塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ほくそえむユナイテッド、慌てるであろうオランダ・サッカー協会

2014-07-07 23:41:20 | 日記
 僕がオランダ・サッカー協会の人間ならば、今頃こう呟いているでしょう。

 「ファン・ハールとの契約をもっと慎重になるべきだった」

 オランダは過去3度のワールドカップ「準」優勝という、どこか皮肉めいた実績を持ちますが、日本からみれば決勝に3度進んでいるだけでも凄い事なのです。

 しかし、今回のオランダは3度目の正直ではなく

 「4度目の正直」

 で、遂に悲願の世界王者に輝くかもしれません。

 特に今の代表は、クライフ、ヤンセン、ニースケンスにクロルという、キラ星が輝いた1974年の代表を上回る潜在意識と団結力があるように思えます。

 「優勝監督を簡単に手放し、その後の後任人事」

 でオランダは新たな悩みを抱えるのでしょうか。

 僕はフランク・デブールが候補者として最適のように見えますが。

 ファン・ハール招聘は、ユナイテッドにとっても大きなニュースです。

 まだわかりませんが、彼らは

 「世界王者の指揮官」

 招聘に成功するかもしれませんし、格だけで考えればペジェグリーニだけでなく、モウリーニョ、ヴェンゲル、ロジャースといったプレミア制覇を争う他のクラブの指揮官を簡単に上回ります。

 「フェライニをファン・ハールはトレードに出すようだ」
 「香川は指揮官好みの選手ではあるが」

 まだワールドカップ本戦が終わっていないのに、随分と騒がれていますが、アヤックス、バルサ、バイエルン、AZでの足跡だけを考えても、最近のファン・ハールは

 「過小評価」

 されていたのは事実ですね。
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い買い物、名門の持つ美意識

2014-07-07 23:33:00 | 日記
 ユヴェントスのように100年の歴史を持つクラブで、3年に1回の割合で優勝してきたクラブは、おのずと選手が襟を正す環境ができます。

 中村俊輔が

 「セルティックには、ただドアの開け閉めだけを受け持つ従業員がいる」

 と驚いたように、その国を代表するクラブは戦績だけでなく、従業員、ボランティアもい意識をもって与えられた役目に取り組むからこそ、相手に畏怖の念を与えるのでしょう。

 特にユヴェントスはイタリアのみならず、欧州に名を知られていますし、ジャンルイジ・ブッフォンがパルマから移籍した後、更に凄みを増したのは、ユーヴェに漂う空気が

 「背筋を伸ばす」

 作用があったのでしょう。

 デルピエロのように、パドパから移籍して旗頭になった選手もいますが、大抵の場合、選手の方が

 「いつかあそこで」

 と思う物です。

 「ユヴェントスは勝ってこそ意味がある」

 という考えは傍から見れば周囲に敬意を払わない、不遜な考えのようにみえますが、この態度を取り続けるからこそ、選手たちは成長し、同時に大きな批判と隣りあわせなのですね。

 僕は土曜日長野に出かけた際に、英国王室御用達として知られる

 「コーギー」

 のウール・ソックスを買い求めました。

 靴下は消耗品ですから、いかに高い代金を払っても案外早く駄目になるかもしれません。

 でも、こうした歴史に名を刻む名品を着用する事で、僕も背筋を伸ばして、物に相応しい態度、表情を用意できたならば、人間として貴重な体験が出来ると考えたのです。

 ルイ・ヴィトンの商品を持つ人間は本国フランスよりも多いであろう日本。

 彼らの持つ格式、品質を念頭に置かなければ、それは意味の無い買い物になる危険性があります。
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日本人は反省が苦手なのか

2014-07-07 00:59:32 | 日記
 サッカー批評は4年前、「勝因と敗因と未来」と言う形で南アフリカ大会を結果、メディアの取材内容、ザッケローニ監督招聘を吟味しました。

 セルジオ越後氏が

 「日本と強国の差はメディアにある」
 「次から次へと話題を切り替えて、反省をしてこなかったね」

 と口にします。

 僕だけでなく多くのファンは同様の考えを抱いています。

 サッカー批評は最新号で上記の48号と同様の企画を行い、新監督招聘から合宿、ブラジルでの結果を振り返ると思いますが、セルジオ氏もここまで口に出したなら、

 「自分がしばしば出演するテレビ、やべっちFCで反省点を促したらよいのに」

 と思います。

 6月29日放送分はそれらしき内容でしたが、僕は一度きりではなくて多角的に声を拾い、継続的に続けても良いと思いますが、現場はつまらない企画だと感じているのでしょうか。

 「自分たちのサッカー」

 日本代表が唱え続けたこの正体、僕はマイボールを大切にするサッカーだと思っていますが、イタリアが2大会連続グループリーグで負けているように、組み合わせ云々ではなく、今は16強にたどり着く事さえ難しいわけです。

 ですから高望みすることなく

 「16強進出が随時可能なサッカー」

 を追い求める、言い換えれば現実を見ることも必要だと思います。

 アルゼンチンのような伝統国ですら、4強進出は1990年以来なわけですし、ブラジルだって2002年以降は躓いていますしね。
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