今度はバイク、やろうやろうと思ってほっときっ放しだったRZ50。
RG50もやっている途中なんですが、樹脂が余っているのでこちらも補修。
バイクの燃料タンクは大抵、内部がサビとスラッジでボロボロの場合が多く、特に廃車は顕著です。
いろいろ直し方はあると思うんですが、今回は完全な適当(笑)
まず、タンク内部にサンポール希釈液を満たし、数日放置。
これで、サビ・スラッジをある程度除去、または脆くしておきます。
で、希釈液を捨て、油汚れ用マジックリンでちょっと中和させ、その水溶液も捨てちゃいます。
次に、大胆にタンクの背をグラインダーで開口、内部のすみずみまで手を入れられる範囲の大きさくらい。
(以後、切り取った部分を「フタ」と呼びます)
キタナイ内部をこれで見渡せますので、ステンレスたわしやスクレーパ、紙やすりなどで内部のサビ・スラッジを十分に取り除きます。
こすって除去 → 水洗を何回か繰り返し、最後にドライヤーで水分を強制乾燥させると表面にうっすらと赤錆が出てきます。
発錆は液体のラストリムーバーを100~200cc程度タンク内に流し込み、なじませるとすぐに取れますので、その後水洗してまた乾燥。
これで、タンク内はサビ・スラッジ及び油分が十分に取り除けた状態になります。
今回はタンク外部の塗装はしないので、切断開口部・給油口・燃料コック取り付け部は開けたままの状態でマスキング、塗装面をビニール袋などで養生します。
次に、タンク内部にビニルエステル樹脂(インパラ)を流し込み、タンク本体をあちこち向けてコーティングします。
切断開口部から樹脂の流れは見えるので、まんべんなく回りにくいところは筆などを使って念入りに。
後は1分余り静置すると余分な樹脂分が底に溜まりますので排出、ムダに溜まらないようにします。
これで硬化・乾燥させると、スベスベのつやのある耐ガソリン樹脂膜が完成(笑)
コーティングにインパラ樹脂を使いましたので、フタの接着性を良くするために切断開口部のフチから約1cmくらいコーティング部分をペーパーがけ。
フタはあらかじめ内部側のサビ取りをして、フチから約1cm程度はみ出すくらいのFRP用ガラスマットを内側に敷き、ノンパラでマットをフタに接着。
こうすると、こんな感じで切断した開口部を塞ぐことになります。
(フタのガラスマット部分はタンクの内側に入り、タンク本体との接着面の役目をします)
あらかじめタンクとフタの「チリ(合わせ面)」が合うかどうか確認後、フタ内側に今度はインパラ樹脂を塗り、はみ出しているガラスマットにも樹脂を塗ります。
また、先にペーパーがけを行ったタンク部分も筆で樹脂を軽く塗布。
後はフタを元の位置に戻すようにして、内側からガラスマット部分をタンク内側に張り付ける形で入れ込み保持、この時ハンドリングが面倒ですので、私はマグネットフック2ヶでフタを吊りながら行いました。
硬化後、タンクとフタの隙間がありますので、その部分にスポイトで樹脂を何回かに分けて流し込み。
これで硬化すると、フタは両手で押したくらいでは外れないほど強固に接着できま~す。
FRP用樹脂は通常のタンクコーティング剤と違い硬化剤を使用しますので、この作業の場合は外気温で硬化所要時間が変化します。
工程時間上、タンクコーティングは15~20℃程度、タンクとフタの接着作業は25℃程度で、温度が高い方が硬化時間は短くなります。
あとは加工した部分の仕上げが残っていますので、しばらくはこのまま樹脂が完全硬化するまで放置(笑)
では、また。
RG50もやっている途中なんですが、樹脂が余っているのでこちらも補修。
バイクの燃料タンクは大抵、内部がサビとスラッジでボロボロの場合が多く、特に廃車は顕著です。
いろいろ直し方はあると思うんですが、今回は完全な適当(笑)
まず、タンク内部にサンポール希釈液を満たし、数日放置。
これで、サビ・スラッジをある程度除去、または脆くしておきます。
で、希釈液を捨て、油汚れ用マジックリンでちょっと中和させ、その水溶液も捨てちゃいます。
次に、大胆にタンクの背をグラインダーで開口、内部のすみずみまで手を入れられる範囲の大きさくらい。
(以後、切り取った部分を「フタ」と呼びます)
キタナイ内部をこれで見渡せますので、ステンレスたわしやスクレーパ、紙やすりなどで内部のサビ・スラッジを十分に取り除きます。
こすって除去 → 水洗を何回か繰り返し、最後にドライヤーで水分を強制乾燥させると表面にうっすらと赤錆が出てきます。
発錆は液体のラストリムーバーを100~200cc程度タンク内に流し込み、なじませるとすぐに取れますので、その後水洗してまた乾燥。
これで、タンク内はサビ・スラッジ及び油分が十分に取り除けた状態になります。
今回はタンク外部の塗装はしないので、切断開口部・給油口・燃料コック取り付け部は開けたままの状態でマスキング、塗装面をビニール袋などで養生します。
次に、タンク内部にビニルエステル樹脂(インパラ)を流し込み、タンク本体をあちこち向けてコーティングします。
切断開口部から樹脂の流れは見えるので、まんべんなく回りにくいところは筆などを使って念入りに。
後は1分余り静置すると余分な樹脂分が底に溜まりますので排出、ムダに溜まらないようにします。
これで硬化・乾燥させると、スベスベのつやのある耐ガソリン樹脂膜が完成(笑)
コーティングにインパラ樹脂を使いましたので、フタの接着性を良くするために切断開口部のフチから約1cmくらいコーティング部分をペーパーがけ。
フタはあらかじめ内部側のサビ取りをして、フチから約1cm程度はみ出すくらいのFRP用ガラスマットを内側に敷き、ノンパラでマットをフタに接着。
こうすると、こんな感じで切断した開口部を塞ぐことになります。
(フタのガラスマット部分はタンクの内側に入り、タンク本体との接着面の役目をします)
あらかじめタンクとフタの「チリ(合わせ面)」が合うかどうか確認後、フタ内側に今度はインパラ樹脂を塗り、はみ出しているガラスマットにも樹脂を塗ります。
また、先にペーパーがけを行ったタンク部分も筆で樹脂を軽く塗布。
後はフタを元の位置に戻すようにして、内側からガラスマット部分をタンク内側に張り付ける形で入れ込み保持、この時ハンドリングが面倒ですので、私はマグネットフック2ヶでフタを吊りながら行いました。
硬化後、タンクとフタの隙間がありますので、その部分にスポイトで樹脂を何回かに分けて流し込み。
これで硬化すると、フタは両手で押したくらいでは外れないほど強固に接着できま~す。
FRP用樹脂は通常のタンクコーティング剤と違い硬化剤を使用しますので、この作業の場合は外気温で硬化所要時間が変化します。
工程時間上、タンクコーティングは15~20℃程度、タンクとフタの接着作業は25℃程度で、温度が高い方が硬化時間は短くなります。
あとは加工した部分の仕上げが残っていますので、しばらくはこのまま樹脂が完全硬化するまで放置(笑)
では、また。