箕面の森の小さなできごと&四季の風景 *みのおハイキングガイド 

明治の森・箕面国定公園の散策日誌から
みのおの山々を歩き始めて三千余回、季節の小さな風景を綴ってます 頑爺<肇&K>

箕面の滝道に馬車!? 

2007-03-22 | *編集・その他

箕面の滝道に馬車・・・!?

 

 

先日、「箕面の森に動物園!?」 と、その跡地を歩いてきた事をブログで

紹介しましたが、ついでに思い出したことがあります。

 

私が箕面の大滝を初めて訪れた記憶は小学校の遠足でしたが・・・

定かではありませんが・・・ 40余年前頃には・・・

滝道を馬車が走っていましたよ。

(食事中の方はここからは後ほど・・お読みください。KUSAI 話ですのでね)

 

大きな馬が 荷車の上に沢山の観光客をのせて坂道にくると、鞭を入れられ

それでふんばると 決まって大きな 糞(kuso)をたれるんです。

すると、手綱を握るおじさんも手馴れたもので、蝶々を採る網のようなもので

馬のお尻から出てくるものを上手く受け取るんです。

それが失敗すると路上に落ちるわけで、落としものを拾って歩く 専門? の

人もいたみたいだけど・・・

 

とにかく 馬糞を避けて歩くのが嫌でしたね・・・

でも一度、その馬車に乗ったときは何とも優雅な気持ちになって 風情を

楽しんだものです。

 

樹木の間からのさす木漏れ日を浴びながら・・・渓流の音を聞きながら、

沢山の小鳥のさえずり・・・杉の大木で昼なお暗き道やら、季節の木々や

花々の移り変わりを左右に見ながら馬車に揺られてね・・・

 

長く歩けないお年寄りなども多くて 馬車は重宝されたと思うんですが、

いつの間にかなくなってしまいましたね・・・。

 

時代の変化でしょうね・・・?

 

何より狭い道で馬糞を避けて歩くのは大変だし、馬車が通るたびに

人間さまは両端の道端にへばり付くようにして避けねばならないし、第一 

今の時代、衛生上も問題だったんでしょうね・・・

箕面の萱野、芝地区であの馬車と馬達の馬舎があり、子供を連れて見に

行った事もありましたよ ・・・

 

ところで、この滝道は駅前から大滝を往復する 4.8KMで、健常者には 

丁度いい距離? かも知れませんが、お年寄や体の不自由な人々には

無理ですね。

馬車時代は、それらのハンデイのある人々も楽しめた箕面の大滝の散策も、

今はひたすら歩く以外何も乗り物が無いようです。

 

京都の嵐山や、奈良公園、飛騨高山、全国のあちこちには観光人力車が

あって結構人気があるそうでね・・・こんなサービスが箕面の滝道にもあれば

いいのにな~と思ったものです。 

万博公園を案内して走る電気自動車もいいですね・・・

箕面の滝道には人力車が似合いそうですね!

 

 さて、箕面ビジターセンターから才が原林道へ出る山道に 「ばばたれ坂」 

と名がつく所があります。  

丁度、先週の土曜日に 「こもれびの森」の帰途に通りましたが・・・

その昔、池田へ荷物を運ぶ、馬車や、牛車がこの山越えをする時、あまりの

荒れた急坂に、遅れる牛は鞭を入れられそのたびにふんばるのでここでよく 

「ばば(糞)をたれ・・・」 と 言う事での名称だそうですが、それにしても

ストレートでリアル過ぎてあまりいい名称とは言えませんね。(笑)

 

まだ 「ふんばり坂」とか、こんな坂、なんだ坂・・・しゅっしゅ 「ぽっぽ坂」 

なんて・・・可愛い・・・ 何?  冗談ですが・・・

まとまりませんが、馬脚が 現れないうちに今日はこの辺で・・・ (笑)

 

昔の滝道に観光馬車が走っていたという箕面の森の小さなお話でした。

  06-3 (完)

 

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