いろいろと試してみた、毎日。

趣味のクルマ・バイク中心ですが、他にもなんだかんだやってます。

バイクのガソリン交換。

2024年10月13日 | 日記
いやー、やっと涼しくなりました。
夏の気温は塗装には便利なんですが、整備は地獄(笑)

ということで、あまり乗っていないバイクのガソリンを入れ替える事に。
ガソリンはタンクに入れっぱなしだと、徐々に揮発しにくい性質に変質してゆきます。

まあ、バイクのタンクに灯油ポンプを直接突っ込んで、あとはシュポシュポ、ジョッキに抜くだけの単純作業。



スタンドで入れたばかりのガソリンと、タンクに入れっぱなしで約3ヶ月経ったガソリンをご覧あれ。
左の小さいジョッキに入っているのが新しいガソリン、右の大きいジョッキに入っているのが古いガソリン。



新しいガソリンは澄んだ色をしていますが、古いガソリンは色の濃い琥珀色に変わっているのが分かると思います。
ちなみに、ガソリン自体は同じ銘柄、同じスタンドです。

古くなって揮発性が悪くなったガソリンは燃焼しにくくなりますので、エンジンが掛かりにくくなる、吹けが悪いなどの症状が起こります。
劣化が進んだガソリンを使い続けると、燃焼室内で燃え切らないのでデポジットが多く発生、エンジンを傷めてしまいます。

燃料劣化防止剤なども使ってみたのですが、もってせいぜい半年、それ以上は劣化が進んで始動困難になりました。
やっぱり、燃料は新しい方が調子が良いのは当たり前(笑)

それと、私の場合、タンクからキャブまでのチューブ間にストレーナを装着しています。



やっぱり、ゴミが入るんですよ、どっかで(笑)
キャブまで行ったらジェットが詰まりかねないですし、コックのストレーナもあまりアテに出来ないのでこの方式。

ちなみにこの方式の注意点ですが、ストレーナを装着する事によってガソリンの流量が若干減少する方向に変化します。
それはストレーナ(メッシュ式)がガソリンがチューブ内を流れる際の「抵抗」になるからですね。

ですので、特に自重落下式の燃料給油の場合はチューブ内径が純正と適合している上で、十分な流量が得られているかの確認が必要になります。
(重要なのは流速より流量、キャブのフロート室にガソリンが必要分満たされないロスが発生しない事ですね)

その証拠、抜いたガソリンを数分置いておくと、画像の容器の底に見える様なゴミ、どこで入るんですかねぇ(笑)
(ストークスとレイノルズ数で、数分でジェット内径に影響を及ぼす粒子は沈降運動を終えている計算ですが、ここまでいらない)



では、また。

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