箕面の森の小さなできごと&四季の風景 *みのおハイキングガイド 

明治の森・箕面国定公園の散策日誌から
みのおの山々を歩き始めて三千余回、季節の小さな風景を綴ってます 頑爺<肇&K>

梅雨入り前の森の散策

2019-06-24 | 箕面・夏のハイキングガイド

梅雨入り前 箕面の森の散策!

 遅い梅雨入りがそろそろ始まるとの天気予報に森へ出かけました。淡い蓬色した新緑の若葉もいつしか色合いを深め、青年の葉色と言った感じに成長しています。これから森はたっぷりと枝葉いっぱいに水分を供給され、緑滴る森の息吹となるでしょう・・・自然の営みには改めて畏敬の念を抱きます。

 * 箕面駅前 (9時出発~)--箕面大滝--百年橋--自然2号路--箕面ビジターセンター--箕面川ダム湖--旧山伏の修験道--天上ヶ岳--堂屋敷山--Expo90みのお記念の森--五月山ドライブウエイ--ようらく台園地--前鬼谷--落合谷--滝道--箕面駅前 (~4時着)(*写真をクリックすると拡大します)

・箕面大瀧百年橋からみる箕面渓流と白い花

   

<ウツギ花> ”う~の花の匂う垣根のホトトギス早もき鳴きて~” と子供の頃によく唄ったウノハナ(ウツギ)が今箕面の森では満開だ。枝の内側が空洞になっている事からウツギと呼ばれているそうだが、白い清楚な花が美しい。

   

<エゴノキの花>白と薄桃色があり、下向きに咲く花だが、この花も今 森に沢山咲いている。その可憐な花ガラが舞い落ちる姿が優雅でつい見とれてしまう。白いヒメウツギやマルバウツギも咲いているようだ。

・天上橋から見る天上ヶ谷の渓流 自然2号路を上る 

      

・108段を上ると気持ちの良い散策路が続く

       

・箕面ビジターセンターへ <B-7>

      

      

・今日の野草園の花々(ミヤコワスレ、エビネ、ショウジョウバカマ、セリバオウレンなどが咲く)

      

      

・自然3号路から箕面川ダム湖へ

   

・猿と出会う 

     

・自然3号路から<E-8>を経て 旧山伏の修験道を上る この猿もほうずき谷からこの尾根を越えて天上ヶ谷へ戻るところらしいが、母猿の尻上に小さな小猿が乗り微笑ましい・・・今は子育ての時期のようでいつになく警戒網を張っている様子だ

      

・尾根道から北東の茨木方面を望む  うす曇でよく見えないが~

      

・天上ヶ岳(499.2m)に到着 <E-7>(昼食にするが視界が悪く、大阪湾も伊丹空港も今日は見えない)

      

・堂屋敷跡から堂屋敷山(553.4m)を経てExpo90みのお記念の森へ 

      

・みのお森の花の谷から芝生広場を経て展望塔へ

      

        

・激しい風雨の後の森には沢山の枝葉が落ちている(時折大きな枯れ枝がドスン!と落ちてくる事もあり雨上がりは要注意だ)

   

・五月山ドライブウエイを南下する  沿道の花がきれいだ(ローズレッドのタニウツギ、白いヤブデマリ、イボタノキ、ウラジロウツギツクバネウツギ? など)

      

      

・ようらく台園地に到着 <E-4>(元気な学生グループとクリーンハイキングだろうか?  ゴミ袋を持った沢山のハイカーの方々が休憩されていた・・・ ご苦労様です)

      

・ここより再び森へ入る 大ケヤキ前 <E-3>(数十万枚の大ケヤキの葉、その一枚一枚に給水している幹や枝を改めて見る)

   

・六箇山方面へ 途中から東に折れて前鬼谷へ(前鬼谷を下る途中で3組のボーイスカウト団と出合った 小さな子供たちの生き生きとした目の輝きが印象に残る)

      

      

・前鬼谷の渓流

      

・落合谷に到着 <E-1>(トンネルを出ると滝道  箕面渓流を見下ろしながら箕面駅へ)

      

・今見れる野草など・・・

      

      

  昼過ぎから徐々に晴れ間が出てきたが、雨上がりの森は新鮮な空気がいっぱいで思わず深呼吸をする・・・なんて気持ちのいいことだろう・・・!


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キリシタン大名・高山右近の生誕地を歩く

2019-06-21 | 箕面・夏のハイキングガイド

 箕面と隣接する豊能郡高山地区は今や人口も少なく、店や施設、GSも信号もない過疎の村だしかし、その昔の風情を残す風光明媚な村里に故郷を想い、毎月のようにこの静かな散策を楽しんでいる。

今日は箕面ビジターセンターを基点にすでに5月下旬に田植えを終えた棚田も回ってみた。

 * 箕面ビジターセンター(10時発~)--東海自然歩道--北摂霊園--高山--鉢伏山--自然6号路--箕面川ダム湖--箕面ビジターセンター(~4時着)  写真をクリックすると拡大へ

 ・東海自然歩道を抜け、北摂霊園中央モニュメント前へ

   

 ・洋風墓地を眺めながら一休み

   

 ・八天の森から山間の高山村落を遠望

      

 ・高山の村落に入る  最近設置された看板

      

・独特の屋根形状と家紋を見る

      

           

      

・静かな鎮守の森 住吉神社へ参拝 

       

・高山の棚田を歩く

       

         

・エゴノキやウツギなどの白い花がどこも満開だ

      

        

        

・東の棚田の上から西方を眺める  眼下に光明寺をみる

       

・廃校になった旧高山小学校と高山会館

   

・働き者のお婆さんたち

   

・旧高山高札場跡

   

・西方寺をみる(高山右近生誕碑前にある右近ゆかりのキリシタン寺とか)

   

・戦国武将・キリシタン大名の「高山右近」生誕碑前

   

・神仏混合のお社が並ぶ地

   

・マリア像などキリシタンを思わせる文字や場所が多く見られる(右はマリアの墓がある森)

      

(聖マリアの泉)

   

・周辺の家屋

      

      

・ここより箕面で最も高いと言われる明ヶ田尾山、鉢伏山方面へ向かうと

         

(ここから箕面駅までは・・・鉢伏山--Expo90みのお記念の森--ようらく台園地--前鬼谷などを経て滝道--箕面駅前まで徒歩約150分)

・箕面ビジターセンターに戻り野草園を見る

       

(箕面市花のササユリが咲いている・・・箕面の森でも野生のササユリが年々少なくなってきているので貴重だ)

 キリシタンの里 高山には神仏の政まつりごとが多く残るようだが、あの弾圧時の隠れみのだったのか? 高山右近の多くの歴史文献を見るまでもなく、ここを歩けば随所にキリシタンの面影が残り、今でもその興味の尽きない村里だ。

歴史と故郷を想ういい散策の一日を過ごした。


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箕面の山中で逮捕!? 気分一新!

2019-06-19 | 箕面の森のあれこれ話し!

  ここ数日は千里山駅前での拳銃強奪事件でもちきりですが、併せて犯人が箕面の山の中で逮捕され、その様子が連日TVで全国放映され、逮捕された時の森の林道の丸太ベンチまで詳しく報道されています。 私はいつもここを歩く時に一休みする所なのでビックリですが、印象を悪くし気持ちのいいものではありません。

 その印象を払拭する意味でも、実際によく歩いているウツギ谷林道から勝尾寺旧参道など、昨年夏に歩いた記録を再掲載し、気分一新! 本来の気持ちのいいハイキングコースをご案内しようと思います。


<ウツギ谷から谷山尾根へ>(’18 8/22 再掲分)

 今日は曇天の外院の里からスタートです。 

ウツギ谷から勝尾寺南山へ向かう途中で突然の異常な風・・・昨日の事もあるので予定変更で巡礼道、谷山尾根を下りました。

*(コース)阪急バス(箕面駅前から粟生間谷行き)外院バス停前(10.30出発~)--外院山里--ウツギ谷林道--七丁石<G-3>--巡礼道--谷山尾根--水神社(白姫大明神)<G-6>--白島--(徒歩)箕面駅前(~14時 着)

  外院の里・旧参道に入ると後方から大柄な二人の外人さんがやってきた・・・(近くに大阪大学外国語学部の箕面キャンパスがあるので各国の人をよく見かける)流暢な日本語で挨拶をしてくれた。どうやら山越えをして勝尾寺へ向かうようです。小さなペットボトルを尻ポケットに入れただけで大股で上がっていくとたちまち見えなくなった。 

(*小さな写真は画面をクリックし拡大してね)

   

旧参道から西の<ウツギ谷林道>へ入る 

    

谷川の渓流を眺めていると心癒される 

      

 マウンテンバイクの若者が通る

      

 誰かが丸太で森のベンチを作っていた

     

 林道の景色はいつも見飽きない

*ちなみにこの先の朽ちかけた丸太ベンチで寝ていた拳銃強奪犯人が逮捕されたのだか・・

   

分岐点<G-4>を左の豊能自然歩道へ上る

      

 アナコンダ? ツタに絡まれ締め付けられて木が可哀想?

      

 巨石が転がる森 

      

 今日はなぜか木の根元に目が向く  いろんな形状で根を張っているものだ

       

      

      

 雨のため七丁石から巡礼道、谷山尾根道を下る

      

ボランテイアで危険な山道に木の階段を作ってくださる方々に感謝する

      

雨に煙る山々 

         

      

           

水神社の裏山から白姫大明神へ下る

(雨は大降りにならず無事下山できてホッとする)

      

 今日の五藤池、薩摩池、新薩摩池

      

 帰路に見つけた花々を愛でつつ箕面駅前へ向かう

      

最近は突然の予期せぬ豪雨もあり異常な気象を感じたら、ムリをせずに早め早めの対策が身を助けるようです。 

山も森も自然は明日も待ってくれますからね(’18 8/22 再掲分)


* 箕面の森には多種多用なハイキングコースがあり、四季の自然の営みを楽しむことが出来ますよ。


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箕面・自然四号路とキノコ撮り

2019-06-18 | 箕面・夏のハイキングガイド

 

 今日は私の好きな散策路の一つ・・・箕面ビジターセンター前の箕面・自然4号路へ

 * 小さな写真は画面をクリックすると拡大します

今日もゆっくりと歩けばキノコがあちこちで目に付きます

  

      

      

      

      

      

      

      

モリアオガエル 表示の後ろにある池には今 そのオタマジャクシでいっぱい

                      

箕面の森のハイキングガイドマップ地点<F-7>前で一休みをしていると、前方の森の中に二頭のシカが駆けていくところでした。最近は身近でシカをよく見かけるようになりました

      

       

      

      

        

東海自然歩道や勝尾寺の裏山にもキノコがいっぱいです

    

      

      

                     

 キノコの名前はよく分かりませんが、沢山の種類があるものです。キノコ撮りをしているとその内に 箕面の森のキノコ図鑑 が出来そうで目標が出来て楽しみです。


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箕面・四季の移り変わりと営み

2019-06-15 | 箕面・夏のハイキングガイド

箕面・ 四季の移り変わりと営み


 今日は箕面滝道から落合谷、前鬼谷を経て大ケヤキ前から<ようらく台>へ向かいます。

 三国峠から見る前方にはいつも歩く天上ヶ岳、堂屋敷山、右手に長谷山、その奥に鉢伏山などを望みます

   

左方から天上ヶ岳、堂屋敷山、長谷山

   

 山池を経て<大ケヤキ>前へ

一休みをしていると二人の女性ハイカーが森にこだまするような大きな声でジブリの歌を唄いながら上ってきましたよ

 

   

 205段の木段をふーふー言いながら上ると<ようらく台>です

     

   

今日のキノコ撮りは不作ですが・・・

    

   

   

   

 でも目の前を数十匹のサル群が通り抜けたので、サル撮りはできました

 

 

   

 山道沿いには季節の花が咲いてます

   

     

四季の移り変わりと自然の営みを見、また感じつつ穏やかな森の散策を楽しみました。 

 


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箕面市花 ササユリ!

2019-06-15 | 箕面・夏のハイキングガイド

 

今日は東海自然歩道の西の起点、箕面ビジターセンター前から箕面市、茨木市、豊能郡にまたがり25000基が眠る<北摂霊園>前を経て 豊能・高山へ

   

北摂霊園前

 

霊園北の山道から高山の村落を通り、棚田横の山道を上っていくと 箕面市の市花 <ササユリ> を杉林の近くで偶然 発見!  ラッキー!!

ササと似た葉を持つササユリは、もう箕面では絶滅危惧種並みで、自生しているのを見るのは久しぶりです。

10数年前には箕面自然歩道の鉢伏山周辺で見かけたものの、ここ数年は勝尾寺への古参道で有刺鉄線で保護されたササユリを1~2輪みたでけなので今日は感激です。

 故郷・信州の安曇野を想い、月に1~2回訪れる高山。いつも四季折々の自然を楽しませてくれます

 

   

   

   

    

高山の棚田

   

 初夏の田舎の風情を楽しみました。 

ちなみにマイカーだと箕面駅前から約20分、バスは千里中央駅前から「高山」停まで約30分、私のどんカメ歩きで山越えし箕面駅前から約200分ほどです。


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