うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

読むのが難しい地名

2005年12月28日 15時44分01秒 | うちなー日記(沖縄編)
全国の地図を見ていると、結構難解な地名があります。
私の地元、奈良県でも、「京終」(きょうばて)や、「平群」(へぐり)という難読地名があります。
しかし、沖縄や北海道の地名の難読度は他を超越しています。北海道の場合は、先住民の言葉が由来になっている地名が多いのが原因ですが、沖縄の場合、言葉は日本語でも、古語が由来になっている事例が多いのが特徴です。(沖縄方言(琉球語)自体に古語由来のものが結構あるので当然といえば当然ですが)まあ、それについてはまた後日書くことにしようと思います。
さて、沖縄の難読地名を記すと、
方角関係
「北谷」(ちゃたん)    「南風原」(はえばる)
「東風平」(こちんだ)   「西表」(いりおもて)
「東浜」(あがりはま)   

発音が面白い地名
「辺土名」(へんとな:へどな)  「恩名」(おんな)
「喜屋武」(きゃん)        「金武」(きん)
「平良」(ひらら)

絶対読めない地名
「我如古」(がねこ)        「勢理客」(じっちゃく)
「寒川」(すんがー)       
 などなど、なかなか素晴らしい地名が至るところにちらばっています。ウチナーンチュの苗字も、地名が元になっている場合が多いので、難解なものが結構あります。
例えば、
「我那覇」(がなは)  「瑞慶覧」(ずけらん)
「沢岻」(たくし)     「真喜志」(まきし)
などですが、本土とは一味違った、オリジナリティあふれる苗字だと思います。
ちなみに、少し注意しないといけないのは、地名と苗字が同じ漢字でも、読みが違う場合があることです。例えば、
「城間」の場合は、地名では(ぐすくま)ですが、苗字では(しろま)と呼ぶ場合が多いです。
沖縄の地名は、その発音を聞くだけで、沖縄の海や空の色を想像してしまうから不思議です。