もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

劇団た組 「ドードーが落下する」 見てきました

2025-01-25 00:43:24 | お芝居
劇団た組 「ドードーが落下する」 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ 2025.01.19 14:00~

前から一度見てみたかった、「た組」の芝居。加藤哲也さんのお芝居は何度か見てますが、
「た組」としてのお芝居を見たかった。毎回スケジュールが合わず、逃していたんだけど、
今回ようやく何とかなったので、遠いけど横浜まで行ってきました。

「ドードーが落下する」は再々演とのこと。今回はかなり演出を変えているといことなので、
初見の私でも大丈夫かな~と思いながら。。。

話の内容は
「芸人として活動する夏目は妻の家族からは相手にされていないが、相方の賢や友人達からは面白いと評価されている。
ある日、夏目は自分だけに聞こえる声に気が付く。しばらくの間、声に従った夏目は病院で一人になってしまう。」(公式より)

見終わっての率直な感想。
難解でよくわからなかった・・・・・・
要は、夏目は精神的な疾患がある状態だってことですよね。

セットは、どこかの部屋のようで、二方向に壁が配置されていて、ソファと照明のみ。
壁にはものを取り出せるような(小道具を)、棚が配置されている。


まず夏目が一人でだれかと話しながら出てくるんだけど、電話でもなく、
誰かとではなく、一人でしゃべっている。夏目は入院の時の服みたいで、
ここは病院?と思いきや。。。
部屋の壁を乗り越えるように、キャストたちが登場。

ここから回想シーンに入るよう。
夏目は賢とコンビをくんだ芸人だけど、売れてはいない。賢は介護の仕事を始めたようだ。
夏目は妻の実家に住んでいるが、稼ぎがないので、お金を入れることができなくて妻にも
ぼやかれている。
ネタは夏目が書いている。賢が笑うかどうかがネタのポイント。
だけど、ライブではなかなか受けない。
ライブのあと、仲間と飲み、カラオケボックスで泥酔してしまう夏目。

アルバイトを始めるも、出来が悪く、リーダーに呆れられ、怒られる始末。
この人はいったい?あ!病気なの?最初が病院だったみたいだし。。。と思ってると、
中学生くらいから薬を飲んでいたらしい。
でも、飲まなくなると、幻聴が聞こえるようで、舞台に穴をあけたり、だんだんとおかしな行動をするようになっていく。

妻とも離婚することになり、そして賢は結婚することを機にお笑いをやめることとなり。。。
ようやく、夏目は賢に病気のことを話す。薬を最近飲んでいなかったから、悪化していたことも。
それから、いつもの仲間にも病気のことを話すと、そのことをカミングアウトすればいいのでは?と提案されるが、それは夏目は嫌だといい。口論となってしまう。

その後、夏目は部屋にいる。壁から人の声がするらしい。夏目はネタをやってみると。壁の向こうの人も笑う。
そこに賢がやってきて、そのネタでまた大笑いして。。。幕


そんな感じの話で、夏目の日常を何が起きるわけでもなく切り取って、
病気が発症、悪化して、みんなにその病気のことがばれて。。。という物語。
そのわりに、暗い雰囲気はなく、違和感はありながらの、ほっこりした感じもあって、不思議な舞台だった。
夏目が基本的には優しい性格だからかな。流れてるのんびりした雰囲気は。
でも、何を言いたいのかは、結局よくわからなかったな~

あと、キャストが出てきたり捌けたりが、壁の上から降りてきたり、壁を登って上にねそべったりというのが
なかなか斬新でした。
芝居の最後は、みんな壁の上にいた人が、壁の向こう側におちていくというのは、シュールだったな~
夏目の周りには誰もいなくなったってこと?

キャストの感想としては、
とにかく夏目役の平原テツさん。
たぶん、どこかのお芝居で拝見したことはあると思うんだけど、素晴らしいですね。
セリフ量もすご多いし、通常の状態のときや発症してるときなど、その場その場に応じて
演じるのは大変だと思うんだけど・・・
すごい役者さんだなと思いました。

賢の金子岳憲さん
初めて見る役者さんでしたが、受けの芝居というか、夏目と賢の笑いに対する
熱量の違いというのが、よく出てて、面白いな~と感じました。

芽衣子の今井さん
今井さんは鯖江と二役だったんだけど、芽衣子のときは、そのままのかっこで
女性役を普通に演じてて、でも、夏目の妻というのがよくわかって
さすがだなと思いました。


初めて見た「た組」は、ちょっと難しかったかな~と思ったんですが、
わりと、こういう感じのお芝居が多いとのことなので、また機会があったら
挑戦してみようと思います。


コメント
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