塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

遠藤保仁のいないガンバ大阪

2010-01-02 19:37:26 | 日記
 天皇杯決勝は4-1でガンバがグランパスエイトを粉砕。見事2年連続で栄冠を勝ち取りました。僕は仕事のためこの試合の映像はおろか、ダイジェストも見ていないのですが、遠藤がガンバの4点全てに絡む動きを見せたと言う事は耳にしました。

 逆説的な意見になりますが、今回の優勝によってガンバの首脳陣は、遠藤不在というリスクマネージメントについて改めて手腕を求められていると思います。

 遠藤今回のワールドカップ以後、仮に海外から獲得のオファーがあれば、真剣に移籍を考えると言われています。2009年のアジアMVPに輝き、31歳という熟成した大人の選手を「欲しい」と思う欧州クラブは、僕らが思うよりもずっと多い気がします。
 
 しかしそれ以上に「ガンバから遠藤を掠め取ろう!!」という野心を抱いたJ1のクラブが、今まで現れなかったことの方が驚きですね。例えばレッズはトリニータから梅崎を、そしてサンフレッチェから柏木を獲得しましたが、あくまで有望株という位置付けであって、「他のクラブから主力を獲得して、戦力基盤を揺るがそう」という意志ではありません。

 レッズはバイエルン・ミュンヘンと業務提携していますから、他クラブの主力獲得に関して何らかのレクチャーがあっても良さそうですが、そういった動きは無いようです。
 ドイツではクローゼやマリオ・ゴメス、移籍しましたがポボルスキにヤンゼンと老いも若きも、代表の主力の多くはバイエルンのジャージを纏ったことがありますからね。

 遠藤が現在までガンバの留まり続けた理由は
 1・ガンバが西野監督就任移行、優勝争いの常連になったこと
 2・彼自身が病気で体調を崩すことが多かった事
 3・キャプテンだった宮本がオーストリアに移籍してから、名実共に遠藤がガンバの象徴になったこと
 この3点が考えられます。

 ただ理由2にように、遠藤が病気での長期離脱、そして警告による出場停止処分など、遠藤不在のオプションは遅かれ早かれ考えなえばならないガンバの課題といえます。
 宇佐美のような若い選手はこれからの選手ですし、橋本や二川は遠藤とは性質がちがいます。一番簡単な方法は外国人選の獲得でしょうが、首脳陣とファンの一番の希望は、彼が引退までガンバの選手でいてもらうことかもしれません。
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銭湯とサッカーの共通点(2)

2010-01-02 16:19:40 | 日記
 僕のご贔屓にしている銭湯は、超音波のジャグジーを含む浴槽が3つにサウナ、外には足湯があって何と「無料」です。!!更衣室も広くて自販機も数多くあり、店舗の一角には整体のお店もあるため、地元からの支持は絶大です。

 長野県は多くの温泉があることで有名ですから、例えばの話長野パルセイロがこうした北信州の温泉街、または地元の銭湯に協力をよびかけて、ファンの拡大ができないものかと思うのです。

 例えば
 「シーズンチケットホルダーの方が来店された際、入浴料金の割引サービスOK」
 「パルセイロが勝利した日にパルセイロファンが零点したら、ドリンク一杯無料サービス」とか。

 もちろん僕が勝手に考えただけで、こんな銭湯の経営を圧迫するようなサービスが実現できるとは思いません。ただ前回もお話したように、ポスターの掲示やグッズの販売などの協力は仰げるのではと思います。

 40代、50代の銭湯ファンの中にはパンツが「カルバン・クライン」だったり、履いているスニーカーがニューバランスやナイキだったりすることもあるので、ファンになってくれればタオルマフラーやTシャツ、レプリカジャージを購入してくれる可能性もあります。

 新しいファングッズとして、男性用のニットボクサーを発売したら面白いかもしれない。僕ならそのニットボクサーを履いて銭湯にでかけるかもしれません。それで会話ができるなら面白い試みではありませんか。

 荒唐無稽と言われればそれまでですが、今家族皆が話題にできることが少ないからこそ、家族の共通の話題にサッカーが取り上げられたらと思うんです。別に難しい戦術論ではなく、勝ったか負けたか。それでもいいと思います。殺伐とした空気が流れている今、サッカーができる役割は、僕達ファンが考えている以上に大きい気がします。
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銭湯とサッカーの共通点

2010-01-02 15:57:37 | 日記
 今両親と地元の銭湯に出かけてきました。風呂につかりながら僕の頭をよぎったことは、「銭湯がサッカーファンの語らいの場所としてきのうできないものか」というものでした。

 銭湯とサッカー場には共通点があります。
 それは「寄り合いの場所」言い換えれば「社交の場」という点です。
 銭湯には入浴の際の厳密なルールがあります。例えば湯船につかる前にお湯を体にかけ流す、体を洗う際は他人にお湯がかからないようにする。などがそうです。もしこれらルールを守れないのなら、他のお客や店主からクレームがきても仕方がありません。
 でも注意点を素直に受け取り、入浴方法を改善すれば何の問題もありません。むしろおしゃべりを楽しめるかもしれません。
 作家のカン・サンジュン氏の言葉を借りるなら、「社会に承認される。」と言う意味になります。話し掛ける人も注意する人も、相手を承認しているからこそ話し掛けたわけですからね。

 サッカー場でも同じです。ペットボトルの持ち込み禁止や公共機関の利用など、観戦を続けることで観戦マナーがわかってくる。そして僕はまだ顔馴染の方はいないのですが、顔馴染のサッカーファンができて、一緒に応援を楽しめるようになるかもしれない。

 僕は人付き合いが得意ではない方で、皆でパーティをするより家で本を読んでいるほうが好きなのですが、自分ひとりで生きているというよな、思い上がった考えは全くありません。ですから時には我慢して社交することも必要だと考えています。

 銭湯にくるお客がサッカー、もしくは地元にサッカークラブがあるかどうか関心があるかはわかりません。でも許されるならポスターの掲示やグッズの販売などできたらどうかなと思います。
 別にサッカーでなくてもいいんです。野球でもラグビーでも、大河ドラマの話だっていい。皆が話題となるような場所として銭湯が機能して、そこに少しサッカーのもてなしがあったなら、クラブが新規のお客を獲得できるチャンスになるかもしれません。
 
 年齢に関係なくひとりで暮らしている人は、他人と話す機会は限られていますからね。大学時代の僕がそうだったので、他人と会話をすることは人が生きていくうえで、やはり大きなウエイトを占めると僕は考えています。

 イタリアでは「バール」が皆の社交の場として認知され、お洒落をしたお客がおしゃべりとコーヒーを楽しんでいると聞きます。
 
 日本にはバールがなくても銭湯はある。という街は多いと思います。地元クラブの練習場やクラブハウスは行ってみたいけど敷居が高いと感じるファンも、銭湯ならば気軽に立ち寄れると思います。

 銭湯で汗を流してサッカー談義に花を咲かせるというのは、僕個人おもしろい試みだと思うのですが、皆さんはどうお考えになるでしょうか。
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