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スズキ コレダ50の維持のうんちく続き(その2)

2014年06月07日 | 日記
悪夢の梅雨に入ってしまいました~。
ほんと、露天日曜整備の私にとっては、なぁ~んにもできません(笑)

ですので、ほんとに適当な話題でブログ更新。

今回はこれ、コレダ50で。



もう生産中止からだいぶ経ちますし、街中でもほとんど見かけなくなってしまいましたね。

スーパーカブが当初のOHVから早い時期にOHCに改良されて現在に至っていますが、このエンジンは混合ガソリン仕様から分離給油(CCI)になったくらいで基本はほとんど変わっていません。

ただ、セルペットの時代は外装式のキャブでしたが、のちに内装式になり、ロータリーディスク吸気エンジンの配置に近い形になりました。

ですので、レトロブームの中で発売された他社の50ccバイクに比べると改造がやりにくかったのか、アフターパーツもほとんど無かった様に思います。

しかし、このエンジンのボア&ストローク(41×37.8mm)、1960年代のスズキ50ccレーサーとほぼ同じなんですよ(笑)
レーサー技術を市販に応用したのはK125(S10)も一緒ですが、その血統は目立たないところで受け継がれていたんですね。

で、今日はオイルポンプの調整なぞ。
同じスズキのRG50整備編でも調整を紹介しましたが、コレダ(K50)はちょっと方法が違っています。

まず、エンジン右側(キャブレター側)のカバーを外します。



外すとこんな感じでキャブとクラッチアームがお目見えします。



そして、キャブのボアをのぞくとスロットルバルブに丸い刻印が見えるのを確認します。



で、今度は左側のスプロケットカバーを外します。



外した状態がこれ。



チェーンの奥に見えるのがオイルポンプカバーですので、これも外します。
(カバーは上側ビス1本で止められています)

すると、オイルポンプがお目見え。



オイルポンプアームにも刻印がありますので確認します。



スロットルバルブ、オイルポンプの刻印を確認後、スロットルグリップを少しずつ回して、スロットルバルブの丸い刻印の上端がボアの上端に合ったところでグリップを止めます。



そして、オイルポンプアームの刻印がボデー側刻印と合致していればOK。



合っていない場合は、オイルポンプのワイヤーアジャスタで調整します。



これで調整は終わり、あとはカバーを元通りにするだけです。

おまけで他の箇所の点検なぞ。

コレダ(K50)のエアクリーナーは大き目のものを装着していますので、現在の道路環境では点検する頻度は少なくて済みますが、エアクリーナーケースとメッキのクリーナー本体との内側隙間にスポンジ状のシールを使用していて、これが経年でボロボロになります。



純正部品での交換はケースごとになってしまいますので、もったいないですから、ホームセンターなどで売っている住友3M耐候隙間テープなどで十分代用できます。

それとプラグコードですが、イグニションとはモールドではなくネジ込み式ですので、汎用のプラグコードを適当な長さに切ってねじ込むだけで交換できます。



こんなところで。
では、また。
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