(2019.05.05訪問)
仙台二日目は、予てより是非行って見たかった伊達家三代の御廟訪問。初代政宗の瑞鳳殿、二代忠宗の感仙殿、三代綱宗の善応殿と
豪華絢爛な三代のお墓。たかだかお墓と云うなかれ、400年前の彩色をはじめとする堂形など昭和の再建とは云えその姿には眼を見
張るものがあります。東北の雄伊達政宗、秀吉や家康と渡り合った伊達家62万石の藩祖の往時の勢力が偲べる思いです。
▼瑞鳳寺石柱。
[ 瑞鳳寺瑞鳳殿 ]
●山号 正宗山(まさむねざん)
●寺号 瑞鳳寺(ずいほうじ)瑞鳳殿 (ずいほうでん)
●宗派 臨済宗妙心寺派 (りんざいしゅうみょうしんじは)
●開山 寛永14年 (1637年)
●開基 観蓮社良念 (かんれんじゃりょうねん)
●本尊 阿弥陀如来画軸 (秘仏)
▲宮城県仙台市青葉区霊屋下23-2 TEL.022-262-6250
▲拝観料 550円
▲拝観時間 9:00~16:30
▲https://www.zuihoden.com
▲JR仙台駅西口バスプールからバスでるーぷる仙台「瑞鳳殿前」下車、徒歩5分
JR仙台駅西口バスプールから仙台市営バス「霊屋橋・瑞鳳殿入口」下車、徒歩10分
地下鉄東西線大町西公園駅から徒歩で15分
東北自動車道仙台宮城ICから車で15分
▼瑞鳳寺山門は薬医門。3間1戸、切妻造、本瓦葺き。
瑞鳳寺は瑞鳳殿へつづく坂の途中にあり、初代政宗、二代忠宗、三代綱宗の位牌が安置されているお寺です。寛永14年 (1637年)
2代藩主忠宗によって瑞鳳殿とともに創建されました。
瑞鳳殿縁起
仙台市青葉区にある瑞鳳殿は、仙台藩祖伊達政宗公の遺命を受け、1637年に造営されました。1931年に国宝に指定されましたが
1945年に焼失、1979年に再建、2001年に大改修工事が行われ、現在は創建当時の姿をみることができます。
▼山号正宗山と揮毫された扁額。正宗は政宗公若年時「正宗」と称した時のものを山号としたもの。
▼山門を潜ると、本堂に通ずる広い参道。参詣者の姿が目に入ってきます。
▼高い基壇上に建つ鐘楼。
▼本堂には初代政宗、二代忠宗、三代綱宗の位牌が安置されています。
▼立派な天蓋が三基吊り下げられた本堂内の荘厳。
▼本堂脇殿の如来坐像。
▼瑞鳳殿に向う参道石段。
▼瑞鳳殿への入り口、涅槃門。正面扉は閉ざされ、脇門から入ります。この門からして豪華さが窺えます。
▼涅槃門を潜るといよいよ瑞鳳殿です。残念ですが華麗な瑞鳳殿全景はこの通りの人波と門塀で撮ることが出来ません。
▼瑞鳳殿(ずいほうでん)。初代藩主伊達政宗の御廟。70歳で生涯を閉じた政宗の遺命により、翌年ここ経ヶ峯に造営された政宗の御
霊屋で、桃山文化の遺風を伝える江戸初期の豪華絢爛な御廟。旧瑞鳳殿は昭和20年(1945年)の戦災で焼失。
現在のこの建物は昭和54年(1979年) 再建されたものです。新しい建物とは云え、これ一つで大阪から来た甲斐があろうと云う
もの。ものの見事な彩色美に圧倒されます。それにしても人が多すぎ。
▼瑞鳳殿扁額。
▼感仙殿(かんせんでん)。二代藩主伊達忠宗の御廟。瑞鳳殿同様豪華絢爛な御廟です。旧感仙殿は昭和20年(1945年)の戦災で焼失。
現在のこの建物は昭和60年(1985年)再建されたものです。
▼感仙殿扁額。
▼善応殿(ぜんのうでん)。三代藩主伊達綱宗の御廟。旧善応殿は昭和20年(1945年)の戦災で焼失。現在の建物は昭和60年(1985年)に
感仙殿 と共に再建されたものです。
▼善応殿扁額。
▼瑞鳳寺と瑞鳳殿三殿の境内マップ。
伊達家三代の御廟は瑞鳳寺からいくらか山手左に瑞鳳殿、右手に善応殿と感仙殿が並んでいます。あくまでも拝観目的で整備された
ものと思われ、ひじょうに美しい三代の御廟です。政宗公が自分の廟を見たらオーと歓声を上げるかも知れませんネ。
これにて仙台紀行はオシマイです。これから大阪へ帰るんですが5時間の新幹線を考えるとユーツですわ。