お人形作りをされているKさんに切符を送ってもらっていたので伝統工芸展を見に京都の高島屋へ行ってきました。Kさんも応募された様ですが残念乍ら入選は出来なかったとおっしゃっていました。彼女にはずいぶん前にちりめん細工の教室でご一緒してお付き合いが始まりました。日本刺繍の手ほどきもしてあげました。しばらく我が家に通われていましたがお人形(桐塑布紙貼)に出合われてそれ以来お人形作り一筋。
工芸展には300点程の作品が展示されていました。人間国宝の作品も出展されています。作品名、作家名の札を裏返すと価格が表示されています。お人形のお値段は見ていませんが、陶芸の神農さんの鉢は2百万円のお値段がついていました。神農さんは主人の友人の息子さんで志賀町にお住まいで、青磁を作られています。だいぶ前に神農さん親子と私達夫婦で一緒にゴルフをした事があります。その頃は陶芸家として独り立ちされて間もない頃で、お土産に青磁の小鉢をいただきました。箱もなくクルクルッと紙に包んでいただきましたが、彼が人間国宝にでもなったら
人形の林駒夫さん(人間国宝)が解説されているのを聴きました。結構楽しい解説で、枠にとらわれず自分ももっと新しい事に挑戦したいとおっしゃっていました。来年はどんな作品を発表されるのか?楽しみが出来ました。
染色、陶芸、漆芸、木工、金工、硝子や七宝等、日本の工芸の技術は本当に素晴らしいものです。伝統の上にたって更に新しい事に挑戦するというのは終わりがありませんね。