塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

カメルーンがドタバタしている

2010-01-23 22:38:02 | 日記
 アフリカ選手権の映像をダイジェストで見ましたが、カメルーン何だかドタバタしてますね。特にディフェンスラインの安定感が乏しく、エースのエトーも後方からの押上が無く前線で孤立しているようです。今のカメルーンならば日本にも付入る隙は充分ありそうですが、さすがに本大会までにはしっかり修正してくるでしょう。

 ほんのわずかのダイジェストを見ただけの僕の印象と、90分通して見た方の見解とは大きく異なるのは承知の上で、今のカメルーンが抱えている問題点は以下の点になると予想します。

 1・ディフェンスラインと中盤の間にオープンスペースが生まれ、相手にその空間を有効活用されている。
 2・ディフェンスラインが急造で、GKとの呼吸があっていない。

 カメルーン守備陣が予想以上の綻びを見せているようですし、このまま勝ち進むことは難しいように感じます。ただ監督のル・グエンはフランス人。カメルーンの公用語はフランス語ですから、通訳を介さず意思疎通が図れる点を考えると、何かしらの変化があるかもしれません。

 ただル・グエンにしても今大会の結果次第では監督の椅子が危ういかもしれません。
 彼が栄光を味わったリヨン時代、フロントにはジャン・ミッシェル・オラスという、名うての会長が精力的にクラブをバックアップしていました。彼がその後率いたレンジャーズ・グラスゴーとPSGには、オラスのような明確な指針を持った会長、そしてフロントからのバックアップが得られませんでした。

 正直カメルーンのサッカー教会にはル・グエンをバックアップする手立てがあるように思えません。ですから彼がこのままカメルーン代表監督として南アフリカに向かうには、このアフリカ選手権で優勝、最低でも4強進出は必要のように感じます。

 アフリカ出身の選手とファンからすれば、アフリカ選手権は僕たちが考えている以上に重みのある大会と捉えていますからね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする