オイルに拘ってます。
最近の気候変動だったり戦争による混乱で、農産物の生産、加工そして流通が混乱を来しているようです。
毎年楽しみにしている「初搾りオリーブオイル」。今頃になると航空便で届くんですが、今年は注文すら受け付けてくれませんでした。生産はしているようですが、物流費が高騰していて、代わりの船便で数か月後に届くとのこと。それじゃ初搾りの意味がないし(笑)。
気を取り直して、普通に流通しているオリーブオイルの上物を取り寄せてみました。
とりあえず、味をみないと語れません。
焼きたてのパンに浸して食してみると...
ボーノ!
次に馴染みの江戸前寿司と合わせると...
ボーノ、ボーノ!!加えてブラーヴォ♪
江戸前寿司は素の生魚を扱うのではなく、醤油で漬けたり、昆布で締めたりと職人が一手間加えたおすしで、保存性も高め、魚本来の旨味を引き出す、江戸時代より続く伝統技法「漬け」で握ります。
そのため、小皿に醤油を差して食べる必要がありません。そのままストレートに食します。
私はネタの上に数滴オイルを垂らして食べるのが好きで、純粋な江戸前でなくても、小皿の醤油にオイルを加えて食べるのを良しとしています。
上質なオリーブオイルが持つハーブや柑橘を思わせる香りが、ネタの旨味と絶妙にマッチ。
日本酒は言わずもがな、アルザスの白ワイン、リグーリアの潮の香りを感じさせるピガート種のワイン、バスク地方の白、海のワインと云われるアルバリーニョ種の白等と合わせると舌が痺れるほど感動します。
はじめて試すオリーブオイル。
口福な時間が約束されます。