五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

マンハッタン

2007-10-19 21:43:55 | 映画
Manhattan(1979・米)B&W 監督ウディ・アレン
出演ウディ・アレン、ダイアン・キートン、メリル・ストリープ、マイケル・マーフィ、
マリエル・ヘミングウェイ 撮影ゴードン・ウィリス、音楽ジョージ・ガーシュウィン
・お話・
N.Y.マンハッタンでTVライターから小説家への転進をめざす男(W・アレン)と
彼を取りまく女性達を中心に、都会に生きる中年男の恋愛や日常を描く。

コンプレックスのかたまりで、かかり付けの精神科医に日ごろから世話になり
ながら大都会NYを生き抜く中年男性の生活を語らせたら実にうまいW・アレン。
きっと日本の若い女性にはもっともモテないキャラクターだろう。

でも米国では、D・キートン演ずる似非(えせ)キャリア・ウーマン達には
こういった冴えない風采のインテリ男がなぜか受けるのだ。早口で会話する
駆け引きから真の男の魅力を感じるのだろう。中身が大事ってこと!
でなけりゃ若い高校生(M・ヘミングウェイ)の心まで捉えないだろう。
・・・半分やっかみ気味で観てました、なんでそんなにモテルんだって。(笑)

深夜から、夜が白み始めるまでマンハッタンを散策するデートの粋なこと。
これだけのために映画を撮ったよう...絵画のように撮影が美しいのです。
これにG・ガーシュインの音楽がロマンティックに白黒映画!を彩っているのだ。

このサントラ盤、A面が”ラプソディー・イン・ブルー”です。そしてB面が小粋で
ジャズィー曲ありのガーシュイン・メロディがいっぱい。Jazzファンにもお勧め。
コメント (2)
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