ミャンマー、国軍の弾圧で死者510人に「少なくとも35人の子どもが殺され、無数の子が重傷」とユニセフ
「東京新聞」2021年3月30日 10時35分
【バンコク=岩崎健太朗】ミャンマーの人権団体「政治犯支援協会」は、29日夜、国軍の弾圧による死者が、計510人に達したと明らかにした。最大都市ヤンゴンなど市街地では市民に手りゅう弾が使用されるなど、攻撃はさらに激化している。
地元メディアによると29日、ヤンゴン郊外の住宅地で激しい衝突があり、兵士が市民側のバリケードを破るために手りゅう弾を使用。10人以上を射殺し、負傷者の救助に向かう医療チームを阻んで攻撃を続けた。
市民と連携する動きがみられる少数民族勢力の地域では27日以降、戦闘機による空爆を開始。南東部カイン州では1万人前後が避難し、数千人が川を渡ってタイに逃れたが、タイ軍に押し戻されたもようだ。29日には北部カチン州でも空爆があった。
子どもの犠牲者も相次ぎ、国連児童基金(ユニセフ)は29日「少なくとも35人の子どもが殺され、無数の子が重傷を負った。数百万人の子どもや若者が心に傷を受け、長期的な影響は壊滅的なものになる」と非難した。
クーデターから4月1日で2カ月を迎える。国軍は抗議の長期化に、徹底的な弾圧で統治に従わない勢力を一掃する構えをみせている。
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ミャンマー 増える子どもの犠牲 国際社会の非難高まる
子どもたちが亡くなるなんて、悲し過ぎます!
国連って、何のためにあるんだろうって思ってしまいます。
日本は経済援助を即刻止めるべきだ。