食品 電気 ガス 水道 電話代 医療費… 物価高でも年金減!?
「しんぶん赤旗」2022年6月15日
高齢者「生活できない」
「物価高なのに年金減らすの!? これじゃ生活できない」―。きょう15日は、年金がこれまでより0・4%減額されて支給されます。年金受給者の間には、不安と怒りが広がっています。(武田祐一)
「新年度の年金通知を見てびっくりしました。年間7700円近くも減らされます」と話すのは東京都内に住む元会社員の阿部修二さん(75)です。「厚生年金と国民年金の合計額から、介護保険料と住民税が差し引かれ、ひと月当たりの生活費は10万円ほど。さらに今年から後期高齢者医療保険に切り替わり、医療費の負担増が心配だ」といいます。
「食品でも何でも値上がりしているのに。庶民から年金や消費税をむしり取るのはやめて、大企業・富裕層から税金を取って社会保障にまわすべきです」と声を震わせます。
ただでさえ少ない
「ただでさえ少ない年金を減らすなんて、やめてほしい」と話すのは都内で鮮魚店を営む女性(79)。6年前に夫を亡くし、1人で店を切り盛りしています。「年金は年額50万円ほど。そこから介護保険料を11万円近く引かれ、今度の改定でさらに2千円減っちゃう。こんなんじゃ暮らしていけないよ」と憤ります。
元縫製業の女性(83)は一人暮らしで、年金だけが頼りです。「月7万円ちょっとで、やりくりしています。食品もだけれど、電気、ガス、水道、電話代が高い。公共料金だけで1万円以上が消える」といいます。
この女性は戦前、「満州」(中国東北部)から、命がけで引き揚げてきた経験があり、ロシアによるウクライナ侵略に胸を痛めています。「戦争は絶対ダメ。岸田自公政権は軍事費を増やすというけれど、とんでもない。国民が生活で、こんなに困っているのだから、消費税を5%に戻すとか暮らしにお金を使ってといいたいね」
「参院選で変えて」
元ガラス工芸職人の男性(85)は「物価が上がっているのだから、年金の支給額も上げてほしい」といいます。
20年前に脳梗塞になりました。ある程度回復したものの、左手が利かなくなりました。精密な作業が困難になり、廃業。それ以来、年金生活です。
「みんな、ぎりぎりでやっている。医者に通うのに毎月5、6千円かかる。75歳以上の後期高齢者の医療費窓口負担の2倍化はやめてほしい」と訴えます。
「岸田政権は軍事費を2倍にするとか、改憲めざすとか、やりたい放題だ。今度の参院選で政治を変えていかねば。そのためにも日本共産党に頑張ってもらいたい」と期待を寄せます。
私の年金ももちろん下げられました。そして「介護保険料」が上げられ天引きです。物価が上がった分の消費税までも取られるのです。せめてこの時期、5%までひきさげるべきではないでしょうか!腹が立ちます。
草刈りをしていると鳥の巣を見つけました。ヒヨドリでしょうか?
5.6羽いるようです。周りの草は刈ってしまいましたので木の枝を持ってきて隠してその場を離れました。
スイレンも咲きました。
バイケイソウ