箕面の森の小さなできごと&四季の風景 *みのおハイキングガイド 

明治の森・箕面国定公園の散策日誌から
みのおの山々を歩き始めて三千余回、季節の小さな風景を綴ってます 頑爺<肇&K>

水沢の谷から東尾根へ

2013-07-29 | 箕面・夏のハイキングガイド

水沢の谷から東尾根へ

 

 

今日は夏らしいお天気に誘われ、教学の森の小川口へ向かいました。

 

 * スカイアリーナ前(11時発~)--小川口--教学の森--憩いの丘--

   水沢の谷--東尾根道--野外活動センター--新稲(2時着)

 

 

 ( 写真をクリックすると拡大へ)

 

 

スカイアリーナ(箕面市立第一総合体育館)前の中池公園

      

 

夏休みに入った子供たちだが、土手の草花の中で自然観察会が開かれていた

   

 

新稲の里道から小川口へ

      

      

 

森に入ると少し涼しい風にホッとします

        

 

第一ベンチ付近  枯松の倒木が多く見られます

   

 

山腹から見る箕面駅前、 箕面船場方面

      

 

憩いの丘で休憩

      

      

  

ここより水沢の谷へ下る  今日は珍しく水量があり小滝となっている

      

         

 

もみじの群れ

      

 

巨木が多い

      

 

東尾根道へ向かう

       

 

今日のキノコ撮り

      

      

 

教学の森野外活動センターの下のアベマキ(別名・コルククヌギ)

      

 

森が開け里に下りる

   

 

 

久しぶりに気持ちのいいお天気に恵まれ、夏らしい森の散策を

楽しめました。

  

 

 


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夏の箕面大瀧

2013-07-25 | 箕面・夏のハイキングガイド

里山散策路 (夏の箕面大瀧)

 

 

 

今日はドンヨリとした曇り空・・・箕面大滝にでかけました。

 

  ( 写真をクリックすると拡大へ)

 

 

大滝に流れる箕面川上流

   

 

「杉の茶屋」付近から大滝を見下ろす

   

  

「一目千本」のもみじの木

   

 

今日の箕面大滝

      

 

周辺の風景

      

 

 

朝早くから多くのウオーキングランナー、ハイカーの方々が

滝道を歩いておられる。

中高年の方が多く見られ、皆さんお元気だ!

 

 

箕面ビジターセンターの「もみじ広場」で一休みしながら、

今日もオオルリ、サンコウチョウ、キビタキなどの美しい野鳥の

鳴き声を楽しませてもらった。

      

 

オオルリ、サンコウチョウ、キビタキ

      

 

 

 

 


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手塚少年 箕面の森で蝶を追う

2013-07-25 | 箕面の森のあれこれ話し!

手塚少年  箕面の森で蝶を追う

 

 

今日からもう子供たちは夏休みのようです。

滝道の昆虫館の近くには、捕虫網とカゴを持った子供たちが多く

見られます。

前の箕面渓流の岩場には、裸になった少年二人が網を持って、川トンボを

追いかけています。

それにしても昆虫少年なんてしばらく目にしませんでしたが、最近はブームに

なってきているのでしょうか?

私共の子供の頃は、夏休みの宿題・課題にといえば、遊びをかねて当たり前

ように山、川、森、畑など野山を駆け巡って、セミや蝶々、トンボ、それに

クワガタなどのいろんな昆虫採集や植物採集に精を出したものでしたね。

 

この箕面の森には約3500種類の昆虫がいる日本有数の生息地とか・・・

その資料、標本展示、観察、飼育、相談などができる昆虫館(大阪府営箕面

公園昆虫館)が、この地にあることは何ともありがたい事です。

付設の放蝶園では年間4000頭の蝶を飼育し放蝶しているとか、常に

数10頭の珍しい蝶々が年中園内を飛んでいますよ・・・

私は冬の寒い時期に、ここは常に室温23度位に保たれているので、

温かさを求めて? ときどき立ち寄ります・・・

肩や手のひらにとまった蝶々を見ていると、心が和みます。

 

今日は、久しぶりに紅葉橋から化石谷を登り、望海展望台から才が原林道

・谷山・勝尾寺南山へ向かいます。

少し、山道が荒れていますが、ここは瀧安寺の南裏山にあたるので、

鎮守の森のごとく樹林が保護されてきた為に大木が多く、ヒノキ、ケヤキ、

クス、ヤマザクラ、アラカシ、モミジ・・・ などで鬱蒼とした森です。

しかし、この暑い日差しの中では太陽が遮られて、ありがたい涼しさを

運んでくれます。

 

登りきったところで・・・一台の四輪駆動車が止まっています・・・

歩きながら何気なく覗いてみると・・・ なんだ?

 

それはまさに昆虫採集車? の様子で、いろんな捕虫網が見え、採集道具

なのか? カゴや箱などが見えます・・・

かなりのマニアなのか、年季の入った本格的なものです。

どんな人なんだろうか?

この辺で何が採集できるのかな? 

  

私がそのマニア? の方を気にしながら、才が原渓谷を覗いた時です・・・

下の遠くのほうで網を振って何かを追いかけているおじさん? を

見つけました・・・

白い帽子が後ろに飛んだのか? 紐が首にかかり、それが為に白髪が

よく目立っています・・・ 一見、大学の教授タイプの風貌です。

その姿は、まるで好奇心いっぱいの少年のようで、私はクスクスと笑って

しまいました。

やがて樹木の陰に隠れて見えなくなってしまいましたが、何とも羨ましい

気持ちになってしまいました。

 

 

話は変りますが・・・

昨日、いつもの古本屋で、また1ドルで見つけた本を読み終えました・・・

手塚治虫著 「昆虫つれづれ草」(小学館文庫)、復刻版ですが、私が

子供のころよく読んだ 「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」「新宝島」

「ブラックジャック」など、漫画の神様と言われた手塚治虫が、

まさか医学博士で、しかも昆虫少年だったとは知りませんでした・・・

更に、この箕面の森で蝶を追いかけていた・・・ とは驚きです。

日本がまだ戦争していた時代の話ですがね。

さきほど見かけた大学教授少年? が、蝶を追いかけていたのを見たついで

に、ご紹介致しましょう。

 

この本は、昭和19年3月、手塚治虫 が大阪府立北野中学(旧制)の

3年生の春休みにまとめた随筆集で、発行所 治虫堂 とあり、自筆の

ガリ版ものです。

その昆虫、生物に対する観察記録や細密な描写、またその研究や

表現画力は仰天する物があります・・・

蝶に関する記述だけで200余ページもあり、とても旧制中学生の文章とは

思えませんが、それだけにその後のあの「鉄腕アトム」などの、

とてつもない発想が生まれてくるのでしょうね。

ここでは、その手塚少年と箕面の森との関わりが書かれたエッセーの部分を

転記してみましょう・・・

 

 

「・・・目の前を黒い大きな影が横切った。

”ハッ” と 網を取り直して身構えると、その黒影は悠々と崖下へ下りて

行く。 ”オオムラサキだ!”  私はとっさに思い浮かべると、顔中熱く

なった。

興奮したのである。

オオムラサキ目当てにきた今日の箕面採集、目前にその目的物が悠々と

通り過ぎるのに、一体貴様は何をボーッとしていたのだ!

私は我と我とが胸にしかりつけて、すぐ飛んでいこうとしたが、どういう

ものか、足がいうことをきかない。

心ばかり焦っても、足が前に進まないのである。 

諸君もこんな時があったに違いないが、のぼせあがったせいか、とても

苦しいものである。

その内に蝶はどんどん先へ飛んでいってしまって、ハラハラしているうちに

谷川に舞いおりた。

そして付近の岩の上にハタとハネを広げた様子をみると、まさに

オオムラサキだ!

サア捕るんだ、と思ったら足がやっと自由になった。  が、あたりを見回し

た私は再び愕然となった。

杉の茶屋のあたりから、ぞろぞろと来る子供の一連、中には生意気に、

胴乱と捕虫網を携えているではないか。

私が何かを狙っている事がしれたら、きっと邪魔するか、横取りに向かう

だろう、否、そうでなくてもここへ来たが最後、方々を荒らし回って、必ず

獲物をにがしてしまうにきまっている。

そう一人考えた私は驚き、かつ心配したが、やがて気を取り直して谷へ

そろそろ下りていった。

谷を下りきるまで、オオムラサキは時々 ビクッ ビクッ とハネを動かして

私をドキドキさせたが、マア何事もなくして川辺へ下りきれた。

後ろではもうガヤガヤ子供の笑いや話し声が聞えてくる。

”早く早く” と心ではあせりながらも、一歩一歩慎重に足を運ばせて岩に

進み寄る。 他人が見たらその時の私の格好は、あたかも空き巣ねらいが

廊下を忍ぶ時の姿に似ていたと言うに違いない。

遂に岩のすぐ前に来た。

オオムラサキはハネをいつの間にか閉じてジッとうごかずにいる。

さあしめた、もうおれのもんだとばかり、網をそろそろ持ち上げると突然

一陣の風! 私は逃げられると思うとドキッ! として思わず叫び声を

上げんとした。

しかし、神はまだ吾を見捨てなかった。

オオムラサキは平然と、確かに我が目の前にいるのである。

いよいよ決心を固めた私は、とうとう網を、上げて、それから思い切って

伏せた。 「カシャッ」 と鳴って、捕れた!

ああ旧来の望みは遂に報われたのだ。

網の中でオオムラサキはカサカサ暴れている。

後で三角紙に収めて歩き出し私は、一人で邪魔が入りはせぬかと気を

もんだのを、笑いたくなった。・・・」  と。

 

 

あのダルマメガネにハンチング帽をかぶったかつての手塚少年が、

箕面大滝の上流にある 「杉の茶屋」 あたりで蝶々を追いかけている

姿が目に浮かび、私は一人クスクスと笑ってしまいました。

まだ、ドライブウエイができる戦前のことですから、きっと深い谷間の事

だったでしょうね・・・。

 

「箕面は山岳地帯で多くの昆虫学者を育てた昆虫相が豊かな場所・・・」

「箕面ではオオクワガタを子供が虫かごに入れて50円から100円で

売って小遣い稼ぎをしている・・・」

「虫聖と言われる偉大な昆虫学者、江崎悌三博士の本 ”誰が箕面で

初めて採集したか?”(思索社刊) に、箕面の虫事情が書いてあり、

手塚治虫も文中に名が出ている・・・」  と、解説にありました。

 

暑い夏ですが、昆虫館や箕面の森の博物館&図書館(箕面ビジター

センター内)で、セミ合唱隊のコンサートでも聞きながら、こんな調べものを

してみるのも楽しいかもしれませんね・・・。

でも、宝塚市立手塚治虫記念館には、その少年時代に描いたという昆虫の

リアルな絵などが展示されているとかですから、一度見に行ってみたい

ものです。

 

私も森の中で珍しい蝶々に出会うことがあります・・・

写真を見るとオオムラサキにも出会っていそうですが・・・? 

何でも国蝶とか、更にあの手塚少年が箕面の森で追いかけていた

貴重な蝶々だと知ると、これからは他の蝶々も含めて見る目も違って

きそうです・・・

 

もっとも、見た端から忘れていくようでは、図鑑にたどり着くまでには、

もう何だったか思い出せないかもしれませんがね・・・ トホホ! です。  

 

 

 


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箕面山麓 池巡り!

2013-07-22 | 箕面・夏のハイキングガイド

箕面山麓 池巡り!

 

 

箕面山麓には沢山の池があります。

これはほとんどが農業用の溜池ですが、どうしてこんなにも池が

あるのだろうか? 

 

それはかつて箕面ビジターセンター所長だった

箕面の森博士 浅葉 清さんから、箕面の山の地形が北方向へ

向いていて、雨水が止々呂美の方向へ流れるのが一因だと聞きました。

そして才が原林道を歩いてその側面岩をみると、地層が北方向へ

斜向しているのがよくわかります。

 

農業の発達と共にその水源を求めて多くの溜池ができ、

今でも村落ごとの大きな池が残っている。

今日はそんな山麓の代表的な池めぐりをしてみようとでかけました。

 

 

  ( 写真をクリックすると拡大へ)

 

 

新稲の <桜池>   <半町池> 教学の森の入口付近にある

     

 

如意谷の <山口池>  その西側の龍王神社 

      

 

<山口池> 東側の如意輪観音堂  後方は北小学校

      

 

        

* 如意輪観音御堂の境内に大きなヤマモモの木があり、その二股の間に

  挟まれた「手水石(ちょうず)」が木の成長と共に一体となっ絡み合い、

  木に抱きかかえられており、何百年の歳月がもたらした木と石の姿に驚く!

 

  

 <泉池> 北側は如意谷のマンション群

   

 

白島の <大宮寺池>  

その昔、織田信長勢の焼討ちにあったという大宮寺跡の鐘

   

 

<大宮寺池>  西側の水神宮

      

  

白島の <普請池>  その南側の薬師寺

        

   

白島の <取池><上取池>  取池の少し上に医王岩がある

        

   

白島の <尊心谷池> 大宮寺跡の森を抜けて~

      

 

白島の <薩摩池>

   

 

白島の <新薩摩池>

   

 

白島の <五藤池>  その北側に白姫大明神(水神社)がある

   

 

石丸の <打越池>

      

 

外院の <大畑前池>  <中池>

   

 

 

森の中の <才ケ原池> 

巡礼道、古参道を登り、谷山から才が原の森に出ると大きな池があり、

その経緯を記した石碑がある

      

 

 

その他 山腹には <奥の池> <うつぎ池> <山池>

名もない池が多く点在する

 

 

箕面山麓線の道路から南側の平地には、数え切れないほどの池が

今も現存し、その時代の水源の必然性を感じさせてくれます。

   

 


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教学の森から西尾根道の散策!

2013-07-15 | 箕面・夏のハイキングガイド

 里山散策路 (教学の森・西尾根道)

 

 

連日猛暑日が続きます。

箕面の森も緑も益々濃くなってきました

「新稲」のバス停から10分ほど、箕面駅から20~30分ほど歩くと

教学の森へ入ります。 

 

 

  ( 写真をクリックすると拡大へ

 

 

 

教学の森へ入る 

      

 

箕面市立青少年野外活動センターと脇にある炭焼き小屋

   

 

「にじいろてんぼうだい」へ

      

 

第2キャンプ場とロッジ群

      

 

海の見える丘から西尾根道へ

      

             

 

今日は沢山キノコが撮れた

      

      

 

      

         

  

山道に赤い実が? ヤマモモのようで野鳥らのデザートだ

   

 

西尾根の巨木 コナラやアカガシなど

      

 

 

強い日差しが森に差し込みます。

陰に入ると涼しくて爽やかな風が吹きぬけていきます。

今は所々でヤマモモの赤い実がみられ、鳥たちが賑やかに

つついています。

オオルリやサンコウチョウなど、カメラマンが探している鳥たちの

鳴き声が聞こえてくる・・・

私は目を閉じて聴き入った。

 

ゆっくり2時間ほどの森の散策を楽しみました。

 

 

 

 

 


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聖天の森と望海展望所

2013-07-08 | 箕面・夏のハイキングガイド

 里山散策路 (聖天の森と望海展望所)

 

 

 

昨日一日中降った雨はすっかり晴れ上がり、一転今日梅雨明け宣言が

なされた。

聖天の森から展望所、更に化石谷から望海展望所へ歩いていると

4人の野鳥カメラマンに出会いました。

今朝はいろんな珍しい鳥の鳴き声が聞こえると思っていたら

早くも大型カメラを担いだ皆さんが森を見上げている。

 

聞けばオオルリ、サンコウチョウ、キビタキ、などいっぱいいるけど、

今姿がどうしても見えないのがアカショウビン・・・ とか。

これが撮れると仲間にも自慢できるんやがな~ と見上げておられた。

クチバシが長く太く特徴のあるアカショウビンだが、

声はすれども姿を見せるのは稀だそうだ。

ご夫婦でカメラを構えておられる方もいて、同じ趣味を楽しまれているのは

羨ましいことです。

 

 

 写真をクリックすると拡大へ)

 

 

西江寺裏山から聖天の森、展望所へ

   

 

梅雨明けの大阪を一望する

      

 

合歓の木の花など

   

 

化石谷から望海展望所へ向かう  この路は好きな散策路だ

      

 

少し上から再び梅雨明けの大阪を一望 

   

 

可笑しな樹木

      

 

今日のキノコ撮り

      

 

 

梅雨があけ森の緑がいっそう美しく輝いている。

いよいよ暑い夏の始まりのようだ。

 

 


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外院の里 散策!

2013-07-01 | 箕面・夏のハイキングガイド

 山里散歩道 (外院の里)

 

 

今日も暑い!

まだ梅雨明け前なのに大阪は33℃とか~

埼玉では37℃の記録だとか~ すご暑い。

今日も何もしなくとも汗が流れ落ちる。

まだ梅雨は明けない様子・・・?

 

 

 外院の里も田植えの終わった水田が広がる

      

    

 勝尾寺旧参道からの風景

  

 畦道の野花に心癒される

       

   

 

 手作りの風車が風に勢いよく回っている  

  いろいろあって面白い

      

       

 

 森へ続く勝尾寺旧参道 

 

 絵になる風景を心に留め、暑いので今日はこの辺で~

   

 

 

 

体調がすぐれない時は無理して山を歩くよりも、

近くの里山をゆっくり散歩するのが好きだ・・・

 

 

 

 


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