森で踊るキノコ!?
今日は朝から夏日です・・・
湿度も相当高そうです。
私は箕面・白島西から細い道を山手に上り、鎮守の森へ・・・
散歩中のご夫婦が大きな声で話しています・・・
「あんた! これヤマモモの木やんか!
ものすごい大きさやな!」
「ほんまやな! でかいな!」
と、二人して見上げていました。
この森にはシイやクロガネモチの木もあり、確かにいずれも大木で
ビックリです。
普請池などを横目に森に入ります・・・
振り返ると、大阪市街が樹木の間から一望できます。
欝蒼とした森に入ったとたんに大きな羽音が・・・
ふっ! と横の樹を見るとスズメバチがいっぱいです・・・
あわてて避難です・・・ クワバラ クワバラ!
巨岩の医王岩を腰を反らして見上げると、先端のてっぺんに
小さな木が見える・・・
双眼鏡で覗いて見ると、松の幼木のようです・・・
あんな岩の上で育つのかな・・・?
欝蒼とした薄暗い森を登っていくと、歩く山道の両斜面に
キノコが沢山顔をだしています・・・
白、茶、灰、黄、肌色など、大小さまざまのいろんなキノコが次々と
目に飛び込んできます・・・
(後で調べてみたら・・・
これは毒キノコに違いない・・・ と思っていた アカヤマドリ という
大きなキノコは、パスタやリゾットに適しているキノコだとか・・・
傘が不規則にひび割れた黄土色で派手な衣装なので
すぐに見つかります。 私の見た最大は傘が20数cm、
本によりと30CM前後のものもあるとか・・・
グロテスクなので、まさか食べられるとは! です。
反面、林の中に上品に並んで、まさに桜色したとても可愛い
サクラタケ は、一見美味しそうに見えて・・・
これが毒キノコだとか・・・
人は? 否、キノコは姿形だけで判断してはいけませんね・・・
道を外れて、しばしキノコ探索をしていると・・・
少し先で動くキノコが・・・?
エッ! まさか!
何で・・・?
近寄ってみると、まるでキノコがダンスをしているように、傘が大きく
左右に揺れています・・・
笑いキノコを食べた人が、笑いが止らずに死にそうになった話は
聞きましたが、キノコ自身が笑っているようでもあり、
思わず ゾクッ! と背筋が冷たくなりましたよ
冷静に再度よくみてみる・・・
どうやら根元が動いているようです・・・ 何かがいるに違いない・・・
緊張感が走る・・・
でも、怖いもの見たさにゆっくりと傘を小枝で押しのけて・・・
覗いて見ると・・・
ワー!
分かった!
沢山のコガネムシ(カナブン)が、根元で食事中でした・・・
押し合い、へし合いで、その都度上の傘が揺れていたのです・・・
原因が分かってホッ! 分かると拍子抜けです。
でも、こんな調子で薄暗い森の中で、白い傘のキノコがあちこちで
踊りだす・・・ と想像するだけで、気の弱い私などは卒倒しそう
です・・・!?
それとも、一緒に踊りだしたりして・・・?