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PASSPO☆バンド形態初披露 池袋サンシャイン噴水広場(17~)

2014年03月25日 | アイドル

PASSPO☆はまだ、「そこらへんの人誰もが知っている」というほどではない。
だから、ショッピングモールなどで無料イベントが行われても、
正直そこまで集客力がない。
今日もまたそんなふうだろうと思っていた。
だが今日は違った。
明らかに、これまでPASSPO☆の無料イベントでは見たことのない数の人が
彼女たちを見ていた。
ステージ前の優先エリア、その後ろ、上のフロア、その上のフロア。
新曲「Perfect Sky」で初披露される、バンド形態PASSPO☆を楽しみにする人たち。
何かが始まる期待感はもちろん、大丈夫かなという保護者視線が多かったと思う。

ボクが現地に着いた時点では、私服姿のクルーがリハーサル中。
その時点ではまだ楽器を本格的に鳴らしていなかったが、セッティングが重要なので、
楽器を使わないとき以上に入念だ。
リハを終え、他のクルーがみな楽屋に引き上げた後も、槙田紗子さんだけは
まだ心配事があるのか、ギターを肩から下げたまま、ステージ袖に控える
The ground crew(PASSPO☆のバックバンド)のメンバーや、PASSPO☆通常時のスタッフと
話し込んでいた。たぶん、アドバイスを仰いでいたのだろう。らしいな、と思った。

注意事項が告げられた後、奥浜レイラさんの司会で、数分遅れてイベント開始。
ふだんは全編撮影・録音禁止だが、今日は特別に、新曲「Perfect Sky」を演奏する
バンドパートだけ、ケータイ、スマホ限定で静止画撮影OKとのこと。

ボクはPASSPO☆のイベントでは、フォーメーションを見るのが何より楽しみなので、
今回も上のフロアを選択。これで大正解。
新曲衣装の、青の発色が特にきれいなトリコロールと、噴水広場のフロアの模様が相まって、
クルーが「巨大なゲーム盤で躍動する駒」のように見える。

全4曲
少女飛行
サクラ小町
マテリアルGirl
Perfect Sky

バンドに集中するためか通常より曲数は少なかったが、濃密な時間だった。
1曲目に、メジャーデビューシングル「少女飛行」を選んでくれて嬉しかった。
今でもPASSPO☆がテレビに出ると取り上げられる、
「オリコンウイークリーチャート1位」という金字塔を打ち立てた曲だ。
この事実よりも、それを獲得するために考え抜かれた策、そして
パッセンジャーのむやみな熱情、そしてこれがパッセンジャーの疲弊を呼び、
その後のPASSPO☆のチャート上での伸び悩みにつながったことが
PASSPO☆にはのしかかっているので、その意味でもこの曲は特別なのだ。

そしていよいよバンドとしてのPASSPO☆のデビュー。
この部分だけは撮影可なので、ボクもちょっとだけ撮影。

まだ動きが固い(ガチガチというのではなく、バンドにまだ慣れていない人特有の、
どう動いたらいいのかが板についていない・よくわからないでいる感じ)のだが、
正直もっとアレなイメージを持っていたので、堂々としているクルーを見られて安心した。
二人の鍵盤弾きでは、根岸愛さんのキーボードは二段式なのに、奥仲麻琴さんのオルガンは単体で、
ここらにキャラの違いが出ていると感じた。
同じく二人のギタリストでは、槙田紗子さんは男闘呼組でいうと成田型、安斉奈緒美さんは
岡本健一型に思えた。
ドラムスの玉井杏奈さんは不本意なプレーだったようだが、バンドの肝であるドラムスに
度胸のある彼女を据えたのは正解だ。
増井みおさんのベースはまったくトリッキーでなく、しかしロックの基礎をきっちり押さえたスタイル。
藤本有紀美さんのDJは、この手の演奏スタイルだといまいちピンとこないが(笑)、
おそらく彩りを加える役目なのだろう。
たぶん楽器陣よりボーカルにつぎ込める余力が大きいので、コーラス面での活躍が目についた。
岩村捺未さんは、「それ以外ないだろう」というほどしっくりくるタンバリン(クレジット上は
パーカッション)。彼女もこれまでよりコーラスで活躍していたように見えた。
そしてバンド編成になってからも、唯一これまでと同じ役目の森詩織さんのリードボーカル。
他のクルーは持ち場を離れられないorまだその余裕がないので、彼女が1人で「場」と
対峙することになる。

これが絵になった。

意図していたのか結果的にこうなったのか、PASSPO☆は他の芸能人でいえば、
TOKIOに近いフィールドでの活動を志向していくのか、と腑に落ちた。
TOKIOはバンドとしてロックフェスに出るそうだが、バンドとしての目標を聞かれた
もりし(森詩織)が、
「バンド形態でフェスに出たい」と答えていた。

それぞれが他分野で活動しつつ母体も忘れず、必ずしも若い必要もなく、
蓄積によって味わいが出てくるあのあり方である。

PASSPO☆がバンドでやるからには、ある程度のスパンを計算しているはずだ。
これまでの女性アイドルにはない(しいて言えばMAXのあり方が近いか)、
ファンとともに年を取っていく現役アイドルになってくれるのだとしたら、
こちらとしてもありがたいことこの上ない。
あとは、バンド形態でドライブ感のある曲が欲しいな~(難しいことをしなくてもいいので)

「記念日」たりえる素晴らしいひと時に立ち合えた幸せを噛みしめつつ。
PASSPO☆の皆さん、どうもありがとう。これからもよろしく。


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