外院の里から旧参道、風呂ケ谷へ
今日は秋の香りにつられて森へ出かけました。
最近凝っている森の上の空、雲巡りや、季節の変わり目の
自然の変化、肌で感じる森の営みを楽しみました。
* 外院のバス停(10.30発)--旧参道--茶園谷--府道--
箕面ビジターセンター--府道--風呂ケ谷--天狗道--滝道--
箕面駅前 (4時 着)
(* 写真をクリックすると拡大へ)
外院の里から旧参道を上ります
(万博・太陽の塔の後姿が見える)
箕面・彩都へ向かうモノレールが走る
分岐点から旧参道を上る
第二ベンチからの空と遠望
今日はお天気も良くハイカーやMBの方々とよく出会う
山頂(山の名は不明?)から見る森の空
第三ベンチからの空と遠望
しらみ地蔵前から茶園谷へ
「しらみ地蔵」
* 実は虫のシラミかと思っていたら、ほの白くとか夜が白んできたの
由来だそうですよ。
高さ2mほどで目、鼻、口もなく、胴回りに真っ二つにわれた傷跡も
あり痛々しい姿です。
この「しらみ地蔵」にはいろんな説があるようだが、一つは昔、
ウツギ谷の山中で行き倒れの母子がいて、死んだ母の傍に幼児がいて
村人に育てられたそうです。
その子が成長した後、その伊助と名乗る若者が亡母の為に素人ながら
彫った地蔵で、ほの白く亡霊のように見えたので白見(しらみ)地蔵と
名づけたとする説。
もう一つは平安時代、讃岐国へ流された法然が罪を許され箕面の
勝尾寺に来るとき、夜中にこの参道を上っていると、
はるか難波(なにわ)の港が見える辺りで夜が白んできたので、
そこで一息休んだ所で、後にここが「茶所」と共に地蔵を祭り
「白み地蔵」とよんだのだとか・・・
もの言わぬ石仏は諸々の謎をひめて今日も建っています。
今日のキノコ撮り
このキノコは<マゴジャクシ>と言う名前だとか~
(この後で箕面ビジターセンターにいたナチュラリストの方に
教えて頂いた。 きのこ図鑑にも無く珍しい~)
茶園谷を西へ向かう
(このテントは野鳥の会の観察小屋とか)
箕面ビジターセンターに到着
(一休みしながら、ボランティアで箕面の森を案内していたナチュラリスト、
ハイカーやみのお山麓保全委員会の方々といろんな話しに
花が咲きました)
「政の茶屋」
* 箕面ビジターセンターのある場所を「政の茶屋」と呼んでいますが・・・?
最初に聞いた時は森の峠のお茶屋で珈琲でも飲めるのかと
思ったものの・・・
実は昔この先の高山村に「お政」という美しい娘がいたとか・・・
彼女には大坂・下新庄に「多吉」という恋人がいました。
お政に横恋慕した高山村の男が、多吉に逢いに行くお政をこの坂で
待ち伏せし殺してしまう。
村人はそれ以来この坂を「政の坂」と呼び、ここにあった茶屋を
「政の茶屋」と呼び、旅人の安全を守る馬頭観音も作られたと
言うことです。
箕面渓流沿いにドライブウエイを歩く
見上げれば雲がきれいです
途中から風呂ヶ谷へ下る
ライオン岩からつるしま橋に下る
一の橋の「橋本亭」から箕面駅前に到着
残暑厳しく少々疲れましたが、その疲れを上回る楽しい一日でした。
心癒され、いつも安らぎを与えてもらう・・・
改めて箕面の森に感謝です!