五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

硫黄島の星条旗

2006-11-03 13:19:53 | 映画
父親たちの星条旗 ”Flags of Our Fathers” (2006・米)
監督:クリント・イーストウッド 脚本ポール・ハギス/ウィリアム・ブロイレスJR.
出演ライアン・フィリップ、ジェシー・ブラッドフォード、アダム・ビーチ

日米双方の視点から、太平洋戦争最大の激戦だったといわれる
硫黄島の決戦を描く2部作、米国側からみた硫黄島の話。

激しい戦争アクション大作かなと期待して、昨日観てきました、が...。

あの有名な星条旗の写真は見たことありましたが、擂鉢山に立てられたことも、
星条旗が2回掲揚(差し替え)されたことも知りませんでした。
真珠湾攻撃、沖縄戦、広島・長崎原爆投下は知っていても、
硫黄島の激しい戦闘については映画を観るまで知らなかった。
自国(日本人)でありながら、歴史を知らず恥ずかしい気持ちになりました。

色調を抑えた映像が美しく、最前戦で戦った若者たちがいつでも(戦時中も戦後も)
政治・権力に利用され捨てられる悲しさに、やり場のない憤りを感じました。
クリント・イーストウッド監督は、映画製作を通してイラク派兵したブッシュ政権への
批判的なメッセージも込めているんじゃないのかな。

2部作なので、続編も観なきゃね。さすがハリウッド、商売上手!
この調子だと、日本側から見た続編は”バロン西”の話も
そんなに美化されず映像化されるんだろうか?乞う、ご期待。

上の貼り付けた画像は、映画のものに差し替えてます。(笑)
オリジナル写真は↓
コメント (5)
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