里の家ファーム

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備えるべきは戦争ではなく、災害。

2024年01月03日 | 生活

わたしの『資本論』研究③

 

剰余労働と「所有」

 

 「所有」とは、支配階級が被支配階級の剰余労働を取得する仕組みである。

社会主義社会では「生産手段の社会化」を確立しなければならない。労働者を搾取するための資本家の生産手段は取り上げられ、社会に開放される。「搾取」を目的としない生活のための生産手段はそのまま引き続き使うことが可能だ。

 

「生産手段の社会化」=個人的、集団的に所有する生産手段を取り上げる?

という誤解を生じさてしまった。

 資本主義社会を脱したばかりのこの社会では、個人的経営、農業、商業、そして資本家を追い出した後の大小の集団的経営、等さまざまな経営形態が存在する。プロレタリアートの執権は、すべての生産手段を一元的に管理する。それは生産手段を取り上げることではなく、労働可能なすべての人々にそれらを開放することが任務である。そのためには大量の生産手段を社会として準備しなければならない。

 資本家が労働者を搾取するための生産手段は取り上げ、社会に開放する。もちろんこれまでと同様、個人的な所有物としての生産手段も、それが搾取の手段とならない限り「所有」が認められる。なぜなら、「社会的に結合した」個人だから。

 「生産手段」を誰が持つかよりもう一歩踏み込んだ「剰余労働」を誰が取得しているかを考察しなければならない。「所有概念」の根本である。

 

階級社会における「所有」とは何か?

 それは他人労働の取得、支配階級による被支配階級の剰余労働の取得である。個々人が生活のために生産手段を持つことの「所有」と剰余労働を取得するための「所有」とは区別されなければならない。

 「経済学は二つの非常に違う種類の私有を原理的に混同している。その一方は生産者自身の労働にもとづくものであり、他方は他人の労働の搾取にもとづくものである。」(『資本論』)

共産主義は、社会的生産物を取得する力をだれからも奪うものではない。ただ、この取得を手段として他人の労働を隷属させる力を奪うだけである。」(『共産党宣言』)

 

「私的所有の禁止」とは?

 一般市民の財産、生産手段を奪い取ることではない。他人労働の私的取得の禁止ということに他ならない。自己労働にもとづく「所有」は守られる。働く者の剰余労働は資本家の手から働く者の社会が管理する。

 巷で聞く「私有財産の否定」や「すべてのものが共有される」などというたわごとは国民、市民に悪い印象を与えるための繰り言である。


戦争は相互理解によって防ぐことができますが自然災害はいつ来るかわかりません。今は戦争に備えるよりも自然災害に備える時ではありませんか。近い将来より大きな災害が予想されている今、すべきことは自然災害に備えることです。
 羽田空港での航空機事故でも乗員・乗客全員が助かりました。これは「奇跡」だと世界から称賛されました。ひごろからの乗務員教育や演習などの成果でしょう。
 下の記事、どちらが被災者を励ましているでしょう。確かに、言ってることには一理ありますが・・・・

過多 金脈(すぎた きんみゃく)。


【サンドウィッチマン】伊達みきおさん 「きっと、沢山の方が助けに来てくれます。何とか乗り切って下さい!」能登半島地震に際して呼びかけ

TBS NEWS 1/3(水)

3日、お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきおさんが自身のブログを更新し、今回の能登半島地震に際して思いを綴りました。

伊達さんは「新年早々、こんな大きな災害に見舞われるとは…。亡くなられた方々、ご遺族の方々へ心からお悔やみ申し上げます。」とお見舞いの思いを綴り「普段ご実家を離れていて、富山県、石川県へ帰省されていた方も沢山いらしたと思います。」と慮りました。

次いで「東日本大震災の時もそうでしたが、震度5レベルの余震は少しの期間続くんですよね。耐震構造のない家、特に高齢者の方々は安全な場所へ避難されていると思いますが、寒い北陸のこの時期は本当に大変かと思います。」と、気遣いを示しつつ注意を促しています。

さらに羽田空港での航空機事故にも言及。その一方で「東日本大震災で東北の被災地を沢山助けて頂いた恩返しとして、経験値のあるスタッフが既に北陸へ入っているはずです。」と、かつての被災地から今回の被災地へ、助けの手が向かっているはずという思いを綴り、「きっと、沢山の方が助けに来てくれます。何とか乗り切って下さい!」と、読者を勇気づけています。

そして「富山県出身の立川志の輔師匠、柴田理恵さん、室井滋さんがきっと何かしら発信してらっしゃると思います。自分に何ができるか、我々も一緒に考えます。」と、今後何らかの支援に乗り出す可能性を示唆しています。

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杉田水脈衆院議員 石川地震で現地入りする人に…引用で注意喚起「非常に邪魔です」「ただの野次馬観光客」

スポニチアネックス1/3(水)

 

杉田水脈氏ツイッターアカウント

 自民党の杉田水脈衆院議員は3日、自身のX(旧ツイッター)を更新。1日午後4時10分ごろに発生した石川県能登地方を中心とする最大震度7の大きな地震を受け、現地入りする人々へ向け注意を促した。

 杉田氏は「今回の地震に対して、“お前がすぐに被災地に行け!”とのコメントをたくさんいただいています」と書き出し、「大きな災害がある度に、この記事をシェアしています。皆さんも今一度、読んでみてください」として、元兵庫県西宮市長・今村岳司氏のブログを引用。

 「以下、引用です」とした上で「まずは、呼ばれでもしないかぎり、絶対に被災地に行かないことです。被災地から出ようとする人、入ろうとする支援部隊や家族でアクセスはただでさえ大混乱ですから非常に邪魔です」、「統制もとられておらず装備もなく訓練も受けていない『ボランティア』はただの野次馬観光客です。何の役にも立ちません」と記した。

 続けて「次に、要請されないかぎり何も送らないことです」とも。「何が不足しているかもわからずに送られてくるものは、千羽鶴と同じゴミです。『着るものがないだろう』とボロを送られても馬鹿にされたと思うだけです。水もガスもないところにカップ麺を送られても意味ありません。現場に何が必要かを理解しているのは現場のプロだけです」と呼びかけた。

 この投稿には「すごい冷静な意見」「大切なことですね」「杉田水脈先生流石です きちんと正論を言われる」「そのとおりですね。何もしないくせに偉そうに“お前がすぐに被災地に行け!”と言う奴に限ってただの内弁慶」「要請が無い限りしないのが当たり前です。無責任な意見が多い」「先走って物資を送り付けたり、ボランティアに向かったりするのはかえって迷惑になりますからね」と、さまざまなコメントが寄せられた。