田遊びや「春鍬よ~し」声のどか 笑子
たあそびやはるくわよよしこえのどか

【長閑・のどか】春の季語です
春の日ののんびりとしたさま
日も長くなり、時間もゆるやかに過ぎるように感じる

玉村早春の三大祭ツアー
すみつけ祭・獅子舞を見学し
昼食を挟んで 最後に樋越(ひごし)神明宮で行われる
「春鍬祭」にやってきました
1枚目の写真は 原森公民館から祭のご一行が
神明宮を目指し歩いているところです

樋越神明宮の春鍬祭(はるくわまつり)は
寛政10(1798)年にはすでに行われていたようです
この祭りは、その年の豊作を予祝して行う田遊びの神事で
毎年2月11日に神明宮で行われます

神明宮の拝殿で祭典が行われた後
榊や樫の枝に餅をつけ、鍬に見立てたものを持った
「鍬持(クワモチ)」が拝殿の前で畔塗り(くろぬり)の仕草をします

これがかなり暗く またその様子を氏子の皆さんが
鍬に見立てた葉っぱ付きの枝を持って囲み見守るので
全然撮れないのですが(;^ω^)・・・
畦塗りをしてから祭典長の禰宜さんに見てもらうのですけど
「まだモグラの穴があるような・・・」とか言われて
なかなか 「よーし」のOKがもらえないのが超可笑しかったです
祭典長の禰宜(ネギ)が頃合いを見て「春鍬よーし」と叫ぶと
一同が「いつも、いつも、もも世よーし」と唱和します
これを3回繰り返すと持っていた鍬を投げます!!!!

その投げられた鍬を観衆が奪い合う!!!ということで
その本番の小一時間前から場所取りしていたのですが
そうは問屋が卸さない・・・というのが祭り撮影あるあるなのでした(笑)
取った鍬を家に飾っておくと養蚕があたり
稲穂を拾った人の家は豊作間違いなしといわれていますよ
もちろん私はとれませんでした(-_-;)

鍬を投げたあとは 餅や菓子・カップ麺・そして金券??
などが多数投げられ、ものすごい争奪戦になりました

みなさん袋を準備して虎視眈々と狙います・・・・
私はその迫力に負けそそくさと諦め最後尾に(;^ω^)
この春鍬祭は、平成14年に国の重要無形民俗文化財に指定されました
いやはや 玉村の早春の三大祭り!恐るべしです
めちゃくちゃ楽しいツアーなのでした(#^^#)
あと2日くらい祭以外の見学の様子やお土産などの事を書こうと思っています