん。。。これは見るしかないとチケットゲット。
このチケットは激戦だったらしいですね。よくとれた！
もちろん3階まで満席で、立ち見もでるような盛況でした。

話の内容は

「ロンドンのウェストミンスター・ホテルのスイートルーム。
保守党の副大臣リチャード（ユースケ・サンタマリア）は、緊急事態が起きたと秘書のジョージ（中村倫也）を呼びつける。
慌てて駆けつけたジョージにリチャードは言う。
「今、政府は存亡の危機にある、お前が問題を解決しろ」
突如、リチャードの無茶ブリに巻き込まれるジョージ。
二人の前には、リチャードの不倫相手のジェーン（山口紗弥加）、部屋に転がる謎の死体（春海四方）、ホテルの格式にこだわる支配人（坂田聡）、気の利かないウェイター（森下能幸）、新人のメイド（平井珠生）、リチャードの妻・パメラ（猫背椿）、ジェーンの夫・ロニー（加治将樹）と、予期せぬ訪問者たちが次々と現れ、事態はさらに悪化していく。
果たしてジョージは加速する危機を解決できるのか？
心配性の母と介護士のグラディス（トリンドル玲奈）が待つ家に帰れるのか？
ジョージの奮闘とリチャードのその場しのぎ、二人から目が離せない、転がり続けるジェットコースターコメディ！」(公式より）

クリスマスイブの夜の、ロンドンのホテルのスイートルームでのドタバタ劇
一言で言えば、そういうお話なんですが、芸達者な面々と、テンポの良さで、笑いっぱなしの楽しい舞台でした。

クリスマスイブの夜。
議会が開催されているのに、与党の副大臣のリチャード（ユースケさん）は、こっそり、ホテルで野党党首の秘書のジェーン(山口紗弥加さん）と
密会をしている。
部屋の窓のカーテンを開けると、、、謎の男（春海四方さん）が窓の首を挟まれて死んでいた。。。
二人は動転。警察を呼ぶと、二人の関係がばれてしまう。とりあえずは、男をクローゼットに隠し、
秘書のジョージ(倫也くん）を呼び、何とかしろとムチャぶりを始める。

そこに、タイミングよく(悪く？）現れるホテルの支配人(坂田さん）や、ウェイター（森下さん）が現れるもので、その都度リチャードが適当に
その場しのぎで出まかせを言うもので、、、さらに、彼らの状況を悪いものにしていく。

リチャードは隣の部屋を予約し、ジョージにその男を隣の部屋に移し、隣の部屋の窓に挟まれて死んだように見せかけろと指示をする。
ジョージはイブの夜は、母親と、その母を介護してくれているフォスター(トリンドルさん）と過ごすつもりだったのに、巻き込まれてしまう。
リチャードの出まかせにより、隣の部屋に移すことはできなくなり、謎の男をテームズ川に運ぶことにするが、、、

二人がちょっと部屋を空けた際に、その男が目を覚ます。気を失ってただけだった。男は記憶を失っており、自分の置かれた状況がわからない。
部屋をうろつき、窓からベランダに出て、部屋をのぞき、、、記憶が戻ったかと思いきや、ふたたび窓に首をはさまれてしまう。

ここで1幕終了。

2幕では、死体が歩いて、また首をはさまれているという状況に驚くジョージたちというところから。
実は、謎の男は探偵で、ジェーンの夫（加治さん）がジェーンの不倫を疑い雇った人だった。
2幕はここから怒涛の展開で、、、
ジェーンの夫や、リチャードの妻（猫背さん）、それからジョージが想いを寄せている母の介護士のフォスターが次々と現れ、
その場しのぎでリチャードがウソをつきまくるので、ジョージはさらに振り回されていくという。

ラストは、なんだかんだと、なるようになって(私も適当）
メリークリスマス！！とイブの夜が終わっていくという展開で、、、楽しめました～

まあ、笑った笑った。マギーさんの演出ってやっぱり最高だわ！
そしてユースケさんの適当さとか、、、ホントに楽しかったなあ。
こういうひたすら笑うドタバタ劇。去年の年末に見た三谷さんの「ショー・マスト・ゴーオン」もそうだけど、
楽しくてとってもいいです。ときどきはこういう芝居もみないとね。

ストーリーテラーの倫也くんが、
「15分前に戻ります」と言って、最初の場面を繰り返し、何が起こっていたかを見せるとか
そういう展開が上手かった。
それにしても、ホテルの支配人さんやウェイターの絶妙なタイミングも笑えたし。
2幕からしか出てこない面々(特に猫背椿さん）の存在感たるや。。。今思いだしても笑ってしまう。

ということで、キャストの感想

ジョージ役の倫也くん
どんだけの種類の声色使ってた？
最初の秘書っぽい声色から、フォスターと電話する声色とか、、、全然別人のような。
すごい役者さんだなあと、しみじみ思いました。
で、めちゃくちゃ、リチャードに振り回されて、オロオロしたり怒ったり驚いたりの顔が面白かったな～
ここまでの役だと、翻弄されるのを楽しんでるような感じさえしてくる。
この倫也くんを見れただけで、見に行ってよかったと思えました。最高！！

リチャードのユースケさん
ユースケさんも最高でした。この役って地でやってる？と思えるような。
いい加減で口から出まかせ。適当さで軽い感じがぴったり。
バラエティに出てるユースケサンタマリアそのもののような(笑い)
でも、、、すごくそこが可愛いんだよね。
たぶん、倫也くんのあたふたを見て楽しんでるように思えちゃうのが、またおかしかった。

ジェーンの山口紗弥加さん
舞台で見るのは初めてでしたが、声がとってもいい。
同じように、ユースケさんに振り回されているのが面白かったし、
夫のロニーとの掛け合いも面白かった。

リチャードの妻の猫背椿さん
2幕からしか出ないのに、場をさらっていきましたね。
もう、好き放題の演技に見えて、笑っちゃった。
酔っ払いメイクだけでも笑えるのにね。さすがでした。

それからフォスターのトリンドルさん
初舞台だったんですか？まっすぐな人柄をめちゃくちゃしっかり出していたと思いました。
この面々の中で、普通に演じていることが、びっくり。。。

謎の男の春海さん
大変だったろうな～と、、、演技というか、あんな死んでるような役って。
お疲れさまでした。

ウェイターの森下さんのとぼけた感じとか、メイドの平井さんの何言ってるかわかんないセリフとか
支配人の坂田さんの真面目腐った感じ、ロニーの加治さんの熱すぎる男
適材適所で、めちゃくちゃ楽しかったです。

マギーさんの演出、やっぱりいいですよね。
悪い人が出てこない話ってのもそうだけど、登場人物に対する思い入れというのかな。みんなのことを
大好きという感じで描いてることが、見てて楽しい芝居に繋がっているんだろうなと思いました。

クリスマスにぴったりのコメディ。見に行けてよかったです。

 

2023秋ドラマ最終回感想

年末ですね～
急に寒くなって、、、まだ体が慣れてないだけではなく。。。
スギ花粉症がもう来てまして、けっこうきついです。
近くのスギの木、もう色づいてますよ。。。ガックシ。

秋ドラマも最終回を迎えました。
最後まで見たものの、感想を、今回も気に入ってる順に書いてみようと思います。

 

１．火１０　「マイ・セカンド・アオハル」　TBS

最終回とってもよかったな。
アリスちゃんとミッチーの二人の雰囲気、最高だった。
アリスちゃん、うまいよね～コメディエンヌとして最高だし、
何より表情が豊か。
ファミリアの面々、みんな自分なりの道に進むことができてよかったです。

どんな話になるんだろうと思ったけど、山あり谷ありもあって、面白かった。
こういう青春もの(笑い）もいいね。
とっても楽しめました。
それにしても、建築科の課題ってホントに大変そうだね～

 

２．日１０　「セクシー田中さん」　日テレ

田中さん、留学しちゃうと思わなかった・・・
みんな、それぞれ自分の道を歩んでいってるってことで
とってもよかった・・・
とくに、あかりちゃんすごくカッコよくなったよね。
田中さんに影響されてっていうけど、自分の中にしっかり芯があったってことだよね。

いい人しか出てこなくて、恋愛ものかと思いきや、自分探しと成長の話で
面白かった。。。
それにしても、ベリーダンス、すごいね、木南晴夏ちゃん相当練習したんだろうね。
こういうお話もとても素敵でした。
ヤスケンさんもかっこよかったです。

 

３．水１０「コタツがない家」　日テレ

なんか、最終回、うまくまとまって、めっちゃハッピーじゃないですか。
「コタツがない家」ってそういう意味だったのね(笑）
コタツはないけど、サウナはあるって。。。どんな家だ？

いやあ、深掘家の面々、よかったね～みんなキャラが立ってるし。
ダメ男3世代も味があって面白かった。
特に、ダメ夫の吉岡秀隆さんは最高でしたね。
こんな奴、家にいたら、私だったらキレてるけど、。。。憎めないんだよね～
でも万里江の包容力はすごい。結局、夫は売れないけど、11年ぶりに漫画書いたんだもんね。

そうそう、石川さゆりさんの主題歌もなかなかよかったです。

　

４．木１０　「いちばん好きな花」　フジ

ラストの藤井風さんに、全部持ってかれてしまった私でした。
椿ハウスで歌う藤井風さんのうしろで、4人の何気ない雰囲気が
このドラマを物語っているようでよかったです。

4人が4人でいるのが心地よくて、穏やかでいい空間だなというのは
よくわかったし、その世界観は好きだけど
ちょっと強引すぎる設定が、どうしても気になってしまってね。。。
こういうことって実際にあるんだろうかという。
まあ、ドラマだから。。。といえばそうなんですけどね。

でも、セリフもすてきなものがあったり、丁寧に描いているとかは
よいドラマだったと思います。
多部ちゃん、洸平くん、美桜ちゃん、そして神尾楓珠くん。。。この4人だから
成立したんだろうなとも思いました。

 

５．金９　「うちの弁護士は手がかかる」　フジ

弁護士資格もってないとか、そういう手を使って追い込むってのが
なかなか卑怯だなとも思ったけど、めちゃくちゃヒールな役をやってる
江口のりこさんがアッパレでした。
父親の昔の罪も暴かなくてはいけないのは、辛かったと思うけど、
杏ちゃん頑張ったよね。事務所の面々にも頭を下げることもできるようになって
成長したよね。蔵前さんのおかげだよね。
事務所の面々の雰囲気が最高で。。。楽しく見ることができました。
（村川絵梨さんがあんなコメディ演じるとは思わなかった）

事務所への依頼内容も、そんなドロドロしたようなものでもなかったし、
気楽に見れるドラマで、よかったと思います。
杏ちゃんの成長も見たいから、これは続編を期待します。

で、で、え～！最後メレブだった(笑）

 

６．火１１　「時をかけるな、恋人たち」　フジ

途中、ワタシ的には中だるみしちゃったけど、
最終回、記憶を消されて引き離されてしまうのかと思った二人が
仲間の助けで、記憶を残してもらえて、また会えたのはハッピーだっね。

タイムスリップが可能な時代になると、確かに時を超えての恋人も
ありうるんだねえ。。。そうすると歴史が変わっちゃうってこともある。
(前にヨーロッパ企画の舞台でそういう話があったなあ）

吉岡里帆ちゃんがめっちゃ可愛かったです。

で、、、最後のオチが上田さんらしかった。
まさかの石田さん、、、、時を超えての恋人たちの子孫だったという。
だから、時を超えての結婚もありになったって？
なんだそれって、。。じゃあ、タイムパトロールの意味ないじゃんっていう。

タイムスリップの話と、恋愛の話、くっつけるのがなかなか難しいんだろうなとも
思ったけど、上田さんらしい感じでした。でも、舞台の方がやっぱり面白いな。

 

７．金深夜　「きのう何食べた？season２」　テレ東

そっか、このくらいの年齢になると、将来・・・もう老後のことですね。
このことを考えないといけないってことか。
シロさんはケンジに自分の遺産を譲るなら、養子縁組しておこうと考えるんだけど。。。
そうしておかないと、ダメなわけだもんね。
でも、、、ケンジは、養子縁組は嫌だと言って。まあ、そうだよね。
結局、最後はケンジからのプロポーズ？みたいなことで
なんかほっこりした。
やっぱりこの二人はこうでなければね。毎日のことを描いている話だけど
小日向さんやジルベールも含めて、穏やかでいい話だなっていつも思います。
きっとseason３もできるんだろうな。

 

８．金１０　「フェルマーの料理」　TBS

海が離れたのは病気のせいだったのかあ。。。味がわからなくなるって
彼にとっては致命的。
勝手に後継者に指名された岳も戸惑って、、、Kがボロボロになってしまったのは
仕方なかったような気もする。

でも、最終的に、海と岳がタッグを組んで、そこにみんな戻ってきてというのは
よかった。で、それぞれの道をみんな進んでいくというのもよかった。
また、一緒にKで働くという結末だと、成長しないもんね。

個人的には、板垣李光人くんがよかったな。これからますます楽しみ。

 

９．土１０　「ゼイチョー～「払えない」にはワケがある～」　日テレ

そっか、副市長は自分の父親でもある相楽の社長の悪事を暴こうとして
乗り込んできてたってことなのね。第三係と敵ではなかったわけか。
ま、最後はうまく行って、市長や相楽社長の悪事も告発出来てよかったよかった。

気楽には見れたし、第三係のチームワークの良さもわかったしなんだけど、
ちょっとおふざけがすぎません？風磨くん。
ま、彼の良さではあるんだけど。。。

 

１０．金深夜　「すべて忘れてしまうから」　テレ東

「すべて忘れてしまうから」書き残しておこうとしてたってことなんだね。
小説家の阿部ちゃんの備忘録的な話ってことだったのか。

いろんなことがあったんだね。。。彼女が出て行ってしまって、結局別れて、。。。
エッセイが思わず売れたりしてとか、
バーのお友達も、いろいろ境遇が変わったりしてとか、
編集者も変更になったりとか。。。
確かに、普通に生きてても、毎日いろいろ変化はある。
それを書き留めておくことは大事だよね。。。あとから思い返すこともあるし。

なかなか斬新なドラマだった気がする。面白かったけど。

 

１１．水１０「パリピ孔明」　フジ

え？孔明って、三国志の時代に戻ったんじゃなかったんだ。
いやあ、最後の最後でどんでん返しというか、え？って感じが笑っちゃいました。

いろいろ妨害もあったけど、無事、英子はサマーソニアに出れてよかったよかった。
久々の森山未来くんが、存在感ありましたね～

不思議なドラマではあったけど、いろんな人が出て面白かった。
あ！メンディもよかったよ～

それと、上白石萌歌ちゃんの歌のうまさには毎回感動してました。

１２．月１０　「トクメイ！警視庁特別会計係」　フジ

なんか、よくわからないドラマだった気が。
経費節約のために万町署に来た一円が、刑事課の面々と事件を解決して・・・
って感じでスタートして。ん？じゃあ、一円ちゃんは何のために？と思ったら、
裏金の暴露や、突き落とされちゃった女性記者の話とか、ミスターXの話とか
ん？どうなっていくの？という感じで
まあ、最終的には、そういうことね。という結論ではあったけどね。
佐藤二朗さんが、あーいう犯人役ってのも珍しいかも。

設定とか、ドラマの展開とかに、ちょっと無理があったような気がしてならない感じでした。

１３．月９　「ONE DAY ～聖夜のから騒ぎ～」　フジ

え？佐藤浩市さんって、先代シェフってだけ？
もっと事件に絡むのかと思ってた。
すごい楽しみにしてたのに、期待外れだったなあ。
何よりドラマのテンポが最悪だった。
伏線も回収したようで回収しきれてないし、何が描きたいか全くわからんドラマだった。
こんな豪華キャストなのにもったいないなあ。。。

もう少し、整理してから見やすいドラマにしてほしかったと思います。
とっても残念でした。

といった感じの感想でした。
このクールは、そうですね～
めちゃくちゃハマったというドラマもなかったですが、
ふわ～っと楽しめたドラマがいくつかという感じでした(語彙力のなさすみません）
来年の冬クールは、はまるドラマがあるといいな。