気ままな思いを

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綴る雑日記です 

認知症の本を読んで(そのⅢ)

2014-12-26 | 読書


(そのⅢ)は、「認知症のご家族、友人、知人、介護職のあなたへ」。

● 家族や友人が認知症と診断されたとき、対応の鉄則が三つあります。
「指摘しない、議論しない、怒らない」
あなたの生活をこれまでと少し変える気持ちで、ご本人を見守って
あげてほしいのです。

● アルツハイマー病に発生しやすい典型的な妄想があります。
それが、“もの盗られ妄想”と“嫉妬妄想”です。多くの医師はたちは薬で
解決しようとしますが、そこには、本人の孤立感や不安感が隠されています。
張り合いのある生活を送ってもらうことで、そんな妄想が生じなくなる
ケースが実は多いのです。

● 認知症初期の方には、書くことを進めています。
ノートにその日にあったことを書き、後日、読んで生活に役立ててもらう。
それができるほどの認知機能を維持するには、人と関わり、
人に認められることがもっとも大事です。

● 久しぶりに会った友人の様子がおかしい、そんなときは問い詰めたり、
指摘したりせず、あいまいにしておきましょう。もし、認知症と診断された
としても、その方と友だち付き合いを続けられれば最高です。

● 薬の副作用について。
抗精神病薬は過鎮静や静坐不能症といった副作用があり、イライラや暴言、
暴力を増長することがあります。安易に薬で解決しようという姿勢、介護が
ラクになるからという理由で、処方するのは反対です。

● うつ病と認知症は高齢期の二大疾患でですが、うつ病は治り、認知症は
治ることがありません。周囲が治そうとすればするほど、本人の負担は増えて
いく。今のままで構わない、治らなくてもいいと思うことで、心が穏やかになる
のだと、あるとき気づいたのです。


「不幸な認知症 幸せな認知症」より抜粋にて
   著者=上田 諭(日本医科大学 高齢者専門医


ご家族に認知症の人がいれば、不安に思うことばかりと思います。

分からないことがほとんどで、症状についてもどのようになるのか、
分からないが正直なところかと思います。
少しでもご参考になれば・・・と思って抜粋ですが、書き記してみました。

(そのⅠ)は12月14日・(そのⅡ)は12月17日のブログにアップして
ありますのであわせて見ていただければ、と思います。



古い画像ですが・・・5月15日に写したものです。