<管理人のあれこれ話し>
箕面ビジターセンターについて~
5月3日 いつもコメントを下さる(田舎の猫・みけ)さんから
こんなメッセージを頂きました。
* ビジターセンターの方々、今月いっぱいで解雇だそうです
今後は管理のみになりそう・・・
大阪府の方針が変わったみたいです
選挙で勝てば一気に・・・ですね
残念でしかたありません・・・ と
そこで今日、山の帰りに「箕面ビジターセンター」に立ち寄り、
所長に聞いてみました。
本当だそうで私もビックリです。
しかも急に4月末に決まり、5月末までとのこと。
大阪府は入札により、金額で一番安く落札した業者と契約し、
今後はその業者がこの施設の管理運営にあたるようです・・・?
府の財政状況も理解できますが、府民の一人として
その一方的なやり方にはどうも納得ができません。
何の事前の説明もなく、入札ごと事体が府民にも知らされず
一部の業者向けHPで分かる程度で、
当の箕面ビジターセンター職員の方ですら寝耳に水の様子が
伺えます。
木山所長も10年余、前任の箕面の森博士と言われる浅葉所長
から引き継がれ、箕面の森とこのビジターセンター業務に
誠心誠意まい進され、親身なアドバイス、真摯な対応と
その実績、成果は自然を愛する府民、市民、ビジターの
皆さんから大きな信頼を得てこられました。
私も初めて箕面の森に出会った日から10余年・・・
どれだけ職員の皆さんに助けられ、教えられ、勇気付けられて
大きな癒しを頂いてきたか分かりません。
一言で行政のムダを省くリストラ策とは言え、金額の安さだけで
箕面の森を知らない管理者を決め、ただ新任の人を派遣する
やり方はいかがなものでしょうか?
しかも、大阪府庁の担当部局の担当官が
この箕面ビジターセンターを訪れたことは一度もなく、
現場を全く知らずして机上の空論だけで決済する
行政の無知さと怠慢さには呆れます。
年間120万人が訪れるという箕面の森・・・
その府民の憩いの森の整備に、最近は全く力が入っていない
ことは、素人ながら感じてきました。
予算の配分上、自然はCutと言うことでしょうか?
しかし、現代社会の病巣をみるにつけ、都市近郊の貴重な緑
箕面の森を守らねば、その府民の癒しを担う場所は
どうなるのでしょうか?
ハード面ばかりに目を向けがちですが、ソフト面こそ
つまり自然は人間の手と心で保たれていることを
知ってもらいたいのです。
聞けば生駒の森の方では 市民、自然愛好家と共に学識経験者
、弁護士などの専門家まで入り、一体となって行政と共に
新しいいい形作りができているとか・・・ 羨ましい限りです。
それに引き換え大阪府は、府民にそんな考える余裕や時間さえ
与えてくれないのでしょうか?
すでに決定し進んでいる作業を止めることはできないでしょうが、
一年半後にはこの見直しが行われるとの事ですから、
私どももしっかりと新しい行政のやり方を見せていただくことと
致しましょう。
また滝道にある 「昆虫館」 も、同様のリストラ策と聞きました。
いつもここで目を輝かせている子供たちの夢が
萎まない事を祈ります。
あの手塚治虫が子供の頃、この箕面の森で「オオムラサキ」の
蝶を採集した時の興奮した記述の本
(「昆虫つれづれ草」・小学館文庫から) などを読み、
私もそれ以来 オオムラサキ蝶を探すようになったぐらい
興味を持ったものです。
府民の税金の使われ方と共に、その配分度合いには
各々の思惑もあるのでしょうが・・・?
箕面市長は府のやり方には手出しが出来なのでしょうか?
どうか改めて、府民の為と行政が言うのであれば・・・
人間の温かい手と自然を愛する人たちの心で保たれている
この箕面の森を、いい形で守ってくださることを切に願います。
箕面ビジターセンター
木山雅博所長 職員の皆様
長い間 箕面の森を愛し、守って下さり
本当にありがとうございました。
これからもどうぞ箕面の森に心を寄せてください。
長年のご苦労に、心から感謝と御礼を申し上げます。
箕面の森を愛する府民ビジター
森野 花詩
今日の箕面ビジターセンター前
’11-5-7