WOWOWで土曜夜にスタートした新シリーズ。最初から一通り見ているので今回も見る。
第1話はいきなりブラジルロケ。観光スポット・逃走した犯罪者・現地のワル・むやみなアクションなど、
内容はほぼそっくり「Gメン'75」の香港コネクションシリーズだった。「マイアミ」自体は
主人公ホレイショ・ケインがどんどん「大都会」「西部警察」の渡哲也化している。
第1話はいきなりブラジルロケ。観光スポット・逃走した犯罪者・現地のワル・むやみなアクションなど、
内容はほぼそっくり「Gメン'75」の香港コネクションシリーズだった。「マイアミ」自体は
主人公ホレイショ・ケインがどんどん「大都会」「西部警察」の渡哲也化している。
科学的な捜査の部分の細部にも目が行き届いているのが好ましい。故に、あまり感情面が強調されると、興味を削ぐ。日本制の警察・推理番組の粗雑な科学の扱いと異なる、化学的な分析・調査の妙味が好きなのだから。
とは言いつつも、登場人物の生活・人柄など多少は透けて見えてくる作りも悪くない。これが先に立ってしまうと、日本の2時間ドラマと同じレベルになってしまう。
「マイアミ」のホレイショ・ケインは、確かに米国人が考えるサムライ的な雰囲気はある。黙して語らず、じっと耐えて、しかし淡々と進んで行く。そんな雰囲気を漂わせている。私は興味深くは思うが、些か窮屈に感じる。珍しい行き方かも知れない。
>「大都会」「西部警察」の渡哲也
がどうだったかハッキリとした記憶がないので、そうだと頷けないのだが、私の薄い記憶を辿ると、渡哲也のそれより、一層静寂さを感じる。まるで禅僧のイメージだ。もちろんイメージである。が、彼の「静寂さ」は好きである。
そうそう、「ラスベガス」のグリッソムも、似たもの同士の様だ。
(☆ホレイショよ、この天地(あめつち)の間には、君の哲学では想像もつかぬほど多くの物事がある。(『ハムレット』)-が由来かな)
ホレイショはキューバ系が入っている設定だと思いますが、
単なる白人にしか見えないのがご愛嬌(笑)。
WOWOWのサイトで、「マイアミ」に出ている声優の人たちの座談会がありましたが、
そこでもマイアミの新シリーズ第一話の超絶展開は話題になったそうです(笑)。