静かになった才が原林道・・・!
今日(7日)は、西江寺の境内から裏山へ抜け、聖天の森の展望台へ
出ると、北側にはもう落葉してしまった樹々の間から、瀧安寺の赤い
瑞雲橋が見えました・・・
南を見ると今日も大阪がきれいに一望できます・・・
堺の臨海工業地帯から上る煙突の白い煙が、まっすぐに上に昇って
います・・・ 今日は穏やかな晩秋の小春日和です。
箕面の才が原林道が崖崩れの為に通行止めになって久しくなりますが
、既に補修工事も終わり人は通行できます。
しかし、見ていると行政はしばらくの間、通行禁止を解除しない様子
ですね・・・?
と言うのも、この林道に夜間、心無い人たちが車で大型ごみを捨てに
きて放置し、周辺のごみ収集に、毎年春・秋ボランテイア市民ら数百人
で、何十トンものゴミを搬出し、片付けてきているからです。
私も初めて参加した時は、そのゴミの多さにあ然としたものでした・・・
重機を使って吊り上げねばならない大型の冷蔵庫やTV、家電製品
から大型家具類、果ては工事業者の廃材・産廃が沢山・・・
それにバイクから車まで、捨て放題なのです。
まして、日常の生活雑貨や製品類は山積みされ谷底まで堆積して
います。
行政も警告の表示板を掲げたり、投げ込まれないように高いフェンスを
張ったり、監視カメラを設置したりと対策は打っているようですが、
イタチごっこのようで、景観も悪くなり、まさに都市近郊の宿命なの
か?
箕面の森の恥部でもあります。
しかし、この林道は箕面ドライブウエイが開通した為に、箕面ビジター
センター前からの南行きの一方通行路になっていて、まさに一車線の
狭い林道そのものですから、私は一般通行車両禁止とし、緊急時に
のみ使える予備路でいいのではと思ってきました。
林道は灯りもなく、真っ暗な山の中で尾根筋のため、特に東斜面の
谷間に捨てられやすいのです。
いずれにせよ車が通れなければ捨てようがないのですから、究極の
結論ですね。
崖崩れは小規模のもので、すぐに補修できる程度のものでしたから、
行政もこれを機会に一気に対策として一般車の通行止めに出たと・・・
私は勝手に思っているのですが・・・?
そんな事を思いながら車のいない、車を気にしないという晩秋の
才が原林道を歩いていると本当に気持ち良く、ハイカーにとっては
この上ない喜びを感じます。
林道脇のススキの穂がゆっくりと揺れています。
アスファルトの林道に枯れ葉がいっぱい溜まり、イガのついたヤマグリ
が落ちていたり、ドングリの実があちこちに落ちていたりすると、
このまま車が走らないと、いいハイキングロードになるだろうな! と、
思いをはせました。
美しく紅葉したもみじの木があります・・・ ヤマザクラ、カエデ、
ドウダン、ヌルデ、ウルシや雑木紅葉が、美しい晩秋の森を艶やかに
染めています。
こんなに静かで、穏やかな、才が原林道を散策できることは
嬉しい事です。
どうかいつまでも、この処置を続けていって欲しいな・・・ と、
願うばかりですが、みなさんはいかがお考えでしょうか・・・?
08-12-7 (完)