1食110円以下が4割
「しんぶん赤旗」2023年6月27日
子どもの学習支援や食料支援を行う認定NPO法人「キッズドア」は26日、厚生労働省で会見し、同団体の支援を求めて登録する世帯を対象にした緊急アンケート結果を公表しました。所得200万円以下が6割にのぼるなど深刻な生活困窮の実態が明らかになりました。
アンケートは5月30日から6月6日まで実施。1538世帯が回答しました。
エアコンつけず
調査によると、1人当たりの食費が月1万円以下(1食当たり110円以下)の世帯が4割に上りました。全体の9割が母子世帯で、所得200万円以下が6割でした。「貯金はない」が35%、「借り入れがある」が45%。物価高騰やコロナ禍による家計への影響(複数回答)として、「エアコンをつけないようにしている」が64%、「空腹をがまんしている」が30%となりました。
同団体はこの日、物価高騰下で、ひとり親など子育て中の困窮世帯が「命の危険にさらされている」として緊急要望書を政府に提出。「2020年以降、今年が一番深刻」だとし、実態把握や現金給付、生活保護の利用促進など、国や自治体による早急な対策を求めました。
物価高騰が直撃
渡辺由美子理事長は「コロナ禍から抜け出せないうちに物価高騰が直撃している。すでに『子どもの栄養が足りていない』という訴えも多く、給食がなくなる夏休みには食料の不足による栄養失調、エアコンをつけないことでの熱中症など健康被害が広がることが強く予測される」「大げさではなく、命が危険だ」と語りました。
調査では、昨夏と比べ「賃金上昇した」という回答が14%、「賃金上昇しなかった」は85%であり、渡辺氏は「企業への賃上げ要請では非正規雇用者の収入は増えない」として、最低賃金の引き上げが必要だと話しました。
こんな事態を放置して「軍事費」倍増?
「弱者」切り捨て。
「少子化」対策は?
今日、今季初めて30℃超え。
朝早めに畑での作業は氣持ちが良い。
待ちに待った雨が日付が変わるころから降るようだ。
よかった、助かったぁ~!
なし、何個残るかな
本当に、弱者に対してはとことん冷たい国ですね。
裕福な方々が議員をするのではなく「今、困っている事・今、問題にしないといけない事」を、一般の方々の目線に立っている方々にさせないと、ますます乖離していきそうです。