里の家ファーム

無農薬・無化学肥料・不耕起の甘いミニトマトがメインです。
園地を開放しております。
自然の中に身を置いてみませんか?

今年の漢字。

2020年12月14日 | 社会・経済

【本日2本目の記事です。1本目はトウキョウトガリネズミの訂正とお詫びです。そちらもぜひご覧ください。】

 

「密」だそうです。流行語大賞が「三密」でした。

わたし個人としては「密」とは縁遠い生活、自然の中での生活でしたので,わたしなら「禍」を選びます。この字も2番手の候補に挙げられていたようです。
「コロナ禍」
それ以上に「政権禍」を連想します。


トウキョウトガリネズミ訂正・お詫び。

2020年12月14日 | 自然・農業・環境問題

先日紹介いたしました「トウキョウトガリネズミ」。専門の方に写真で見てもらったところ、「オオアシトガリネズミ」ではないかということでした。

いただいたメールをここに添付し、誤った情報を皆様に流してしまったこと、深く反省し、お詫びいたします。

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こんばんは。

体長、全長の測り方は、添付ファイルのようになります。

(添付ファイルより)

背中が伸びた状態で計った胴長長(鼻先から尾の付け根まで)が、4cm程度がトウキョウトガリネズミに該当する可能性があります。全長は約7cmになります。

(トウキョウトガリネズミの胴の長さが4.5cmと引用されていますが、背中を伸ばした状態ということを書いていないサイトが多いので多くの方が勘違いされています。)

写真の状態では、背中が丸まっているため、実質4cm以上あることから、トウキョウトガリネズミではありません。

大きさとその他の体の状況から、オオアシトガリネズミである可能性は95%以上です。

ごく希に、エゾトガリネズミの大きい個体が似たような大きさに見えることがありますが、今回はその可能性はほぼ無いと思われます。

体長を正確に計ることは、死亡している場合丸まっているので、難しいこと、個体差が大きいので種の確定の決め手には基本的にはなりません。

むしろ、体長よりも後足長(かかとから指先まで(爪をいれない))が、10mm未満であれば、トウキョウトガリネズミである確率はほぼ99%になります。

なお、足は地面についている状態、体をささえている程度の圧力がかかっている状態で計ってということになります。

足も丸まっている状態では、ダメです。

なお、正確に種を確定するには、上顎の歯の形で確認する必要があります。

お住まい地域には、トウキョウトガリネズミ次に小さいヒメトガリネズミの生息が確認されています。

ヒメトガリネズミの特に小さい個体は、トウキョウトガリネズミの大きさと非常に似通っています。

しかし、後足長を計れば10mm以上あります。

とても、小さいと思ったら、後足長を計ってみてください。

同定方法については、そのうちHPでアップしますのでまた見ていただければと思います。

不明な点があれば、ご連絡ください。

よろしくお願いします。

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 後ろ足長を見てみると確かに10㎜を超えています。
そんなわけで、今回の「大発見」はなかったことになりました。
残念ですが、このような生物がいることもご理解いただけたのかと思います。
ちなみに、この生物は虫を食べる、人にとっては益獣であり、作物を食べるようなことはないようです。

 今、メールを確認するとまたまたうれしいメールが届いていました。
ご紹介いたしましょう。

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おはようございます。

北海道に生息する4種の内オオアシトガリネズミは、ミミズが多いところに個体数が多い傾向にあります。ミミズは好物ではありますが、昆虫やクモを食べています。

体は小さいですが、かなりの大食漢です。

昆虫が大発生しないように、調整する役割を担っているのです。

オオアシトガリネズミは全道に広く生息していますが、

ミミズが多く、一般的に豊かな環境と言われる環境に圧倒的に多い

傾向があります。

すなわち、ネズミ捕獲器で捕獲できるということはそれだけ、個体数が多い=豊かな環境=良い土壌を作られておられるという証でもあります。

トウキョウトガリネズミは、これまで豊かなと言えないような環境で

発見されています。

むしろ、オオアシトガリネズミが身近で見られる、捕獲される環境に

あるということは、トウキョウトガリネズミを発見されるよりも、

素晴らしいことだと思います。

トガリネズミは、人に対して悪さをするようなことはありませんので、

数を減らさないように見守っていただければと思います。

トウキョウトガリネズミの発見よりも、オオアシトガリネズミがいることを確認できた方が、○○様の無農薬、無化学肥料による事業が正しく環境と調和されているひとつの指標であり、素晴らしいことだと思うことを申し添えたくメールさせていただきました。

現状では、道央圏ではトウキョウトガリネズミは発見されていませんが、可能性が無いわけでありませんので、もし怪しいものを発見されたらお知らせいただければと思います。

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ありがとうございました。