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主にアイドルちゃんについて書いています

後藤真希座間コンサート

2007年09月15日 | アイドル
今日から始まるツアー、土日合計4公演の二回目(19:00~)を観る。
開演前のロビーにはハロプロ系特有の猥雑なにぎわいがなかったり、2階席には空席がちらほらあり、
ちょっと心配になったりしたが、いざ本編が始まるとこの心配は杞憂に終わった。
今回のツアーは「Gエモーション」と題されたシリーズのパート2。去年のパート1は観ていないので
語れないが、今回は男女各2人のダンサーを擁し、ガチダンサブルを強調した内容。なんか硬派だ。
俺の隣には母と小学生らしき娘のペアがいたが、この人たちは楽しめただろうか。これはちょっと気にかかる。
ただ、ストリート系ダンスに疎い俺でも「ダンスってカッコいいんだな」と思ったくらいだから、
そっち方面をやっている中高生などが見たら、かなり触発されるところがあったのではないかな。

ステージ上には非常階段ふうというか踊り場ふうというか、ステージの世界観を後押しするような、
無骨なセットが組まれていた。

曲目(2chにあったのをコピー)

01.シークレット 
02.How to use Loneliness 
03.SOME BOYS! TOUCH 
04.City Wind 
MC
05.LOVE。BELIEVE IT! 
06.溢れちゃう...BE IN LOVE 
男ダンサーショー
07.エキゾなDISCO 
08.ねぇ 寂しくて 
09.DAY BREAK 
10.秘密 
ダンサーショー
11.LOVE LIKE CRAZY 
12.WOW 素敵! 
MC
13.LIKE A GAME 
14.抱いてよ! PLEASE GO ON 
MC ダンサー紹介
15.ガラスのパンプス 
EC
16.GIVE ME LOVE 
17.Hips don't Lie(*シャキーラの曲)
MC
18.愛のバカやろう

素通しの幕に映し出された後藤真希の映像と、ステージで歌う彼女がオーバーラップし、
コンサートは幻想的に始まった。しかし全編通じてダンスの激しさが際立つ構成。ハロプロ系というより、
浜崎・倖田・BoAなどに近い空気。太ももに視線がいくような衣装ばかりだ(笑)。
その合間合間に貴婦人調だったり、アイドル然とした衣装の曲がはさまれる。

今回で4度目の参加となる後藤コンサートは、他のハロプロのそれと比べ、ふわふわしたかわいらしさは
少ないのだが、ごっちんコールがまとまったときの引き締まった一体感には常に感動をおぼえるほどで、
今回でいえば14曲目「抱いてよ! PLEASE GO ON」のときの異常なヒートアップとまとまりが
まさにそれだった。野球に換算すると、この時間帯は球速160キロを確実に超えていたはず。
ラストではまた幻想的なムードに戻り、ステージ全体が「後藤真希の見た一幕の夢」といった
ストーリーに仕上がっていた。正直、今の彼女の路線であるR&B系メロウな感じにはあまりなじみがなく、
「どうやって満喫したもんだか今ひとつよくわからない」というとまどいがあったりするのだが、
普通に生活していたら絶対に自分からは聞かないであろう、そちら方面へのとっかかりになったり
するのも事実で、取ってつけたような理屈になるが、色々な音楽をすべて飲み込んでしまう「アイドル」という
ジャンルの懐の深さを実感したりもしている。MCも楽しそうだった。かなり上達していたと思う。

正直、シングルヒットパレード的なものを期待すると肩すかしを食うのだが、ステージ全体に漂う
刹那感・疾走感は嫌いではないので、これからも世界観確立のために色々なものを魅せてほしい。

四人のダンサーのうちひとりずつ(夫婦なんだって)のブログ。これを見ると、
歌手のバックなどのダンサーの生活は、インディーの売れっ子レスラーのそれと酷似している。