ご近所のWさんが有料の老人ホームに入られることになって、今日はその入所日でした。昨日から娘さんがお孫さんと所帯道具を買い足したり運び込んだりされていました。今日はご本人の移動だけのはずですが、病院の退院の手続きの他には銀行へ行ったり(本人確認のため)と結局夕方までかかったようです。入所される前に私をたづねてきてくださいました。救急車でご一緒した次の日から一度もお会いしてないのですが、すっかりお元気になられていました。一応車椅子をお使いですが杖なしで歩けておられます。頭もしっかりしておられるので介護の認定はしてもらえないのですが94歳という年齢で、ご家族の心配を考えればホーム入所もやむを得ないことなのかもしれません。近くなので病院ほど面会は厳しくないようですので、時々お尋ねするようにしたいと思っています。
10年ほど前にご近所のお友達ご夫妻が当時同居されていた認知症のお姑さんと介護付き高齢者住宅に自宅を処分して移られました。彼女とはその前に京都のギャラリーで二人展をしたことがありました。彼女は書、油絵、木彫り、陶芸となんでもできる方で、私は日本画と刺繍の作品を展示しました。その時に二人で作った販売用の作品がいくつかありました。彼女がロウや墨で文字(万葉集の中からの歌)を書き、私が染めて刺繍をしたものです。
先日片付け物をしていたら切手盆用の掛け袱紗が出てきました。
これを使う事なんて最近は無くなりましたね。
彼女から米寿になったので年賀状は今年でやめるという寂しいお知らせが来ました。親しくしていた人達がだんだん遠くになっていき寂しい限りです。