カラスと猿の迷惑話し!
いま私の住む箕面の近隣では、カラス公害とその原因とされるネコ屋敷
が話題になっています。
今夕のTV番組でも大きく報じられていて、この数日は毎日のように
各局が取り上げています。
みのもんた氏が以前に朝ズバTVで・・・ なんと迷惑な話なんだ! と
怒り、一躍全国ネットでも取り上げ始めました。
ゴミ屋敷問題が一時特番を賑わしていましたが、今はもっぱらこの話題
に移ったような感じです?
私が今日もウオーキングからの帰り道に、このネコ屋敷前の桜通りを
歩いていると、何やら前方でいつになく人が・・・
見るとあの民放TVでおなじみの名物リポーターが、カメラマンと共に
取材をしていました・・・
マイクを差し出された私は、とっさに この顔で? TVインタビューに
応え、全国に放映される事だけは避けようと、必死で逃れましたが・・・
(笑)
近日にでもまた、TV放映されるのかもしれませんね・・・ ?
変で迷惑な出来事なのに、自分たちの街が話題になるのは痛し痒しで、
気持ちのいいものではありません。
今日もTVの中で、箕面市長は・・・
「・・・あらゆる手を打って解決を目指します・・・ 」 としていましたが、
何しろ個人住宅地に起因する事なので、行政も司法も限界があるようで
困惑気味のようです。
別のTV特番によると、その内容とは・・・
「 そもそもこの付近は昔からの大きな屋敷が多く、敷地も広く、問題の
家はその中でも900坪もあり、敷地には高さ20mにもなる大きな2本の
大木エノキがあります。
その家には姉妹だという二人の老婆が住んでいます。
当初は自分たちのネコ数匹に庭でエサをやっていたのに・・・
その内に野良猫がくるようになり、やがて捨て猫を置いていく人もあって、
今では80匹にもなるとか・・・
それに毎日お婆さんたちはせっせとエサをやってきました・・・
ところがその毎朝のエサに目をつけたのがカラスでした・・・
やがてそのカラスたちもエサを頂戴するようになり、その情報が近くの
箕面の森のカラスたちにも伝播し、いつの間にかものすごい数のカラス
が毎朝飛び交うようになったのです・・・
いつしかカラスはその家の大木をねぐらとし、終日いるようになりま
した。
お陰で周辺の家の屋根はフンで真っ白になるし、電線上から下を歩く
人たちにめがけてフンを落とすし、中には路上で人の持ち物を
引っ張ったり、又 もらった餌の空き缶を加えて近隣地に落としたりして
いたずらをするようになりました。
ゴミ出しの日には、カラスはそれを食い荒らしてゴミが路上に散乱し、
大変な時期がありました。
今はネットや金網箱などで自衛したり、収集車の音を聞いてからゴミ出し
するとかで防いでいるのですが、大変な事です。
問題はこのお婆さん達が、いくら自治会や、行政や、偉い人が注意した
り説得しても 我関せず・・・! で、全く聞く耳を持たない事です。
今日もお婆さんが注文したと思われる、エサの缶詰や顆粒エサ袋が
大量に業者の車から家に運び込まれています・・・
近隣住民は ホト ホト 困り果てています・・・ 」 とのリポートです。
TVはこんな内容で、まさにその通りなのです。
私が毎朝 起床して庭から南の空を見ると、異常なカラスの大群が頭
を飛んでいて ゾッ! とします・・・
そのガー ギャー ガー の鳴声も半端ではありません。
あのヒッチコック監督の昔の恐怖映画、「鳥」のカラスを思い出して
しまいます。
いまや全国ニュースやTV特番で報じられるようになっても、事態は余り
改善されず、周辺で騒いでいるだけに感じます。
当のお婆さんたちは どこ吹く風! のようですから、本当に迷惑な話
です。
しかし、行政もあの手この手で具体的な外部対策を講じてくれています
ので、その効果は徐々にでてくるものと期待をしています。
もうひとつ最近の箕面の話題に、人のマナーと猿害の問題があります。
TV局も箕面への取材のついでにと思うのか・・・?
どこの局も同じようにネコ屋敷の後は、箕面ドライブウエイで沢山の
猿たちが車を止め、食べ物やお菓子類をねだっている光景を放映して
います。
それらの番組からの報道では・・・
今 箕面の猿は約600匹もいるとか・・・ ?
(どうやって調べるのでしょうか・・・? 興味 大です)
箕面の森の規模からいくと 200匹ぐらいが適正数なようですから、
3倍も多すぎるとのことです。
確かに私も森を歩いていて、見かける猿の多さに少し気になっていた
のですが・・・
里にも下りてきて、近くの住宅の中にまで入り込み、食べ物を奪って
いったというワル猿たちの事も聞きますから、これも大変です。
森の中ではないにしても、ドライブウエイ上にて食べ物をねだる猿たち
には・・・ 私も 恐い! と、思うときがあります。
路上にわざと寝そべり、止った車のボンネットや屋根、窓横のサイド
ミラーの上に飛び乗り、手を出してねだるのです。
中にはそれを喜んで、お菓子や食べ物を沢山ばら撒いている人がいて
、猿たちはわれ先に奪い合っています。
カロリーの高い人間の食べ物を食べているので、太っている猿も多いの
です。
警笛を鳴らしても動かない猿もいて、渋滞に拍車が掛かり、後続車は
否応なしに止らざるをえなくなります・・・ 困ったものです。
そんな光景ばかりをTVで放映されていると、箕面の森のイメージも
台無しです・・・
箕面の猿は恐い! と、ひとくくりで感じられ、そんなイメージの定着は
不本意なことです・・・
一番悪いのは、無責任に食べ物を与えるドライバーと言えます。
「 猿にエサを与えないで下さい・・・ 」 と、懸命に叫び訴えている
行政や関係者の声を無視して・・・
・ こんなぐらいええやんか!
・ おもろいやんか!
・ 子供が喜ぶねん!
・ おれらの勝手やろ! なに ゴチャ ゴチャ いうとんねん!
と、注意されても与え続ける人たちがいることです。
市の野猿管理の人たちが懸命に活動していても全くの無視・・・・
中には注意されて本気で怒りだす人もいて、情けない話です。
先日、別のTVインタビューで市長は・・・
「・・・今後エサを与えた人には罰則 一万円付きの市条例をつくる・・・」
と、明言しておられましたが、さて効果はどうでしょうか?
森のゴミ問題の時、いつも大量廃棄される才が原渓谷で、その林道へ
の車両通行を全面禁止にして、一気に改善を図った事例もあります。
TV番組も興味本位で部分的な問題だけを扱わず、断片的に報道される
猿害のみを見る人、聞く人には一方的な誤解を与えそうです・・・
もっと箕面の森の為に、地道に頑張っている人たちの活動にも、目を
向けて報道していただきたいものです。
近隣住宅のネコ屋敷とカラス問題も、他のゴミ屋敷と同様です。
箕面ドライブウエイでの猿へのエサやりもそうですが・・・
いずれも人間のマナーやモラルの低下が主因ではないでしようか?
遡っていけば戦後教育の弊害、核家族化、社会規範の低下、経済対策
の失敗、政治不信、政策不在、弱肉強食・自己中心的社会風潮など、
現代社会の縮図がここにあるように思います。
怒りついでにもう一つ言わせてください・・・
箕面の森の中腹に、突如現れた奇怪な人工物・・・?
ゴルフの練習場とか!
いくら民間の物とはいえ、余りにも無粋な景観に涙が出ます・・・
しかも、「森と緑の街」 を掲げる箕面市役所前からも・・・
通称ロマンチック街道からも、北の正面の森にその巨大な異物が
デン!
と、異様を誇るのは、なんとも皮肉な光景です。
行政の指導力を問われます・・・
景観条例はどうなったのでしょうか?
箕面の森の中までも、こんなカタチでどんどんと無造作に開発されていく
ようならば、早晩 箕面は魅力のない街になってしまうようで心配です。
最近は年のせいか・・・?
また ぼやき癖 が付いてきたようです・・・
かなり血圧が上がってきたようなので、今日はこの辺で失礼を!(笑)
(PS)
今日(25日)、お昼のTV(テレビ朝日「スクランブル」)を付けたとたん
に、箕面のカラス問題が放映されていました・・・
先日、私がウオーキングの帰り道に出会った三井リポーターが
詳しい取材と、その時の映像が流れていたのです。
丁度、今朝発生した北朝鮮の地下核実験のニュースの合間に・・・
このタイミングで自分の住む近隣の恥部が全国に放映されている
のかと思うと、注目度も高くなり、何とも情けなくなりました・・・
コメンテイターの一人、なかにし 礼さんは・・・
法的に手の出せないでいると言う行政の生ぬるい対応に、決断を促して
いましたが賛成です・・・
早く解決を見たいものです。
09-5 (完)