(2017.10.14訪問)
これから訪ねる瑞光寺は山門と本堂が茅葺き屋根という、街中寺院では珍しいお寺です。寳塔寺からほんの70~80m、スグそこに
見える距離に瑞光寺はあります。例により歩いている人が見当たりませんし、山門前も閑かなものです。
▼これが噂の茅葺き山門。ぼつぼつ葺き替えが近いのかな。
[ 瑞光寺 ]
●山号 深草山 (じんそうざん)
●寺号 瑞光寺 (ずいこうじ) 正称元政庵瑞光寺
●宗派 日蓮宗見延山久遠寺派 (にちれんしゅう)
●開創 明暦元年 (1655年)
●開山 元政上人 (げんせいしょうにん)
●本尊 釈迦如来坐像
▲拝観 境内自由 朱印300円
▲http://zuikouji.jiin.com/
▲京都市伏見区深草坊町4 Tel.075-641-1704
▲京阪電車「深草駅」下車 東へ徒歩約10分
JR奈良線「稲荷駅」下車 東南へ徒歩約15分
名神高速道路「京都南IC」約20分
阪神高速京都線「上鳥羽」出口から約15分
▼寺号が書かれている山門扁額。
瑞光寺縁起 (瑞光寺HPから抄出)
瑞光寺は開祖元政上人開祖の「元政庵瑞光寺」といい、別称「竹葉庵」とも称します。 明暦元年 (1655年) 元政上人は、洛南深草の
里旧極楽寺に草庵を結び、庵の名を章安大師の故事にちなんで、称心庵と名付けられました。これが瑞光寺の始まりです。
▼鐘楼。
▼秋の匂いがそこはかとなく……、
左に曲がると短いですが参道で、植栽をはじめ境内は素晴らしく整っています。
▼ここまで来ました錦秋の彩り。
▼これが噂の本堂。ドッシリした茅葺き本堂、どうですこの貫禄。寛文元年(1661年)建立。
▼寂音堂と書かれている本堂扁額。
▼本堂内陣須弥壇。中央上段に本尊釈迦如来坐像がお坐りです。
▼本尊釈迦如来坐像。体内に五臓六腑を添えたお釈迦さんです。
▼茅葺き屋根の稜線がやや丸みをおびていますね。どこかホッコリしませんか、田舎の我が家みたいに。
▼境内。
▼金運の白龍銭洗弁財天。霊験あらたかな不思議な開運の神様だそうです。
▼銭洗池。「お金」を龍神神体より流れ出るお水で洗い大事にお持ちください。ご縁日の「辰の日」「巳の日」にお参りして「お金」
を新しい「お金」と入れ替えて下さい。財運・金銭運の幸運が授かります。瑞光寺最大のPRでした。
▼いやらし~い雨がパラパラ降りだしました。境内は心なしか沈み込んでるようです。
▼ご朱印です。
極々小さいお寺です。日蓮宗のお寺というと開祖日蓮さんの像が境内を睥睨したり、七字名号の額が目につきますが、そういったも
のはなく、あくまでも街寺、武士出身の元政さんのお寺と云う感じ。しかし境内の中でひときわ茅葺き本堂の存在感が突出、入堂は
出来ませんでしたが、格子戸から覗くと荘厳質素な内陣に本尊釈迦如来が静かに坐り、堂内の主役としてやはりその存在感は並では
ありませんでした。
瑞光寺 オ シ マ イ
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