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(2013.02.10訪問)
五重塔初層が開扉されている東寺を訪ねました。真言密教の凝縮された世界、講堂の立体曼荼羅とはまた違
った世界が狭く薄暗い空間に展開されています。一歩入るとググッと来る緊張感が何とも云えませんワ。
▼南大門(重文)。九条通のクルマは途切れることがありません。
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●山号 八幡山(はちまんさん)
●寺号 東寺(とうじ) 公称 教王護国寺(きょうおうごこくじ)
●宗派 東寺真言宗総本山
●開基 桓武天皇
●宗祖 弘法大師空海
●創建 延暦15年(796年)
●本尊 薬師如来坐像(重文)
●平成六年(1994年)「古都京都の文化財」として世界遺産に登録。
▲京都市南区九条町1番地 電話/075-662-0173
▲拝観料/拝観場所やシーズンにより表示が多岐、HPで確認してください。
▲JR京都駅から市バス「東寺南門前」「東寺東門前」「東寺西門前」下車すぐ。
近鉄京都線「東寺」駅から徒歩5分。
東寺縁起
桓武天皇により平安京遷都後、京鎮護のための寺院として東寺と西寺が建立。その後、嵯峨天皇から空海さ
んに東寺が下賜され、真言密教の根本道場として栄え、順次寺景が整えられ日本最初の密教寺院として空海
哲学を今に継承しています。
▼南大門右横に立つ、寺名石標。
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▼南大門(重文)。明治二十八年(1895年)三十三間堂の西門を移築したそうです。
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▼金堂。東寺本尊薬師三尊が祀られています。
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▼金堂前に立つ銅灯籠。竿には南無大師遍照金剛と刻されています。
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▼金堂(国宝)。
桁行七間、梁間五間、入母屋造、本瓦葺、一重裳階。延暦十五年(796年)創建。慶長八年(1903年)再建。
本尊 薬師三尊像(重文)、脇侍は日光、月光菩薩立像(重文)。薬師如来像高288cm、木造、仏師康正。
広い堂内に南面して祀られています。両脇に蓮華が置かれているのみでシンプルな荘厳です。中尊の台座に
は十二神将が配されています。これがなんともスゴイ!双眼鏡でじっくり見てください。
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▼講堂(重文)。云わずと知れた立体曼荼羅の世界が展開! モチロン入堂しましたよ。
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▼五重塔(国宝)。九条通から見た、塔南面。
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▼五重塔初層です。右南面、左西面。扉は東、南扉が開けられています。
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▼金剛界四仏の一、宝生如来坐像(ほうしょうにょらい)南面。
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▼金剛界四仏の二、阿閦如来坐像(あしゅくにょらい)東面。
ちなみにその三、阿弥陀如来坐像は西面、その四、不空成就如来坐像は北面。です。
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いずれのお像も外から撮っています。
▼五重塔(国宝)。境内の塔西面。塔高55m、木造、本瓦葺。
天長三年(826年)空海さん創建。過去四回焼失、現在の塔は五代目、江戸寛永二十一年(1644年)徳川家光の
寄進で再建。初層内部は密教空間が再現され心柱を大日如来とみなし、その周りを金剛界四仏像と八大菩薩
像が安置されています。江戸期の再建とはいえ、空海さん哲学がこの狭い空間に凝縮され、祀られている江
戸期の四仏漆箔も見事、四方柱や梁間の彩色もよく残っています。
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▼五重塔相輪。
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▼境内東の瓢箪池に映る五重塔。
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▼慶賀門(重文)。中に見えるのは食堂です。今日はここから西本願寺に向かいます。
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▼初めて戴いた御朱印です。せっかくですので五重塔開扉ということで、大日如来と書いていただきました。
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色々と参考になります。
また来ます。
どうぞ!また来てください。
何度訪れても良いお寺です。
講堂の帝釈天さまは、骨太なオトコっぽさを甘くソフトに包み、女性好み。
金堂の日光月光菩薩は、涙を浮かべたようなうるうるの瞳から目が離せません。
やっぱ、東寺はよいです。
久々の東寺でした。講堂の皆さんはご出張もなく21人全員お揃いでした。
お堂の中でジックリ仏と対峙出来るいいお寺ですネ東寺は。
そうそう、帝釈さんは女性だけではないですよ、ボクも妙に惹かれます。
今、ドローイング中です。
昨年暮れから描き始めたのですが、
目はしょぼしょぼ、ペンだこは痛いはで進捗度遅々!
根気と勝負ですワ。