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昭和の二名優去るー船越英二氏、植木等氏を偲んで

2007-03-27 00:04:27 | news
 ほんの少し前、船越英二氏の訃報を聞いたばかりだと言うのに、今日、植木等氏がこの世を去った。

 お二人の出演作品を振り返れば、昭和と言う時代が目に見えるように浮かんでくる気がした。「時間ですよ」の主人、「熱中時代」の校長先生。自分はTVドラマがそれほど見られなかった時代の番組だったが、「北野さん!」と言う台詞だけは、すぐに聞こえてくるし、目に浮かんでくる。上品な雰囲気がありながら、昭和のパワー溢れる元気な時代を象徴するような元気な声、笑顔が、自分にとって、船越さんの基本のイメージだ。

 いっぽう、植木等さん、知る人ぞ知るクレージーキャッツの一員。平社員の代のような、歌とそれを歌うときの底抜けの笑顔が、目に浮かぶ。昭和の高度成長を支えた、サラリーマンの代表のような、イメージが離れない!!笑い飛ばして、満員電車に揺られながらも、毎日の仕事とをこなしていく、たくましさ呑んで笑って、いやな思いも憂さも晴らしつつ、こつこつ、日々を生きる人間としての強さを表現してくれたようなそんなイメージが、自分にとって植木等さんの基本イメージ。

 お二人とも、活気ある高度成長をバックにした昭和の時代に、それぞれ、独自の魅力で魅せてくれた。共通点は笑顔、エネルギッシュな笑顔!
 昭和も大分遠くなり、平成のもやった空気にどっぷりつかった毎日の中、二人がこの世界を去った。お二人の活躍した昭和を懐かしみ、感謝しつつ、ご冥福を祈りたいと思う。

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