ちょっとキャブセッティングを確認する作業があったので、カンタンにバラしかたやら。
一回清掃した後なので、キレイな状態ですけどね(笑)
コレダ50のキャブ(形式VM-14SC、メインボア14mm)は腰下の右側、キャブレタインスペクションキャップというカバーで覆われています。
ロータリーバルブの様な配置なので、外付けキャブよりアクセスがちょっと面倒(笑)
ネジ4本で外れますので、これを外すと、キャブがお目見えします。
そして、キャブ上部にゴム製のトップカバーがありますので、これも外します。
この時、ケーブル(スロットルとチョーク)にちょっとオイルを付けて、滑らせるように上にずらす感じです。
スロットルストップの割ピンでカバーを傷めない様に外すのが注意点、こんな感じで外します。
次はキャブを腰下に固定しているボルトを緩めます。
キャブの付いているケースの前側にゴム製のプラグがありますので、外側はエアスクリュの調整用ですので、内側を外します。
すると、奥にボルトが見えますので、これをマイナスドライバーなどで緩めます。
キャブレタ本体、バルブキャップを緩め、スロットルバルブAssyを抜きます。
この時、ニードルを傷めない様に注意、小さな打痕でも吹け上りに影響が出てきちゃいますから。
次はホース類。
ブリーザーとフュエルホースをキャブから外します。
で、キャブ本体を左右にねじるように引いて取り外し。
チョーク(スタータ)ケーブルが付きっぱなしですので、これをスパナで取り外します。
これでキャブが完全に外れます。
スロットルバルブとチョークプランジャもこれでメンテできますので、付着物やサビなどを取り除きます。
特にプランジャはスプリング周りにサビ・汚れが付きやすいので、清掃をお薦めします。
今度はキャブ本体、エアスクリュはここ。
外す際はスプリングを紛失しない様に、ニードル部の付着物を清掃します。
全閉から開度1回転半の指定値があるのですが、個体や状態によって開度に差がでますので参考までに(笑)
ネジ4本で固定されているフロートチャンバを外し、キャブ内部へ。
フロートが張り付きで外れない場合は、チャンバの底を指で押さえ、横から軽くプラハンで叩くと大抵取れます(笑)
これで、フロートやジェットがメンテできる状態に。
フロートは外し、ニードルバルブ周りを清掃。
バルブ先端はゴムですので取扱い注意、キャブ側は綿棒を使うとパーツを傷めず清掃できます。
フロートも水に沈めるなどして穴が開いていないかの確認、穴開いてると水の中で振った時に表面からプクっと泡が出るんですよ(笑)
ジェットは外し、これも清掃。
筒状の部分(エマルジョンチューブ)の穴が何ヶ所か詰まり気味など多いですね。
ちなみに私はジェットの清掃はルーペで穴の状態を観察、テグス(釣り糸)で清掃してます(笑)
ジェットは材質(黄銅など)が柔らかいですから、はるかに硬い縫い針なんかでグリグリやっちゃうのはジェットが傷むのでNG。
本体も穴という穴を洗浄、組付けしていきますが、最後にフロート高さの確認。
逆さにして、キャブ上部底面からフロートのタイコ上面までの寸法を測ります。
フロート自重を掛けずに24mm(フロートリップがニードルバルブに接触した状態)という指定がありますが、これもエアスクリュと同じく個体や状態によって差が出ますので参考までに(笑)
経験上、ここの故障で多いのは片側スタンドを頻繁に使ってフロート左右で高さが異なっていたり、ニードルバルブの状態が悪くセッティングが出ないとか、オーバーフローなど。
油面が高すぎる場合、吹けないなどカブり気味(混合気が濃い)かオーバーフロー、油面が低すぎるとエンジンがかからない(混合気が薄い)かプラグが焼け気味、高回転での走行時に燃料の供給が追い付かずにもたつくなどの障害が出ますので、結構シビアなセッティングが必要な箇所です。
キャブ本体を組み上げたら腰下に仮組み、フュエルホースを接続して燃料を通し、車体を揺さぶってオーバーフローしないか確認します。
組付けの際は、垂直をある程度出さないと油面の傾きやフロート動作の障害になりますので注意。
後はスロットルバルブなりケーブルやカバーを元通りに組んで終了。
型式の古い単純なキャブですので整備はカンタンですが、ここの状態次第でエンジンの調子が良くも悪くもなりますのでいつも気を使います(笑)
では、また。
一回清掃した後なので、キレイな状態ですけどね(笑)
コレダ50のキャブ(形式VM-14SC、メインボア14mm)は腰下の右側、キャブレタインスペクションキャップというカバーで覆われています。
ロータリーバルブの様な配置なので、外付けキャブよりアクセスがちょっと面倒(笑)
ネジ4本で外れますので、これを外すと、キャブがお目見えします。
そして、キャブ上部にゴム製のトップカバーがありますので、これも外します。
この時、ケーブル(スロットルとチョーク)にちょっとオイルを付けて、滑らせるように上にずらす感じです。
スロットルストップの割ピンでカバーを傷めない様に外すのが注意点、こんな感じで外します。
次はキャブを腰下に固定しているボルトを緩めます。
キャブの付いているケースの前側にゴム製のプラグがありますので、外側はエアスクリュの調整用ですので、内側を外します。
すると、奥にボルトが見えますので、これをマイナスドライバーなどで緩めます。
キャブレタ本体、バルブキャップを緩め、スロットルバルブAssyを抜きます。
この時、ニードルを傷めない様に注意、小さな打痕でも吹け上りに影響が出てきちゃいますから。
次はホース類。
ブリーザーとフュエルホースをキャブから外します。
で、キャブ本体を左右にねじるように引いて取り外し。
チョーク(スタータ)ケーブルが付きっぱなしですので、これをスパナで取り外します。
これでキャブが完全に外れます。
スロットルバルブとチョークプランジャもこれでメンテできますので、付着物やサビなどを取り除きます。
特にプランジャはスプリング周りにサビ・汚れが付きやすいので、清掃をお薦めします。
今度はキャブ本体、エアスクリュはここ。
外す際はスプリングを紛失しない様に、ニードル部の付着物を清掃します。
全閉から開度1回転半の指定値があるのですが、個体や状態によって開度に差がでますので参考までに(笑)
ネジ4本で固定されているフロートチャンバを外し、キャブ内部へ。
フロートが張り付きで外れない場合は、チャンバの底を指で押さえ、横から軽くプラハンで叩くと大抵取れます(笑)
これで、フロートやジェットがメンテできる状態に。
フロートは外し、ニードルバルブ周りを清掃。
バルブ先端はゴムですので取扱い注意、キャブ側は綿棒を使うとパーツを傷めず清掃できます。
フロートも水に沈めるなどして穴が開いていないかの確認、穴開いてると水の中で振った時に表面からプクっと泡が出るんですよ(笑)
ジェットは外し、これも清掃。
筒状の部分(エマルジョンチューブ)の穴が何ヶ所か詰まり気味など多いですね。
ちなみに私はジェットの清掃はルーペで穴の状態を観察、テグス(釣り糸)で清掃してます(笑)
ジェットは材質(黄銅など)が柔らかいですから、はるかに硬い縫い針なんかでグリグリやっちゃうのはジェットが傷むのでNG。
本体も穴という穴を洗浄、組付けしていきますが、最後にフロート高さの確認。
逆さにして、キャブ上部底面からフロートのタイコ上面までの寸法を測ります。
フロート自重を掛けずに24mm(フロートリップがニードルバルブに接触した状態)という指定がありますが、これもエアスクリュと同じく個体や状態によって差が出ますので参考までに(笑)
経験上、ここの故障で多いのは片側スタンドを頻繁に使ってフロート左右で高さが異なっていたり、ニードルバルブの状態が悪くセッティングが出ないとか、オーバーフローなど。
油面が高すぎる場合、吹けないなどカブり気味(混合気が濃い)かオーバーフロー、油面が低すぎるとエンジンがかからない(混合気が薄い)かプラグが焼け気味、高回転での走行時に燃料の供給が追い付かずにもたつくなどの障害が出ますので、結構シビアなセッティングが必要な箇所です。
キャブ本体を組み上げたら腰下に仮組み、フュエルホースを接続して燃料を通し、車体を揺さぶってオーバーフローしないか確認します。
組付けの際は、垂直をある程度出さないと油面の傾きやフロート動作の障害になりますので注意。
後はスロットルバルブなりケーブルやカバーを元通りに組んで終了。
型式の古い単純なキャブですので整備はカンタンですが、ここの状態次第でエンジンの調子が良くも悪くもなりますのでいつも気を使います(笑)
では、また。
このブログにたどり着き、フロート調整し無事に事無きを得ました。コレダのキャブをバラしたのは初めてだったので、細かな説明でとても助かりました!ありがとうございましたm(_ _)m
バイクのキャブは簡単だとたかを括っていましたが、ハズレない!
本日、ブログのお世話になりました!
明日、また、挑戦します。
有難う御座いましたm(_ _)m