箕面の森の小さなできごと&四季の風景 *みのおハイキングガイド 

明治の森・箕面国定公園の散策日誌から
みのおの山々を歩き始めて三千余回、季節の小さな風景を綴ってます 頑爺<肇&K>

楽画記  ‘14-3月

2014-03-26 | *みのおの森の小さな楽画記 !

 

<新稲の廃牛舎前>

‘14-3-7  (265)

 

春来れど主はいずこに廃牛舎

 

何年も前に廃業となり放置されたままの廃牛舎。

あのモーツアルトの音楽と牛の泣き声がのどかで

よかったのだが・・・

もう少しで崩れ落ちそうな牛舎跡が哀れで淋しい。

 

 

 

<つるしま橋から>

‘14-3-14  (266)

 

初鳴きの鶯聴きて赤い橋

 

瀧道から地獄谷へ上る所にある赤い橋(つるしま橋)、

緑が徐々に増す毎に、その補色の赤がよく目立つようになる。

今日は少し暖かく気持ちのいい森の中だ。

初鶯を聴く。

 

 

 

<教学の森の中で>

‘14-3-20  (267)

 

倒木や枯木の森に春おぼろ

 

倒れた古木に苔が生え、枯木の森に徐々に春の日差しと

淡い緑がおぼろげに見え始めたようだ。

 

 

 

<新稲の里>

‘14-3-28  (268)

 

桃の花 里に妖艶振りまきて

 

今年も廃牛舎跡前の桃の花がきれいに咲いた。

やっと冬が去り春が訪れた感がする。

まだ色が少ない里に桃の花色が鮮やかに彩る・・・

後方では桜が咲き始めたようだ・・・ 今年は開花が早いようだ。

 

 

 

<新稲 サンシュユの木>

‘14-3-28  (269)

 

赤い実と黄花彩る春サンシュユ

 

冬場には赤い実を鈴なりにつけていて、つい先日まで

鳥達の井戸端会議で賑わっていたのに、もう黄色い花を

咲かせたサンシュユの木・・・ やっと春の訪れだ。

 

 


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新稲の山里に春を求めて

2014-03-26 | 箕面・春のハイキングガイド

 

‘14-3-24  

 

ポカポカと暖かい日差しの中、新稲の里を歩きます。

スギ花粉の最盛期の為、この時期の山歩きは辛い・・・ 

更に中国からの黄砂やPM2.5となると最悪です。

 

 それに昨年まであった山里の森が伐採され、いつしか更地に

なっていたり・・・ 毎年のように小さな里の森が消えていきます。

 更に懐かしい田舎の風情を残していた畦道や小川が整備され、

コンクリート化されたがために自然の営みが損なわれ、都市近郊の

貴重な風景が無くなり、私にとってはショックで残念です。

これも時代の流れでしようか・・・

 

どうしてこんな環境になってしまったんだろう・・・ と

一人心の中で愚痴をいいつつ・・・

それでも一歩箕面の山を仰ぎつつ、新稲の里を歩き出すと、

春があちこちで顔をだしていて、いつしか顔がほころんでいます。

 

 

コンクリート化された新稲の農道、畦道など・・・ 悲しい!

       

 

また一つ小さな森が消えてしまった・・・ 淋しい!

       

 

新稲の里はもうすぐ春・・・ 今日はまさに春霞でかすんでます

まだ梅の咲く桜池からみる箕面の山々・・・ 池の亀も甲羅干し

          

 

春をもとめてゆっくりと散策です

      

 

こんな花々を見つけるともう気分はうきうき わくわく らんらんらん

      

       

 

       

 

大阪の桜開花宣言はまだのようですが、新稲の里はもうきれい!

ヒヨドリも飛び交ってます

   

      

 

      

 

廃牛舎と桃の花  

数年前まで、ここには乳牛がいてモーツアルトが流れていた

       

 

         

 

廃牛舎の隣にお洒落なカフェが・・・ 横には無人店が・・・ 

このアンバランスがいいね

      

          

 

廃牛舎前に残された小さなこの森は消さないで欲しいもの・・・

       

 

土手にも小さな春の花が咲いている

          

       

 

黄色いサンシュユの木

      

 

小川口の農道から・・・ まだ寒桜の花が少し咲いている

      

      

 

         

 

 

100分ほどの散歩でいっぱいの春を見つけました。

来週には箕面の山々にもエドヒガン、ソメイヨシノ、ヤマザクラなどが

開花するかもしれません・・・ 楽しみです。

 

 

 


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楽画記  ‘14-2月

2014-03-03 | *みのおの森の小さな楽画記 !

 

 

<谷山尾根にて>

‘14-2-7  (259)

 

冬尾根にベンチ作りし人ありて

 

尾根道にある」丸太ベンチで一休みする。

ここから茨木方面の街並みがかすかに見渡せる。

この丸太を担いできてボランテイアで作っている人と

たまたま会ったことがある。

あちこちで山道の滑りやすい所で階段をつくったりしている人たち

とも出会った。

いつもここを通るたびにその時の光景を思い出し、感謝の気持ちで

通る。

 

 

 

<冬の新稲の里>

‘14-2-14  (260)

 

スケッチに描く所なし雪の里

 

一面の雪・・・ 大阪で雪は珍しい部類だ。

真っ白で描くのも難しい無彩色の世界だ。

 

 

 

南天の赤い実映える雪世界

 

無彩色の世界に南天の赤い実が映える。

降り続く雪が珍しい・・・

 

 

 

<みのお記念の森>

‘14-2-21  (262)

 

森の中 残雪残り子ら遊ぶ

 

珍しく残雪が多くあり、幼稚園の子供達が遊びに来ていて

賑やかな声が森に響く。

青天に暖かい日差し・・・ と思ったら

一気に曇天に冷たい風と、めまぐるしく移り変わる天候・・・

 

 

 

<expo`90  みのお記念の森 展望塔>

‘14-2-21  (263)

 

寒空にハウルの塔かみのお丘

 

冷たい風の吹く中、展望塔を望む。

まるでアニメのハウルの塔のように見える。

森の大木を皆伐採して数年、丸裸の森が淋しい・・・

 

 

 

<勝尾寺園地にて>

‘14-2-28  (264)

 

椿咲く園地陽だまり春を待つ

 

冬の野山に紅一点の藪椿の花・・・

園地のベンチに座り、太陽を背に浴びていると暖かい・・・

もうすぐ春だ。

花粉とpm2.5に黄砂とかで ノド、ハナ、クシャミで大変…!

 

 

 

 


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