(2018.04.21訪問)
久安寺の次に訪ねたのが、やはり聖武天皇と行基さんコンビで建立された釈迦院、通称尊鉢厄神と云う厄除けで有名な古刹です。
今まで通過地点でしかなかった池田市に久安寺といいここ釈迦院といい、特に厄除けのご利益のあるこんな大きな古刹があることは、
全く知りませんでした。「厄」と云う言葉に敏感な我々日本人、ボクの場合は数十年前に過ぎ去りましたが、当時は厄除け寺院を訪
ね、厄除け祈願をお願いした覚えがよみがえります。
▼参道前に厄神明王石柱が。
[ 釈迦院 ]
●山号 鉢多羅山 (はったらさん)
●寺号 若王寺釈迦院 (しゃかいん) 通称 尊鉢厄神 (そんぱちやくじん)
●宗派 高野山真言宗 (こうやさんしんごんしゅう)
●開創 神亀元年 (724年)
●勅願 聖武天皇 (しょうむてんのう)
●開山 行基 (ぎょうき)
●本尊 釈迦如来坐像
▲拝観料 境内自由 朱印300円
▲時間 9:00~16:00
▲http://www.sonpachi.com/
▲大阪府池田市鉢塚3-4-6 Tel.072-761-8761
▲阪急宝塚線「石橋駅」東口から徒歩約17分
▼参道。
釈迦院縁起 (釈迦院HPから抄出)
奈良時代、僧行基が近畿行脚の時当地に泊し、夢に観音菩薩が現われ、神功皇后新羅出兵の時、戦勝帰国に際して国王献上の釈尊の
仏舎利、袈裟、鉄鉢の三宝物が埋蔵せられていることが告げられた。行基その地を発掘し前記の三宝物を得、早速朝廷に報告、天皇
の勅願により一大伽藍が建立され、若王寺(にゃくおうじ)の寺号を賜り莫大な寺領が寄与された。又、鉢多羅山の山号は釈尊の鉄鉢に
ちなんで命名されたものである。
▼竜宮造の綺麗な山門です。
▼仁王像に替わる風神像が右に安置。
▼左に雷神像が置かれています。
▼山門から境内、一直線の参道が続いています。
▼振り返って見ると、ホント綺麗な山門ですネ。
▼一直線の参道を取り敢えず真っ直ぐ行きましょう。
▼左手に鐘楼。最近建て替えられたそうで、木の香プンプン。
▼突き当たりに庫裡と方丈が。こちらで朱印を頂いて、右の石段を上ります。
▼本堂が見えます。
▼本堂です。本尊釈迦如来坐像。桁裄五間、梁間四間、総桧造で入母屋造、本瓦葺、一間向拝付、平成十二年(2000年)落慶。
▼ご近所のご婦人方の掃除奉仕、皆さん一生懸命のご奉仕です。
▼寺号若王子と記された本堂扁額。
▼本堂。
▼オー鯉のあらいが何人前……、なんて罰当たりなことを云ったらあきません。
▼護摩堂。
▼護摩堂扁額。
▼護摩堂内陣。須弥壇には本尊不動明王立像が祀られています。
▼山門からすぐ、右手の石段を上ります。
▼虚空蔵堂。
▼須弥壇お厨子に智恵、福祿、進学祈願のご利益絶大の本尊虚空蔵菩薩がお坐りです。
▼厄神殿。このお堂が一番の賑わいでした。
▼厄神殿外陣の大提灯には厄神明王と書かれています。
釈迦院は尊鉢厄神厄除けの寺院としても著名で、厄除大祭(毎年1月18日~19日)には大勢の参拝者で賑わうそうです。
▼内陣両サイドに金剛力士が睨みをきかせています。
▼お一人でお立ちのお大師さんに一言ごアイサツをして釈迦院お暇です。
▼ご朱印です。
このお寺も綺麗なお寺です。境内整備には相当力を入れられているのが一歩境内に足を踏み入れた瞬間判ります。丁度ご近所のご婦
人方が本堂の掃除をされているところにお邪魔したんですが、それはそれは丁寧な仕事ぶり、しかしおかげで本堂を覗くことは出来
ませんでした。
釈迦院 オ シ マ イ
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