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MyNewsJapan2020.12.18
植田武智
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筆者の調査で、左のモスのポテトの包材にはPFASを 使用中であることが判明した。包材について現在、 5社のハンバーガーで安心して食べられるのは モスバーガー(右)だけである。
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「永遠の化学物質」とも呼ばれ、体内に長期蓄積する 有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)。がんや肝臓 ・甲状腺の疾患など様々な有害影響が報告され、米国 では自主規制で販売中止が決定。EUでは4700種以上の 規制強化が10月に発表された。ファストフードでは、 消費者の利用頻度に応じて血中PFAS濃度が1.45倍~2 倍に増える疫学調査があり、これは容器の撥水撥油 加工に使われるPFASが溶け出し摂取されるためと考 えられる。国内大手5社を調査したところ、ミスドが 不使用とする一方、モスはバーガ―で不使用だがポテ トは使用、マクドとKFCは使用、ロッテリアは「情 報を確認できない」ことがわかった。近年、ESG(環境 ・社会・ガバナンス)が注目されるが、自社商品で 社会や環境に有害な物質を使用し、消費者が聞いても 答えない企業は失格だ。
【Digest】 ◇水道水だけではないPFASばく露源 ◇フライドポテトの袋からどの程度溶出するか ◇ファストフード利用が多いほど血中濃度が 上がる ◇PFASによる新型コロナ感染重症化を懸念 ◇バイデン氏も有機フッ素規制強化を公約へ ◇PFOA禁止による代替撥油剤でも危険性判明 ◇アメリカでは代替品も販売自粛へ ◇EUではすべてのPFASを規制へ ◇日本の大手ファストフードチェーンへの聞き取り 結果 ◇当初回答拒否したマクド・ミスド・ロッテリア ◇マクドナルド最初は不使用との回答もその後使用 を認める ◇KFC「短鎖型のPFASは使用しています」 ◇モス「ハンバーガーには不使用だが、ポテトの 袋には使用」 ◇ミスド「パラフィン紙を使用のため有機フッ素 は不使用」 ◇最後まで「ノーコメント」のロッテリア ◇有機フッ素加工とその他の加工の見分け方
(各種データや一覧表をPDF添付)
◇水道水だけではないPFASばく露源
有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)は、体内に 長期蓄積し、がんや肝臓・甲状腺の疾患、血中コレ ステロール上昇による心疾患リスクの上昇を招く。 妊娠中のばく露では子どもの出生時低体重(成長 後の生活習慣病の原因)や免疫力低下による感染 症罹患率の上昇、脳の発達への影響など、様々な 有害性が報告され、世界中で規制の強化が進行中 である。
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前回、有機フッ素化合物(PFAS)による地下水、 水道水汚染の記事を書いた。この水道汚染は、 4700種類以上あるPFASの内、すでに禁止された 2物質PFOSとPFOAによるもので、過去の遺物に よって続いている汚染だといえる。
ただPFOS、PFOA以外の有機フッ素化合物 (PFAS)はまだ規制されないまま。それらの PFASは今でも我々の身近に使用されている。 それらを含む製品の使用による直接的なばく 露も進行中である。
PFASは、水も油もはじき、熱にも強いという 性質から、さまざまな身近な製品に利用されて きた。
典型的なものは、フライパンのこびりつき防 止のいわゆる「テフロン加工」だが、それ以外 にもファストフードのハンバーガーやポテトフ ライなどの包装容器の撥水撥油加工にも使用さ れている。
米食品・医薬品局(FDA)によれば、フライパ ン加工などでは、高温で焼き付けてあるため PFASの溶出がほぼなく、高温で空焚きした場合 にガスとして発生する程度だという。
しかし包装容器への使用は、低温で加工され ているため、食品への移行が起こりやすいと指摘 されており、現に食品への移行テストでも、温度 や時間などの条件で違いはあるものの溶出される ことが確認されている。
◇フライドポテトの袋からどの程度溶出するか どれくらいの量が溶出するのか .....この続きの文章、および全ての拡大画像は、 会員のみに提供されております。
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ということで、注意が必要です。
今朝の我が家周辺。
先日、何やら工事をしていると思ったらようやく「光回線」が伸びてきています。
ようやくきましたよ。
今年夏ごろプロバイダーより「光」にしませんか?との勧誘があり、ぜひお願いしますと申し込んだのですが、何か月か後やっぱり断られてしまいました。今回は町がお金を出して全世帯が接続できるようにしてくれたようです。いつから利用できるのか確認しなきゃ!
江部乙。(ツルウメモドキ)