(2017.09.24訪問)
お彼岸の墓参をかねて中山寺伽藍巡りに行ってまいりました。彼岸中日一日遅れの二十四日なんですが、なんと云っても中山さん、
西国第二十四番札所とともに子授け、安産祈願、お礼参りと、ご利益大の聞こえめでたく、若いご夫婦、赤ちゃん連れのご夫婦など、
そして墓参の方々でまだまだ結構な人出でした。
▼阪急中山観音駅を出るとスグお寺への参道。お正月の賑わいはないようで。
[ 中山寺 ]
●山号 紫雲山 (しうんざん)
●寺号 中山寺 (なかやまでら)
●宗派 真言宗 (しんごんしゅう) 中山寺派大本山
●開創 伝 推古天皇時代 (593~628年)
●開基 伝 聖徳太子
●本尊 十一面観音菩薩立像
▲拝観 境内自由 朱印300円
▲時間 自由
▲http://www.nakayamadera.or.jp
▲兵庫県宝塚市中山寺2丁目11-1 Tel.0797-87-0024
▲西国三十三カ所観音霊場第二十四番札所
▲阪急宝塚線「中山観音駅」下車 徒歩厄3分
JR宝塚線「中山寺駅」駅下車 徒歩約10分
▼仁王門。三間一戸、重層楼門、入母屋造、本瓦葺。正保三年(1646年)徳川家光再建。
中山寺縁起 (中山寺HPより抄出)
中山寺は、聖徳太子の創建と伝えられ、わが国最初の観音霊場です。御本尊は十一面観世音菩薩で、古くより安産・求子の観音とし
て数多くの婦人より篤く信仰されてきました。御本尊は古代インドの勝鬘夫人が女人救済の悲願をこめて、自ら等身像を刻したこと
に由来する尊像と伝わり、人々の正しい願いを聞き入れて、憂いや苦しみを取り除き、心の畏れのない境地を与えられるご本尊本来
の願いを、その両手にあらわされているお姿であり、平安初期のすぐれた尊像です。皇室の崇信もあつく、源頼朝をはじめ武家、庶
民にも深く信仰されていました。豊臣秀吉は当山に祈願して秀頼を授かり、秀吉亡き後、秀頼は片桐且元に命じ伽藍再建をしました。
これが現在の伽藍です。
▼仁王門扁額。寺号は金色なんですが、カメラが悪いのか腕が悪いのか?
▼仁王門両脇をしめる右阿形金剛力士。
▼左吽形金剛力士。
▼仁王門から一直線の参道。両側には塔頭寺院が甍を並べています。
▼芙蓉シーズンの時は綺麗なんですが、すでに葉っぱだけです。
▼この石段を上ると伽藍広場ですが殆どの人は例外なく右にあるエスカレーターへ。
▼エスカレーター真ん前に五百羅漢堂。方三間、宝形造、本瓦葺。
▼名前の通り本尊左右に羅漢さんがイッパイ。五百じゃなくて八百の羅漢さんが居るそうです。
▼右側の羅漢群。
▼左右に迦葉さんと阿難さんを従えた本尊宝冠釈迦如来。
▼左側の羅漢群。
▼鐘楼。
▼寿老人堂。
▼七福神のお一人寿老人が本尊ですが、後ろのお地蔵さんが妙に目立っていませんか。
▼大黒堂。
▼大黒堂の須弥壇。大黒さんと左に千手観音立像が。
▼大黒さんお顔アップ。ほっぺ下の耳たぶ、これを福耳と云ふ。
▼閻魔堂。
▼色とりどり賑やかな地獄の入口!
▼閻魔大王。
▼本堂です。慶長八年 (1603年) 豊臣秀頼が再建。
▼香台の紫煙。
▼本堂お参りの人々。
▼本堂扁額。
▼内陣中央のお厨子内に本尊十一面さん(秘仏)が祀られています。
▼軒のカラフル彩色。
▼護摩堂。慶長八年 (1603年) 豊臣秀頼が再建。
▼五大尊と書かれた護摩堂扁額。五大尊とは五大明王のことです。
▼須弥壇中央に本尊不動明王、左右二体づつ明王さんが五体並んでいます。
▼開山堂。聖徳太子が祀られています。方三間、寄棟造、本瓦葺。
▼聖徳太子と書かれた扁額。
▼阿弥陀堂。このお堂からはいつも読経の声が聞こえてきます。
高台のエリアに行ってみましょう。
▼大願塔(多宝塔)への参道石段。左石垣に塔が建っています。
▼大願塔(多宝塔)。一層目は祈祷室で安産祈願、地下層は位牌室になってるそうです。
▼中山寺鎮守社、えべっさん(恵比寿神)を祀ってます。
▼子授け地蔵堂。このお堂もお参りの人の絶えることはないみたいです。
▼建立一年未満、ほやほやの五重塔。ア〜ア青空がほしい。
青空の中の五重塔の写真も見て下さい。http://blog.goo.ne.jp/mrslim2/d/20170104
▼五重塔扁額。塔色紺はこの紺色が近いです。
▼お堂最後は空海さんを祀る大師堂です。どこか堂形が軽薄、空海さんの重みを感じないのはボクだけか。
▼大師堂中央戸口。
▼大師堂須弥壇。
▼ヤッパリ〆は空海さん。眼の表情が半端じゃないですネ。
▼五重塔を遠望して中山寺お暇です。
ナニを隠そう中山寺は我が家の菩提寺、しかしボクは本尊十一面さんに一度もお会いしたことがないんです。
かれこれ半世紀以上年3〜5回はお参りに来ているんですが、毎月18日の開帳日には来たことがないんですネこれが。
仏像大好き人間としてはこれではいかん今年中に一度お会いするぞと云うのが今日の反省でありました。
中山寺 オ シ マ イ
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